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〜異世界冒険記5〜その2

〜ワタル達が村であれこれしていたと同時刻頃〜


「ーー遅すぎる!」

1人の魔族がふんぞり返りつつイライラしながら地団駄を踏んでいた。その様子を見ていた周りの魔族達は怯えながらヒソヒソとこんな事を話していた。

「ーーおい、お前何とかしてこいよ!」

「そっちが何とかしろよ!」

そうやって互いにご機嫌取りをさせようとしてい者達も居れば

「……俺、偵察に行ってこようかな…(チラッ)」

「…なら、俺も…(チラッ)」

キョロキョロと周りを見渡しつつ偵察と称して何処かへ逃げようとする者達も居た。前者に対しては特に何かされるような事は無かったが、後者の魔族に対してはその大半が逃げる途中で

「ーーおい、何処へ行こうとしてるんだ?」

リーダーの側近らしい人達にバレてしまっていて、その見つかった魔族達の大半は

「…ええっとですねーー」

「…そうですねーー」

と言って言い訳を始めるも結局最後には

「……大人しくしています…」

「……申し訳ありませんでした…」

そう言って元いた場所へと肩を落としながら戻って行っていた。


 

 そんな魔族達の様子を物陰に隠れつつジッと眺めていた()()()()()()()()は真剣な表情で

「…今の魔族達ってこんな風に上下関係がハッキリ分かれちゃってるのね…」

そんな事を呟きつつ手元に持っているスマホで

「ーーーー」

とある人物へと連絡をしていくのだった……

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