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第五話

あれ? なんでこっちの話が進んだんだろう?


細かいことは置いておいて短いですがどうぞ。

あれからおよそ1年、


それは予想通り訪れた、



漢王朝崩壊の序曲である黄巾の乱。



この時の為に1年あらゆる手立てを用いて情報収集を準備を行ってきたのだ、



とは言ったものの張角・張宝・張梁の三人の情報はあまりにも少なく、

旅芸人の三姉妹で同じ名前の娘がいるという情報程度だった、



そんな時孫策が袁術に呼び出された、



「さて、どうせ無理難題を押し付けられてくるんだろうなぁ、よっと。」


将は厨房でホットケーキを作っていた、






「はーい、出来ましたよ、お嬢様方。」

なぜか将はこの時執事服であった、

将がこの世界に来てからおよそ1年、

世話になった彼女たち(孫策・周瑜・黄蓋・陸遜)への礼の意味も兼ねてお茶会を開くことになっていたのだが、

会の直前に袁術から召喚されるという事態となったが孫策の、


「私のことは気にしないで始めて、私の分はまたこの次に、ね。」


の一言で始めていた、



「どうぞ、私の国のお菓子で【ホットケーキ】と言います、蜂蜜をたっぷりかけてお召し上がりください。」


現在養蜂も上手くいき蜂蜜の採取量も順調だった、


「蜂蜜が甘すぎるという方はこちらの甘さ控えめの【ジャム】も御座います、この後いくらでもお作りいたしますので遠慮せずにお召し上がりください。」


そう言いながら将は三人へと茶を入れる、


「うむ、これは甘いが美味いのう。」


「ふわーっとしていてとっても美味しいですぅ。」


「ふむ、草薙よ、お前にこんな才能もあったとは知らなかったぞ。」



「お褒めに預かり恐悦至極。」



「まあいい、草薙、お前も座れ。」

真剣な表情で周瑜が促す、


「大事な要件だな?」


ああ、と周瑜が返すのを見て先程までの道化じみた表情を捨て真剣な表情で席に着く将、


「黄巾党討伐の件だ。」


「この時期に呼ばれるということはまず間違いないでしょうねぇ。」


「準備はある程度整っておる、あれから1年じゃからの。」


「まずは状況確認だ、兵数は?」


「敵の数はどうじゃ?」


「現在荊州の黄巾党は北と南に二部隊、北が本隊で南が分隊、袁術さんなら間違いなく私たちに北の本隊を当てるでしょうね。」


「なるべく多く集めたいところじゃが。」


「袁術の目を誤魔化しても兵をそう多くは集められないでしょう、多くても一万。」


兵を集めればどうしても袁術にばれる恐れがある為に兵の数よりも練度を大切にしたし、

諜報を大切にした結果だった、


「少ないのう、もう少し増やせなかったものか?」


「兵数差は練度と策で何とかするしかないでしょう。」


「では軍資金ですが。」


「袁術に対する蜂蜜の売上、闇塩その他諸々でそれなりに収入は潤ったものの諜報に割く分を考えると金子も潤沢とは言えん。」


「なぁ。」


「ん? どうした草薙?」


「袁術から引っ張っちまえよ、金も兵も兵糧も。」


「どういうことだ?」


「この手の連中は自分ではやりたくないが手柄は自分のものにしたいってのが相場だ、なら全部出させることで手柄をくれてやりゃ良い。」


「馬鹿な、手柄をくれてやるだと?」


「そうさ、必要なのは最終勝利、それまでの過程なんてどうってことないだろう? これは一石三鳥だぜ。」


「三鳥? ……草薙、お前えげつないな。」

クククと周瑜が笑う、


「? 将さんも人が悪いですねぇ~。」

ウフフと陸遜も笑う、


「ええい、儂にも解かる様に説明せんかっ!」

黄蓋が怒鳴る、





説明中





「草薙、お前、えげつないのう、誰かっ策殿に伝令を、内容は……」

黄蓋はそう言うと近くに居た兵に指示を出す、



「草薙、お前も出陣してくれるんだろう?」

周瑜が将に聞く、


「あ? なんだよ冥琳、今まで俺を連れて行かないつもりだったのか? 俺の考えた作戦だぜ、それに最後の最後は俺がやらなけりゃ無理だろうし。」


「解っているさ、よし、ではすぐにでも出発するぞ、穏は輜重隊の準備をっ。」




そうして俺たちは雪蓮と合流するために出発するのだった。



将の用意したえげつない策とは?



多分これくらいは普通にやると思うんだけどなー


っていう程度のものだと思います、


でわ次回、

ちゃおノシ

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