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第十二話

今回は各陣営に対する報告及び将の感想回。

黄巾党本隊を叩くため俺達は集った、


「壮観ねー。」


雪蓮の言葉通り沢山の旗がはためいている、

皇甫、朱、董、袁、曹、公孫、劉、その他にもいろいろある、

ここに集まった軍勢の全てが黄巾党の本隊を叩く為に来ている、

その数20万、

個々の軍勢でこれを打ち倒すのは不可能だろうがこれだけの軍勢がいればなんとかなるはずである、

とは言っても全ての軍勢が漁夫の利を狙っているだろうからそこも難しいところだ、

徒らに時間だけが過ぎる可能性もある、


「20万か惜しいがな。」


「まだ言っているのか。」

将のつぶやきに応えたのは冥琳、


「【全てを救いたい】なんて言うつもりはないがな、それでもこれだけの戦力、出来ればうちに欲しいと思うんだがな。」


「仕方ないですよ、まだまだ私たちではこれだけの人間を賄いきれませんし。」


「草薙の言う屯田を行おうにも我らにはその土地も少ない。」


「それにこれだけの数の人間を連れ帰ってみろ、袁術に騒がれてしまうわい。」


「仕方ない張三姉妹だけで諦めるか。」


細作の報告では既にめぼしい将は戦死しているらしい、


各陣営の情報も齎される、



皇甫嵩と朱儁、

今この場にいる唯一の官軍、

天の御使いを連れている。




董卓自身はここに来ていない、

彼女は大人しく野心もない上に可憐な少女だという、

華雄と張遼が来ているとの事、

董卓陣営に天の御使いはいない。


俺の知る歴史とは大分差がある、

今の時点で張遼が所属しているってどういうことだとも思ったが、

呂布も既にいるらしいが現在ここには来ていないとのこと。





袁紹は財もあり、人もいる、

何より厄介なのが派手好きのお嬢様、

周りの評価は馬鹿とのことらしいが、

学問の成績だけで言えば悪くないらしい。


だからこそ面倒だとも将は思っていた、

馬鹿と天才は紙一重だ、

そして厄介なことに、


運が滅茶苦茶良いとのことだ、

袁紹陣営に天の御使いはいない。





曹操は覇王たらんとしているとのこと、

全てにおいて完璧を求める、

正々堂々と完全なる勝利を、

既に曹魏を標榜しているとのこと、

曹操陣営には少し前までいた天の御使いは今はいない、

天に帰ったと言っているとのこと。


そもそも魏ってのは河北の領地じゃなかったか?

未だに陳留辺りの州牧なのにそれでいいのかね?


完璧を求める、ねぇ、

自分の足元もしっかりしていない、

そんな状態で漢に喧嘩を売るかのように魏なんて名乗っておいて、

完璧を求めるとか言われてもな、


それに覇王とか言われてもな、

つまりは自分は王道では人を治められない、

と公言しているようなものだ、

注意しておく必要はあるが雪蓮と比べたら一枚落ちるな、

それに天の御使いが天に帰ったって厄介払いしたんだろうな。





劉備は世の中の力ない人を救うために立ち上がったという、

天の御使いを奉じて人と銭を集め義勇軍として戦っているとのこと、

既に諸葛亮や鳳統がいるとのこと、

劉備陣営の天の御使いは、

未来から来た北郷一刀、

特にこれといった能力は無し、

武は一般兵以下、

劉備以下武将達からはご主人様と呼ばれ夜毎に閨に呼んでいるとのこと。


世の中の力ない人の為、

ねぇ、

なんていうか黄巾党よりこいつらの方が宗教じみているんだよな、

自分の考えに共感できない連中は悪、

みたいな雰囲気がな、

あんまり関わりたくはないが、

それと龐統ってこっちじゃ鳳統なのか、

しかし諸葛亮と鳳統が既に劉備陣営にいるっていうのは厳しいな、

諸葛亮はともかく鳳統も、っていうのが痛い、


しかしなんでこいつらこんな閨の情報が漏れるくらいに穴だらけなの?

諸葛亮とか鳳統とか大したことないのか?

それとも人手不足なだけなのか?




公孫賛は全てにおいて普通、

自分が普通なのを悩んでいる、

内政、外交、軍の指揮、

これらをすべて一人でこなしているとのこと、

現在は客将の趙雲がいるため少し楽になったらしい、

公孫賛陣営に天の御使いはいない。


おいおい、

これのどこが普通なんだ?

全部一人でこなしているってだけで普通じゃねぇよっ!!

テトリスで言ったら小さな四角 □ 一個があるみたいなもんじゃんか、

どこにだって使える重宝することこの上ないだろう、

これに近いことをやっているのはうちで言えば冥琳くらいだ、

その冥琳だって一人で全部やってない、

袁紹に滅ぼされる前になんとかならないかな?






将はそんなことを考えながら次への一手を模索していた。





連休中に上がらなかった、

なんてことはないんです、

それは斜悪の仕事が今日からだからw


でわ、

また次回、

ちゃおノシ



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