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〜異世界冒険記5〜目的地までの道のりにて……
サクラと別れた僕たちは仲良く3人揃って歩いていた。より具体的に言うと僕の腕をマリとクロのそれぞれが掴んで歩いているので、客観的にみるならそれこそ『リア充』という言葉が当てはまるんだろうけど……
(…マリに掴まれている右腕、そろそろ感覚がなくなりそうなんだけど)
マリに掴まれている腕がもう限界を迎えそうなくらいに圧迫されながら歩いているので、正直デートというより拷問を受けている感じになっている。なのでそろそろ離して欲しいところなんだけどーー
「今日は久々にワタルやクロと遠出か〜!楽しみだね?」
「そうですね、私も久しぶりの遠出ですので楽しみですよ!」
こんな感じで2人が僕との遠出を楽しみにしながら思いっきり腕を掴みながら話すので
「そうだね、僕も久しぶりの遠出だから楽しみだよ〜」
そう話すしかなかった。そうして僕は心の中で
(耐えてくれよ、僕の右腕!)
なんか主人公っぽいセリフを考えながら目的地へ向かうのだった……




