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2ー6 初めまして!

 2ー6 初めまして!


 わたしは、次の休暇の日がくると再び工業ギルドへと出掛けることにした。

 前にルイーズさんに頼んでいた車イスができたという知らせがとどいたからだ。

 わたしは、また例のロブさんの荷車に乗せてもらい工業ギルドへと向かった。

 ロブさんは、わたしにまた愛人にならないかと誘ってきたけど、わたしは、また笑顔でお断りした。

 「そっか、でも、気が変わったらいつでも言ってくれよ、トガー」

 「変わりません」

 わたしを工業ギルドの前で降ろすとロブさんは、笑顔で手を振った。

 「俺は、諦めないぞ、トガー」

 そこは、諦めてよ!

 わたしは、ひきつった笑顔で手を振った。

 工業ギルドでは、ルイーズさんがわたしを出迎えてくれた。

 あれれ?

 わたしは、ルイーズさんの変化を見逃さなかった。

 ルイーズさんは、うっすらと化粧をして微笑んでいた。

 この前は、ぜんぜん化粧っけなかったのに?

 しかし、もともとゴージャスな美女だと思っていたんだが、ここまできれいだとは。

 それだけじゃない。

 ルイーズさんは、まるで少女のように華やいでいて、なんだか、かわいらしかった。

 ルイーズさんは、突然、わたしの手を握って頭を下げた。

 「ありがとう!トガー」

 はい?

 いきなりのことにわたしがきょとんとしているとルイーズさんがわたしの手を引いて工業ギルドの中へと歩き出した。

 工業ギルドの中には、人だかりができていた。

 「ちょっとごめんよ!」

 ルイーズさんは、人混みの中をわたしを引っ張ってどんどんすすんでいく。

 その人混みの中心にいたのは、椅子に腰かけた若い男だった。

 淡い赤毛の情熱的な澄んだ水色の瞳をしたそのイケメンは、男たちに囲まれて酒杯を傾けながら笑顔で話していた。

 「クラウス!」

 ルイーズさんが手を振ると、そのイケメンは、わたしたちの方を向き輝く笑顔を向けてきた。

 「ルイーズ!」

 ルイーズさんは、わたしから手を離すとクラウスさんの方へと駆け寄りそっと頬にキスした。

 クラウスさんも、ルイーズさんのことを抱きよせる。

 熱々だな!

 何?

 この2人、見せつけてはるの?

 「紹介するよ、トガー。これは、あたしの亭主のクラウス。クラウス、この人がトガーだよ」

 「初めまして、トガー」

 クラウスさんが手を差し出したのをわたしは、握りしめて握手をした。

 「ルイーズともどもお世話になっています」

 

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