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PKKKの異世界の一人旅  作者: ミルクゴット
吸血鬼の悪足掻き
9/16

9話

ふぅ、なんとか抜けれたか...


気配は察知出来るけど、スピードで負けてるから匂いとかで必ず見つかるんだよな

まぁ! ココに着いたからあの狼共との勝負は俺の勝ちだな!

今も俺の200mぐらい後ろにいる狼に挑発してやる


「ドヤッ!(めちゃくちゃドヤ顔)」


アオォーンッッ(ツギハ、カナラズ、クイコロシテヤルッ)!!!




━━━━━━━━━━━━━━


「おっ、...坊主すげー格好だな。クレイウルフ共にやられたか?」


「ああ、そのせいで服が台無しだよ。いい服屋とかないか? あとギルドと」

「お前、冒険者か探検者だろ? だったら防具やで買えよ。...まさか、知らなかったのか?」

「...ああ、スラム出身だからな。この服もスラムにきた貴族の死体から剥ぎ取ったもんだからな」

「......聞かなかったことにしてやる。あんまそうゆうこと言うなよ。防具店はここからまっすぐ行って、あの大きな建物を右に曲がるとギルドがあるがその隣に防具店があるからな」

「助かるよ、あといい宿はないか?」

その言葉を「待ってましたっ!」と言わんばかりの表情で門番が


「へへ、待ってました! ほい、この紙に書いてある宿にしな! いい宿だぜ? なんたって、俺の娘が経営してるからなぁ!」

「へぇ、ありがとう」

「おうっ! いい冒険を!」


.*・゜ .゜・*.

(ここで、あってるよな)

そこには、三階建ての「ぐっすり停」と書かれた、大きな建物があった


「へぇ、結構いいとこじゃん」

灯輝が入り、中を見渡すと茶色と白を基調としたきれいな宿屋だった


「いらっしゃい! おやぁ、なかなかのいい顔じゃないか。泊まりかい? それとも飯かい?」

「ああ、泊まりで頼む」

「あいよ! 何日止まるんだい? 一泊なら二銀貨(銅貨100枚、銅板10枚)、1週間(7日)なら一銀版(銀貨10枚)だよ!」

「1日で頼む。後で延長するかもしれないが構わないか?」

「ああ! アンタみたいないい顔の奴なら何日でもいいよ!」

「ハハッ、ありがとう」


灯輝は銀貨を渡すと鍵をもらい、自室へ向かった



ふぅ、疲れたな...


部屋に入ると灯輝はベットにダイブする

1週間戦い続けた体をベットに沈めながら意識をブラックアウトさせた


.*・゜ .゜・*.


~夜中~


「ふぅ。よく寝た。ふぁー、今は1時ぐらいか。ギルド開いてるかな?」


灯輝は起きると支度を整え、グレイウルフとの戦利品を持ちギルドへ向かった




「おっ。開いてるな」



「これの買取を頼む」


ギルドの受付にグレイウルフとの戦利品(魔石や毛皮、爪など)を置く


「はい。少しお待ちを.....................

はい。終わりました。全部で金貨(銀貨100枚、銀版10枚)1枚と銀版7枚と銀貨2枚になります」

「んん? そんなに高かったのか?」

「はい、今は魔石の量が少し少ないので割高で査定させてもらいました。」

「へぇ、ありがとう。じゃあ、俺冒険者ギルドに登録してないから登録したいんだが、いいか?」

「はい。大丈夫です。では、探検者ギルドのカードをお持ちでしたら出して下さい」

「ほい」

「ありがとうございます。少々お待ちを...........................

はい、完了しました。では、トモキ様は今からDランク冒険者です」

「? 最初からDなのか?」

「はい、グレイウルフを狩れる実力ならDでも足りないぐらいです。しかし、Cランクは試験が必要なのでD止まりです」

「ほぇー、わかった。ありがとうな」

「いいえ、これも務めですので」

「そういえば、冒険者の説明とかないのか?」

「必要ですか? 」

「あー、一応してくれ。」

「.........分かりました。」

受付の人は不思議そうな顔をしてから


「冒険者の説明は、簡単に言うと何でも屋です。家の修理、子供の子守り、護衛、モンスターの討伐、戦争への援軍━━ほとんどが傭兵ギルドに行きますが━━など、多岐に渡って色々な依頼をこなすのが冒険者です。また、ギルドの信用度として、カードには現れませんが━━カードには実力のみ表される━━ギルトに記録されるので様々な依頼を受けてくれると助かります」


「おけ、理解した。ありがとう」

「はい、ではおやすみなさい」



.*・゜ .゜・*.


