遥 彼方さまからI?SS!
遥彼方さまからI?SSを頂いたのは、少し経緯がありまして。
「恋は甘酸っぱ」という、まぁ甘酸っぱい小説を書いた後にですね、その主人公にはモデルがいるよ、という話を暴露したのですね。
そのモデルが遥彼方さまなのです。
ご本人、運動できないとかなんとか言っていますが、私の中では遥さまのイメージ。
そんな事を活動報告で声を大にして言っていたらですね、こんにゃろーーっつって、私の馴れ初めを即興で書いて贈って下さいました。
……悶絶、、、ぱたり。
これ、出していいのだろうか、というぐらいの完成度です。
……内緒で出します。
ちらりと覗いてみましょう。
****
演奏が終わった後、みんなで飲み屋に来た私は、柚子のカクテルをぐいっと飲んでほお~、と息を吐いた。
ふおおお~、いい演奏が出来た後の一杯は至福~。
私が幸せにニマニマしていると、横からぷっと吹き出す声がした。見ると隣に座った男の人が笑っている。
「ごめん、ごめん。演奏の時と全然違うから、つい」
笑いながら両手を合わせて、小さく頭を下げてくる。
「演奏は演奏、こっちが私の素ですよ」
幸せ気分に水を差され、ぷうっと頬を膨らませて非難の目を向けた。背が低い私が目だけでそれをすると、下から睨むようになってしまう。
その人はうっと声をつまらせて、横を向いてしまった。
「上目遣いは反則だろ」
ぼそっと何か言ったけど、おしゃべりの飛び交う居酒屋では聞き取れなかった。
そんなに怖い顔しちゃってたかな。
心配になった私は、自分の頬をムニムニとこねた。
するとその人はまた横を向いて、ぼそっと何か言った。
「仕草がクッソ可愛い」
さっきからこそこそ何言ってるのー? こっちを見てしゃべってよ。君のほっぺたもぎゅーっとつねったげようか。
むうっと頬を膨らませていると、ごめん、ごめんと謝られる。
「君、フルート吹いてた子だよね?」
「はい。あの、ホルン吹いてた人ですよね」
「そう、覚えていてくれたんだ」
嬉しそうにくしゃりと笑うから、なんだか私にも嬉しさが伝染してきた。
お酒の力もあるのかな。
私はまたカクテルを一口飲んだ。
「ホルンって、オーケストラの要みたいなものですよね」
だからつい、よいしょしてしまったんですよ。はい。ホルン奏者相手に。
「そうなんだよ。いやあ、嬉しいなあ。分かってくれるなんて!」
何を隠そう、ホルン奏者がホルンについて喋りだしたらもう、止まらない。
しまったと思った時にはもう遅くて。彼のホルンへ愛語りは、飲み会が終わるまでの約二時間つづいたのでした。
ま、楽しいからいいか。
なんだかんだで同じ音楽畑、楽器の話は楽しい。
私は話に相槌を打って、時々カクテルを飲みながら、子供みたいに顔を輝かせて語る横顔を眺めていた。
「今日はごめん、ホルンのことばっかり喋って止まらなくて」
飲み会の帰り道、両手を合わせて頭を下げられた。
「いいですよ。私も楽しかったですし」
「ほんと? よかったらお詫びに今度ご飯おごらせて」
「いいんですか? 高いものねだっちゃいますよ」
「ははは。お手柔らかに」
何の気なしに電車に乗り込もうとした私の手が引かれる。
「決まったら連絡するから」
私の手を握って言う彼の顔が、さっきよりも赤くて、目が真剣で。
何で? と首をかしげてから、あっと思った。
今度ご飯って飲み会と違って二人きりだよね?
きゃーーーーーー!!!
今度ご飯って、デートの約束だったーー!
ぶわあっと顔が熱くなる。
呆然と車内に立ち尽くしていると扉が閉まって、電車がゆっくりと動き出した。
どうしようーー!! デートの約束しちゃったよーーーーーー!!!
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴローーーーーー!!!
私は家に帰って一人、転がったのでした。
おしまい。
****
ぐはぁ、、、今見ても破壊力激しい!
えー……事実かどうかは神のみぞ知る。
ただ、これを読んだ時に小さく叫んで倒れました。
(なんで知ってるのーーーーー!!)
ぱたり。
は、遥さま、悶絶SS、ありがとうございました。




