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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

短編集

ファンタジー世界への逆襲

作者: 天織 みお

首都東京第十三区画――近くの山の中腹からその場所を見下ろし、僕はまだ来ぬ輝かしい未来へと胸を高揚させていた。眼下には、もうすっかり見慣れてしまった灰色の瓦礫。雲一つない澄んだ青空とのコントラストが酷く対照的だった。


時々子蝿のように瓦礫の隙間で蠢いているのは、弱者を狩る荒くれ者か首都東京第一区画から第七区画で犯罪を犯して逃げてきた者がほとんどだろう。怯えている一般市民は、もうすっかり狩られ尽くされている。


首都東京を五十に壁で仕切った区画の中で、一番荒れた区画が僕の生まれ育った第十三区画だった。


ほんの7年前は、閑静な住宅街が広がる平和な街だったのに、だ。

たった7年で住宅街は完全に破壊され、人々は姿を消した。


全ての原因は西暦2928年5月21日。突如として、首都東京上空に巨大な時空間を繋ぐ魔方陣が出現し、黒いローブを着た杖を持つ者達と銀に輝く甲冑を着た者達、異世界≪ジャスティス≫からの大軍が現れた。そしてあっという間に世界を、この地球全土を、支配下に納めた。


歯が立たない、戦争とも呼べない一方的な蹂躙。


正にその言葉がぴったりだった。地球の兵器じゃ太刀打ち出来ない、奴等自身が兵器そのものだった。

手のひらを掲げて、火や氷、竜巻に雷を発生させたり、大地を陥没、隆起させたり。自然現象を操る奴等に対して地球上の科学は、赤子同然だった。

時に島を1つ水没させ、山を吹き飛ばし、湖を干上がらせる奴等の奴隷に、僕等は完全に成り下がってしまった。


その時、僕はまだ12歳。


世界情勢は全く分からなくとも、子供ながらに大変な事が起こっているとは理解していた。

通っていた小学校は臨時休校が続き、近所で集まって遊んでいた子供達が一人、また一人と姿を消していくという異常事態でも、僕の周りの世界はまだ平和だったのだろう。


首都東京第十三区画が第一区画から第七区画に密接しているという理由で、スラム化するまでは。


第一区画から第七区画まで異世界からの招かざる客人が地球支配の拠点とした為に、住んでいた地球人は職を失い第十三区画に流れ込んできた。それと時を同じくして、第一区画から第七区画で犯罪を犯して追放された異世界人達も押し寄せてきたのだ。


地獄としか言い様の無い悲惨な場所に、僕達の第十三区画は豹変した。


父親、母親、僕の3人家族で一番最初に被害に遭ったのは、母親だった。

1回目は目の前で拉致された母親が、次の日瓦礫に隠れるようにして泣いているのを見つけた時、何があったのか全く分からなかった。


そこそこ裕福だった僕達の一軒家には地下室があって、父親は母親と僕をそこに隠すようになった。

それから、1年経たないうちに誰にも似ていない妹が生まれた。


第三区画で職を失った父親は日中地上に出て、ハイエナのように食べ物を漁りに行く。外に行く度、痣や骨折をしょっちゅうしていた父親の山のように大柄だった体型は見る影もなく、段々と痩せ細っていった。

だが昔と変わらずに僕と、そして年の離れた妹を可愛がってくれていた。


今思うと、2番目の被害者は父親だったのだろう。


妹が2歳になった頃だった。

父親が3日程帰って来ない日があった。

3日間、生ゴミのような食べ物も食べず、1日前に水も切らしてしまったので、15歳になっていた僕が一人で外に出た。


久し振りに見た、何処までも続く広大な青空と照り付ける太陽がこんなにも綺麗だったのかと感動した。幼い頃は当たり前だった外の世界が眩しくて、思わず手を翳して天を仰いだ。


