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聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~  作者: トモモト ヨシユキ
5 資金集めにがんばります!
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5ー5 精霊さんにお願い!

 5ー5 精霊さんにお願い!


 ルゥの話では、この世界では黄金竜は見るといいことがあるといわれる縁起のいい生き物らしい。

 しかも、黄金竜の鱗はお守りとして価値があるものなのらしい。

 「でも、そんなものをどうやって手に入れるわけ?」

 わたしがきくとルゥはにかっと笑った。

 「お願いしてみなよ、トガー。黄金竜は、精霊の一種なんだから、きっとトガーのお願いをきいてくれるよ」

 マジですか?

 というわけで。

 わたしは、翌日の早朝に裏庭の人目につかない場所へと向かうとそこで精霊さんにお願いをした。

 「黄金竜さん、お願いしますぅ!」

 すると。

 なんということでしょう。

 ごうっと凄まじい突風が吹き抜けたかと思うと急に辺りが明るくなった。

 いや、もともと辺りは明るくなっていたから、まばゆくなったというか。

 よく見るとわたしの周囲に何百体もの金色に輝く小さな竜が集まってきていた。

 わたしは、失礼のないように黄金竜のみなさんに丁寧に頼んだ。

 「こんなことをいきなり頼むのもなんなんですが、どうか、みなさんのいらなくなった鱗をわたしにいただけないでしょうか?」

 わたしが頭を下げると、いっせいに竜たちが体を震わせ始めた。

 と。

 あれよあれよという間に、わたしの足元に黄金色の鱗の山ができていく。

 「マジか!」

 わたしは叫んだ。

 「うおー!ありがとう、みんな!」

 

 ジェイムズさんと話し合った結果、わたしは、工業ギルドに頼んでくじの札を作ってもらうことにした。

 木の板に魔道具で組番号と数字をきざんでもらうことにした。

 勝手に書き換えられるのを防ぐためだ。

 こういったことの経費は、すべてご主人様のポケットマネーから出ることになった。

 ジェイムズさんから説明されたご主人様がわたしの懐事情をかんがみて、自ら申し出てくれたのだ。

 というか、エミリアさんとソルジュさんが意外なことに後押ししてくれたらしい。

 どうやら金の匂いに気がついたようだな。

 「これは、面白そうだな。やってみる価値はありそうだ」

 ソルジュさんがいうと、エミリアさんも頷いた。

 「そうね。庶民にも夢を与えてやらなくてはね」

 

 

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