〜Day1その三〜 自己紹介、ベットインダァーイヴ
「はい、これから一人一人自己紹介をしてもらうぞー」
自己紹介か。何について話そう。好きな食べ物。好きな漫画。それとも僕の趣味とか?
「では発表する人は立って、自分の名前、好きな食べ物、後は……好きな神話でも言ってもらうか」
え、好きな神話!?どうしよう……神話はわかんないよ……。
周りも同じようにがやがやしていた。
「ねぇねぇルーシェー、どする?神話俺知らんのだけど」
「僕もよくわかんないけど知ってる話がある神話にしようかな」
僕も正直神話なんて分からない。知っている神話でもその一部しか分からない。でも好きな神話にしちゃえばいいか。
ガラガラガラ
「一番 石田 颯人っす。好きな食べ物はチャーシューっす。好きな神話は……特にないっす!」
いろいろ突っ込みどころ多いけどとりあえずチャラ。でもチャーシューが好きなのか。何が好きだろうがなんでもいいけど。ってか最後胸張って言えることじゃなくね!?こんなひとり演技してる自分……なんか悲しい。
…………。
「三番 エルフィン・美華と申す。好きな物は激辛カレーだ。好きな神話は日本神話だ。皆の者よろしく頼む」
かっこいい凛とした女の子だ。僕もこんぐらい堂々とした性格になりたい……。
…………。
「八番 カフィン・エルエンと言います!好きな食べ物は〜、ケーキとかです!好きな神話は北欧神話です!」
元気で活発そうな女の子だ。少しぶりっ子かな?……
…………。
おっと、もう次は僕か。
「二十三番 ファール……」
「わっちも紹介してくれなのです!」
「うるせっ、お前はだまって……あ」
周りはきょとんとした顔で僕を見つめていた。
爆発しそう……。
「ファール・ルーシェと言います。好きな食べ物はレタスです。好きな神話はギリシア神話です。よろしくお願いします」
声が小さいながらも言いきれた。これから何事も無ければいいんだけど……。
…………。
「二十九番 ラフ・エルアです。好きな食べ物は果物です。好きな神話は特にありません。どうぞよろしく」
なんか癒される優しい声。これでみんなの自己紹介が終わったか。一旦休憩になるらしい。
「さぁ、終礼するぞー」
そう言われみんな席に着く。
「礼」
「さようなら」
家に帰ってゆっくりした後外食に行くようだ。久しぶりだな。
「いただきまーす!」
……。
…………。
………………。
「ごちそうさまでしたー!」
美味しかった。何事も無い。良かった平和だ。
家に帰って部屋に行く。そのままベットインダァーイヴ。気持ちいい。今日はいい夢見れるかも。
今日はこのまま寝てしまった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。感想、アドバイス待ってます!これからもよろしくお願いします。