菜須よつ葉さまからお年玉SS!
はい、今の季節は霜月でございます。
それなのに頂いたSSのご紹介がお年玉……菜須さま、申し訳ありませぬ。(平伏)
多忙を極めている菜須さまは看護師を目指している金の卵さまでございます。
実習を終えられ、今は国家試験の勉強を頑張っている最中だと思います。
無事に看護師さんになれますように、この小さな画廊からお祈りしております。
菜須さまが書いて下さった可愛らしいSS、よかったらご一緒に。
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【看護学生なななん】
『なななん、実習先どこ?』
同じ班の班長の声がした。
『なろう大学附属病院だよ』
嬉しそうに答えた。
そんな、なななんちゃんに班長の紺野君があることを伝えた。
『小野と同じだから、よろしくな』
笑顔で伝える確信犯か!と思わせる様子の紺野君。
『えっ? マジで?!』
驚くなななんちゃんに声をかけるもう一人の人物が現れた。
『なななん、一緒なんだな。よろしくな!』
笑顔で話しかけてきたのは小野君だった。
『小野っち! あんた大丈夫? 大学病院だよ!』
なななんちゃんが、小野君に問いかける。
『おう! なななん頼むな♪』
『何で、私が?』
驚いているなななんちゃんに紺野君が……
『嬉しかったら転がっても良いよ』
そう、なななんちゃんは嬉しいことがあると大学の廊下や実習室でゴロゴロ転がって喜びを表現するのでした。
『転がらないよぉ…小野っちだもん』
『うわっ、俺泣くぞ!』
小野君が、泣き真似をしている。
『放っておこう!』
なななんちゃん、小野君の扱いに慣れてきた様子です。
大学の図書館へ移動し、医療従事者育成DVDを観ながら課題レポートを仕上げようと言う紺野班恒例の、勉強会です。
『ねぇねぇ、どこの範囲する?』
なななんちゃんが問いかける。
『なぁ、解剖生理学の生殖にしようぜ』
小野君のふざけた発言をサラッと交わし今日の講義の復習をすることを紺野君が提案する。
『やっぱり班長だよね』
なななんちゃんが紺野君を褒める。
それぞれの課題に取り組む看護学生たち。
賑やかな紺野班のいつもの風景でした。
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紺野班のメンバーの中に入らせて頂きました。紺野班の中で、班長を担う紺野くんの容赦ない班長っぷりがとても良いなぁと思っております。
そして、小野っち。
いつもハラハラして見守っております。
安心の菜須さま、ハラハラの小野っちの中に入らせて頂いて幸せでした。
菜須さま、ありがとうございました。




