我が家の猫が可愛すぎて困る件について4!
これが俺の見た夢だ!!www
俺は自分の潜在的能力にここまで恐怖したのは初めてだった。
「どうした貴様ら!、まさかあれだけの事をほざいておきながら、その程度なのか?」
「なんてこった、利明の運動神経がここまでズバ抜けていたなんて知らなかった」
「アイツなんで避けられるんだよ!?、まるで当たらねぇ!」
「ッ噴!詰まらん!、詰まらんぞ貴様ら!、話にならんな、そろそろ時間だ……ソロ討伐をはじめようではないか!!」
それは体育の授業が始まる前に起こった。
「利明~………いちいち猫連れてくんなよ教室も汚れるし……」
「バカ!中山!今利明の猫に関しては触れるなって言っただろうが!」
「中山………貴様今なんと言った?」
「利明ー!ほら聞き間違いだよ大丈夫だ!なんにも心配ない!だから止めよう!、その血走った目を止めよう!」
「だってみんな感じてるぜ?、迷惑だってよう」
「中山~ーー!!やめてくれよ!止めようとしてんのに!」
「河上、下がっていろ………狩りの始まりだ」
「利明ー!マジで猫は呼ぶな!今日はこれ以上はマズイ!」
「仲間を呼ぶまでもない、このような下船な輩は我がソロ討伐してやるわ!!」
そんなことから始まったのだ、利明対利明が嫌いな奴らによるドッジボールが。
そして利明の運動神経は凄かった、30分間も玉を避けているのだ、主にアクロバティックに!
「よし、こい愚民共!」
「愚民じゃねぇ!!」
クラス一の力自慢が投げたボールを、利明は片手で軽々と止めた。
「どうした?この程度なのか!、まだクック先生の方が楽しませてくれたぞ!」
「嘘だろ!?、ありえねぇ!」
「あと三回チャンスをくれてやろう、ほら」
利明はそう言うと、ボールを相手の陣地まで届くように転がした。
「くそ!、なめんなよ!」
全力で投げたボール、だがことごとく止められる。
「あと二回だ」
そう言ってまたボールを転がす。
「クソォオオ!」
どんなに力を込めても止められる、そんな完全に勝てない相手を目の前にして、中山以外のほかの仲間は恐怖のあまり立ち尽くしていた。
「チクショォオオ!」
「…………貴様らはしょせんラ@ポス以下ということか、俺の相手をするならせめてラー@ャン以上の強者を連れてこい!、詰まらん………もう終わらせよう」
利明はそう言うと、ボールをなんの構えもせずにまるで弾丸のような早さでボールを投げ、男子一人を吹き飛ばした。
「ブゥフ!!」
「な!?、ありえねぇ……ありえねぇよぅ」
「言っておくが降参はないぞ?、逃げようものなら周りに集まった俺の仲間に狩られる」
「な!?、なんだよこれ!」
ドッジボールをしている校庭を囲むように何匹もの猫がこちらを見ていた。
「利明ー!これはマズイっての!、せめて猫を隠せ!、それとお前が一撃でのした体育の先生もなんとかしろー!」
「それは中島、お前の仕事だ」
「嘘だろ!?」
「嘘じゃない」
「嘘って言えよ!」
「嘘じゃない……」
「マジで!?、マジで俺がやんの!?」
「ああ」
「神も仏もねぇのかよ……」
中島は渋々と体育の教師をどっかに引きずって行く。
「俺も疲れてきた、お前ら一列に並べ、それで勘弁してやるわ、その代わりに中山が一番前だ」
「な!、なんでそんな!って俺の後ろに勝手に並ぶなぁああ!」
「これで終わりだ、歯ぁ食いしばれェェエ!!」
「な!?、ちょっとま!、ッギョアアアアア!!」
バタァン!
「男子一同!、中山に敬礼!!」
中山殉職により二階級特進、バカからゴミ屑へ特進、そしてここに最後の言葉を記す、「ッギョアアアアア!!」。
「校長先生、これが体育の授業風景です」
「これがか…………みんな倒れている一人の生徒に敬礼しているが………これが授業風景かね?」
「え?、そんな筈は…………な!?、なんですか!この誰かが死んだような感じの風景は!」
「ようなではなく、死んだように見えるが?」
「そんな!?」
「不祥事が起きてしまいましたねぇ、まあとりあえず理事長、貴方も二階級特進しましょうか」
「なんですと!?」
「まあ死刑執行は全校生徒の前にて」
「そんな!?」
この2日後に理事長が全校生徒の前で全裸で、生徒一人一人に息子を蹴られた事は、世間には内緒である。
「さてと、みんなー!中山の遺体はちゃんと埋めておくようにねー?、俺は鈴タンの所に戻るから~」
「イェッサァア!」
「よろしい」
そして何事もなかったかのように去る利明を見ながら、猫に関しては絶対に触れないようにしようと誓う男子一同であった。
「鈴どうだった?俺は」
「かっこ良かったにゃん!!」
「だろ!、鈴の為に頑張ったからな!」
「ご主人さま大好きにゃ~ん♪」
そう言いながら鈴は利明の胸に飛び込んでキターー(・∀・)ーー!!。
頼む!今日はこれくらいにしてくれ!!、鈴タンとイチャイチャしたいんだ!!、それではサラバ!!。
一方その頃中島は。
「この人どうしよう………俺あんまこの先生好きじゃないし、まあこれでいいかwww」
そう言うと中島はグラウンドに戻って行った。
先生はというと、学校のゴミ捨て場に放置された、翌日警備の人に見つかって病院に送られたという。
続きを書くかはわかりませぬ、書いて欲しいとコメントがあれば、夢を見次第書く予定にしまする!
それでは!、こんな物を読んで頂きありがとうございやした!!