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一途に想う

作者: 桜 hiro

多分これ、皆に見せたら「キッモ」となるようなポエム

 ───────その恋に気付いたのは、高校を卒業してからだった。

 子供の頃、だらしのない私を許さず、厳しく言う貴女を邪険に思っていた時期はあった。

 高校の頃、ひょんな事をきっかけに再開して、私が忘れているだろう(その頃は邪険に思っていたというのもあるが)から話し掛けずにいた。


『───────さすがになんも言ってくれんのはショックやわぁ』


 しかし、貴女は私の事を覚えていた。

 その時の私は正直、覚えていたことに驚きを隠せなかった。

 そして彼女の真面目さを見て、私はさらに鬱陶しく感じて嫌悪感を増すだけだった。


 しかし、社会に出てから私は貴女の清廉潔白であり、正しくあろうとする姿を思い返しそれが美しく見えていった。

 だが、私には連絡手段も無く想うことしか出来ずにいた。

 だから、


『え、アイツもう付き合ってる人おるで?』


 ある日、友人に告げられたその事実が私の脳裏に稲妻が駆け巡り、失恋をした。

 ───────そう、思っていた。

 しかし、私は今でも貴女を思い浮かべてしまう。

 接点という接点はない。

 幼い頃に何かと言われていただけの記憶しかない。

 だから、気持ち悪がられるかもしれない。

 気味が悪いと、さらに距離が遠ざかるだろう。


 だから、恋仲になれずともいい。

 否、こんな私と恋仲になるよりも貴女には相応の相手が山ほどいる。

 めんどくさい女だと距離を置いて、貴女の良さに気付かなかった私など貴女と添い遂げる価値すらない。

 貴女は貴女が想う相手と結ばれ、幸せになって欲しい。


 私はそれで満足だ。


 何度、桜の花弁が空へ舞う季節が迎えようとも。

 私は、貴女が誰かと夫婦になるまで想い続けよう。



大人になってから、真面目であろうとする人が美しく見えてしまうようになって、その価値観がその時にあればと今でも後悔しています。

ある種の吹っ切れみたいなもので投稿させていただきます。

嗤ってください


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