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〜異世界冒険記5〜説明を聞き終わってみた
「ーーうん、そんな感じだね〜」
そう言ってマオウは全ての説明を終えたかのように言い、そして伸びをしつつ
「じゃあ僕は先に森へ向かってるから、ちゃんと後で来てよ〜?」
そう言ってスタスタと家を出て、そして目的地である森へと向かって行った。
〜マオウを見送ってから10分後〜
「ーーさて。そろそろ森へ行けばちょうど良いかな?」
そう言って僕は事前に用意しておいた『保険用のバック』を持ちながら立っていた。ちなみにだけど、このバックに関してはマオウがここを出発した後に僕が勝手に用意をしておいた物なのでマオウは中身を一切知らない。なので完全に僕の独断で用意しておいたものなんだけど、多分…いや確実にーー
「…必要だよね」
そう呟きつつ、流石にそろそろ行かないと時間的にも危ないので僕は玄関へ行き、そして靴を履き終えた後に
「行ってきます」
そう言って家を出発するのだった……