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〜異世界冒険記3〜…その後?

ん〜、あまり言いたい事がまとめられなかった、そんな印象を受ける回となってしまいました。

まぁ、そんな中途半端な回ではありますがどうぞよろしくですm(_ _)m

 僕の伝えた事で拗ねてしまったエルだったが

「…やっぱり私ってそんなキャラに見られてたんだ…。ねぇ、シャル?」

「…わざわざ確認をする必要は無かったと思われますが…」

不意にシャルの方を向きながらそんな事を尋ねていて、その問いかけにシャルはそんな風に返事をしていたので

「…もしかして何かを()()()()()?」

僕は思った事をそのまま2人に伝えてみた。

するとエルが僕の方に振り向き、そしてこんな事を僕に伝えてきた。

「いや、特に深い目的はなかったんだけど、誰か分からないけどやらかすなら誰か、みたいな事を調べたかったのよ。 

 で、きっとシャルは()()候補に挙がるだろうって、そんな事を言ったのよ!

で、そんな訳でさっきみたいな質問をシャルにさせてみた訳なんだけど…」

「結局、シャルの予想通りになってしまったと?」

「…そう、なのよね。」

途中で僕の相槌が入ったけれど、まぁこんな事をエルから聞いた。

(…エルは本気で言ってるのか?)

話を聞き終わった僕は思わずそう考え、そしてシャルの様子を確認してみた。そして僕と目が合ったシャルは無言のまま

「…………(コクコク)」

そうやって僕の考えに同意しているみたいに頷いていた。そんなシャルを確認した僕は

「……嘘、だろ?」

思わずその場で膝をつきながら両手を前に出す、いわゆる絶望した時の様な態勢をしながら僕はそう呟いた。

 そしてそんな僕の呟きは、どうやらエルには聞こえていなかったらしく、いきなり僕がそんなポーズをしたのでエルは

「…何で落ち込んでんのよ、ワタル。」 

そう僕に声をかけてきていた。

(…少しは()()()()()()()()()()()()()()…。)

僕が膝をつきながらそう思っていると

「…ねぇワタル、()()って何?」

エルがそう言って僕の目の前に1冊の本を差し出してきた。

「…これ、何?」

突然目の前に現れた1冊の本を前に、僕はそんなありきたりな質問をしてみると

「私にも良く分からないけど、いきなり目の前にこの本が現れてきたのよ。」

これまたエルもそんなありきたりな返事を返してきていたので

「とりあえず本を借りるね、エル。」

「ええ、良いわよ。」

そう言ってエルから本を借りながら起き上がり、そしてまずは『題名』を確認してみた。

するとそこにはこう書かれていた。


『〜異世界冒険記〜異世界へ行ってみた』


「…う〜ん、これは…良いのか?」

本の題名を確認した僕は思わずそう嘆いてしまった。

(…まぁ確かに?これならエルに簡単に振り返ってはもらえるけどさ?…色々と問題、起きない?)

そんな事を考えていると

「…ワタル様?どうされたのですか?」

横からシャルが心配そうに尋ねてきたので

「…これ、エルに見せても大丈夫かな?」

僕は持っている本を『題名』が見えるようにしながらシャルに見せてみると

「………問題は、ないと思われますが…。」

シャルはどことなく引き攣った顔をしながらそう答えていた。 …まぁそうなるよね、普通は…。

 そうしてシャルに本を見せていた僕だったが

(…ん?本に付箋がついてる…。)

よく見ると本にはところどころ付箋が付いているページがあったので僕は、試しに1番手前の付箋が付いているページを読んでみた。

 するとそこには、とある物語の『1話目のストーリー』が書かれてあった。


……え、何の1話目かって?それはもちろんこの()()の1話目だよ?

 まぁ何となく分かってたけど、発動しちゃってたね、『箱の力』 

…箱の力については、もう説明は要らないよね?

さて、それじゃあ本編に戻ろうか!


 ↑の様な要らないだろう説明をしていた僕だったがそんな説明中も本の付箋の付いているページを読み進めていたが

「よし、これなら問題はないね。」

全て読み終わった所、特にこれといって問題は見受けられなかったので

「これ、エルに返すよ。」

そう言って僕はそのままエルに本を返した。

「よろしいのですか、ワタル様?そのままで本を返してしまっても。」

僕の横ではシャルがそう言って心配をしていたが

「うん、別に問題は無かったよ。」

僕はそう言ってシャルに心配をする必要はない事を伝えた。

「…ワタル様がそう仰られるのなら良いのですが。」

シャルはそう言って、まだ少し不安が残っているかの様にしていたが

「…ええっと?それで結局はこの本って、一体何なの?」

エルがそう言って話に割り込んできたので、僕はシャルとの会話を中断してから

「…『説明本』かな?」

少し疑問系にはなりながらも僕はエルにそう返事を返していた。そして僕は続けて

「とりあえずエルはその本を読んでいて欲しいな。ちょっと僕達、朝ご飯を食べたいからさ。」

そうエルに提案をしてみた。

…知っているとは思うけど、僕達はまだ朝ご飯を食べていないのだ。そしてみんなには聞こえてはいないだろうけど、僕やシャルは先程から何度もお腹が鳴っている。

 そんな僕の提案にエルは

「…朝ご飯くらい、食べてから海に来なさいよ…」

そう言って僕の提案を呆れながらもエルは受け入れてくれたので

「それじゃあ僕とシャルは一旦村に戻るね。

まぁ、30分位かかるかも知れないからゆっくりその本を読んで待っててよ。」

と言ってエルに伝えた後

「じゃ、また後でね〜。」

僕はそう言って別れの挨拶をしながらエルの元を離れていき、エルは

「ごゆっくり〜」

そう言って本を読みながら挨拶を返していた。

「…はあ、どうなっても私は知りませんよ…。」

そしてシャルはというと、そんな僕たちの様子を見てため息をつきつつも、僕の後を追って村に帰っていった…………。



 

明日は久々に村での様子を書いていけそうです。

(村が今どんな感じか、覚えています?)

まぁ村でも色々とありますが、先に海での騒動を解決させようと思っていますので、どうかそのように…。

それではこれにて後書きを終わりますね。

また明日〜!

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