~早朝~


ヒュンッ フッ ヒュンッ フッ ヒュンッ フッ

「ふぅ、これぐらいでいいかな。体はアイツらでかなり戻ってきたからな」



「へぇ! 感心するねぇ! きちんと鍛錬やってるじゃないかい!」

「ああ、女将さん。おはようございます」

「おはよう! 女将だなんて言わなくていいよ! お母さんって呼んでくれ!」

「ハハッ、そうですか。では、改めて母さん、おはよう」

「っ! ハハハハハッ!! アンタみたいなイケメンに母さんって呼ばれるとはな! おはよう!!」

「気分がいいね!」といいながら女将さんは仕事に戻る


.*・゜ .゜・*.

灯輝は朝食を取りギルドの隣にある(右に防具店、左に武器店)防具店に入る


「......らっしゃい。何のようだ?」

「服を頼みたい」

「.........どんなだ?」

「壊れにくくて動きやすいヤツ」

「......ちょっと待ってろ」

防具店にいた、少し小さな横幅の大きいおっさんが奥に入ってく

(アレがドワーフって奴なのかな?)


「うちにあるヤツでアンタに会うのはこれか、こいつぐらいだ。気に入らなかったら、ここにはアンタの探しのやつはない。」

「うーん、どっちにしようか。ちなみに値段は?」

「これはBランクモンスターのデビルタランチュラの糸を編み込んだ服だ。伸縮性、耐刃性に富んでいる。金貨1枚だ。こいつは、Bランクモンスターのホワイトタイガーの毛を使った服。耐刃性と耐打撃、耐魔法に富んでいる。金貨1枚と銀版5枚だ。どうする?」


デビルタランチュラの服は暗く澱んだ黒色をしており、タイガーの服は白く清潔感がある


「じゃあ、タランチュラの方で」

「......わかった。なら、これとこれも、あとこいつも買ってけ。1人なんだろ? これだけでも足りないくらいだ」

「へぇ、なんで1人って?」

「勘だ。それに、俺の知り合いにお前と同じ目をしていた奴がいた。

━━━━━━━━復讐を終わらせたヤツのな」


「......。そうか、説教なら要らないぞ?」

「.........ああ、知ってる。お前みたいなやつは、止まらない。止まれないからな、自分でわかってても......。説教ならいらなかったな。全部で金貨1枚と銀版1枚だ」

「ああ、ありがとう」

ドワーフのおっさんからタランチュラの上下の防具(布製なので服に見える)に開錠ルーツ(宝箱の)、回復薬(下5個、中1個)、研石を買った

「砥石の使い方は分かるか?」

「ああ、分かるよ」

「そうか、無茶は止めてくれよ。お前はまだ若い、何でもとは言わない。が、いろんなことが出来る。死ぬな。死んでは復讐した意味がなくなるぞ」

「.........忠告、感謝するよ」

「.........ああ」



「あっ、着替える場所ある?」


「.........誰もいない、そこで着替えればいいだろう」


「助かるよっ」


.*・゜ .゜・*.


へぇ、こんな風に依頼って出されてるんだな


そこには、掲示板見たいのに紙が貼ってあり


Cランク

クレイウルフの毛皮3枚

銀貨5枚

何枚でも持ってきてもいい、最低3枚頼む


Dランク

薬草の採集 5株

銀貨2枚

何株でもいいけど、5個単位で。処理の仕方や綺麗さなどで追加報酬出します


Sランク

グランドドラゴンの討伐

朱金貨(金貨10000枚、金版1000枚、白金貨100枚、白金版10枚)5枚

来年の春までに討伐されなければ取り消し、春の中旬に戦力を募集する

強者求む


灯輝がSランクの依頼を見ていると


「おいおい、ガキがSランクの依頼なんて見てやがるぜww」

「はっ?w 馬鹿だなぁww ママのおっぱいでも飲んでろってww」


灯輝を指差し腹を抱えて笑う2人組が居た


(.........ただの馬鹿か。知らんぷり知らんぷり)


灯輝はCランクの依頼を取り受付に向かう


「おいおいっ! 身の程知らずがCランクの依頼書持ってるぜww」

「はぁっ!?ww 自殺祈願者かよww」



「これを頼む」

「はい、承りました。......あの方たちは気になさらない方がいいですよ」

「ああ、分かってるよ。そこまで子供じゃない」


ホッ、としている昨日の受付


(......見る限り俺の方が強い、が、どんなスキルを持ってるかわからないからな、一応警戒しとかないとな)


.*・゜ .゜・*.

~森~


森に出た灯輝に襲ったのはクレイウルフの皆さんそれと


━━━━━冒険者の2人組だった






(๑ ิټ ิ)ヘヘッ

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