3番目の被害者は、僕だった。


僕の顔は、中性的で整っているんだと。

僕を拉致した人身売買の異世界の商人は、そう言った。

選民意識の高い向こうの世界の奴等は、自然現象を操る事が出来ない無能な僕等を蔑んでいた。無能のお前らが異世界人の性奴隷になれることを誇りに思えと。


薬で朦朧とした意識の中、自分の身体に群がる女達を何処か遠くの景色を眺めているような、そんな風に見ていた時、声が聞こえた。


『ここから逃げたい?』


――ああ、逃げないと。僕は母さんと美優の元に帰らないと。きっと、心配してる。父さんだって、もうすぐ帰ってくる。


声も出ない、指一本動かせない、その状況でまだ幼いとも言える高い声が聞こえた。


『じゃあ、私が助けてあげる。ほら、君はもう自由に動けるよ』


優しくて甘い音で声の主が囁いた瞬間、僕の視界は突然クリアになって、全身の感覚が戻ってくる。

飛び起きると、僕の上に乗っかっていた女達の殆どはベットから転がり落ちた。呆気にとられて僕を見上げるだけだった彼女達を一瞥して、近くに落ちていたローブを身に纏って窓から外に飛び出す。


羽が生えたように、びっくりする程身体が軽かった。


がむしゃらに走って漸く戻ってきた僕を見るなり、1ヶ月振りだと妹は無邪気に喜び、母親は悲しみと喜びに泣き、足が変な方向に曲がっていた父親は、涙ながらに謝った。

痩せた僕の身体には、至る所に紅い口紅が付いていた。


妹が4歳になった時、とうとう父親が帰って来なくなった。その事が意味する理由を理解出来ない程、僕はもう子供じゃなかった。

母親は悲壮な決意を、僕と妹に告げた。


首都東京第十三区画から脱出しよう、と。


行く宛はない。親戚は一番始めの侵略で、全滅した。

頼る所もないが、此処に居たら間違いなく全員餓死してしまう。

第十三区画に未来は、ない。


朝、地上に出て、何とか夕方に3人無事第十三区画を仕切っている壁まで到着した。

でも、安全はそこまでだった。


首都東京第十三区画と他の区画を隔てている壁の出入口に存在する関所には、異世界人の門番が居た。

彼等はボロボロの僕達を丁重に関所内へと案内して、質素だけれど温かいスープをご馳走してくれた。


昔だったら、想像もしなかっただろう。


薄味の小さく切った野菜と、ほんの少しのベーコンが入ったスープがとんでもない豪華な晩餐だと感じるなんて。


そして、まだ3ヶ月に1回身体を拭けたら良い方だったが、お風呂も貸してもらい、固いベットで一晩泊めてくれた。天国かとさえ思ったのだ。


2回目は僕の目の前だった。


夜中、物音で目を覚ますと、母親と妹が3人の男達に組み敷かれていた。

僕はいつの間にかベットに縛り付けられていて、ただ見ていることしか出来なかった。


母親の悲鳴と妹の泣き叫ぶ声が、いつまでも耳にこびりついて離れない。

とある男は、母親の声が煩いと母親を刺しながら押さえ付けていたし、まだ小さな妹は、あまりの惨劇に気を失っていた。


――何で、何で、僕等がこんな目に。


僕を縛り付けているのはただの縄なのに、どうして僕は逃げられない?

手の届く距離で起こっている、この惨状を食い止めることが出来ない?


『これは、誰のせい?』


声が聞こえた。

またあの、幼いようで大人びた不思議な声。

僕は、それに迷いなく答えた。


――奴等だ。奴等が僕達の世界に来たから。

『母親と妹を助けたいかい?』

――当たり前じゃないか。

『力が欲しい?』

――欲しい。母さんと美優を助けられるなら。

『ふぅん?自分が助かりたいとかじゃないのが不味いけど、まあ良いよ。私が力を貸してあげる。奴等よりも、もっと強い力をね』


声の主は、ふふっと艶めいた声で笑う。


『ほら、君はもう自由に動けるよ』


いつかと同じフレーズ。僕にはもう、迷いはなかった。

身を縛り付けていた縄を力任せに引きちぎり、母親にのし掛かっていた男を後ろから殴って、今にも突き立てようとしていた右手の剣を奪い取る。そして、それでそいつの首を刺した。


妹に群がっていた二人の男は、呆気に取られて僕を見る。

その隙に剣を横一文字に振り抜き、一人の男の首を撥ね飛ばした。

それは紙を切っているみたいに、簡単なものだった。


最後の一人は漸く状況を理解したらしく、腰に佩いていた剣で僕に斬りかかってきたが、僕はそれを受け止めて弾き返し、袈裟懸けに切りつけた。


本当に呆気ない程簡単な行為だった。人を殺すという事は。


「母さん!美優!」


僕が慌てて二人に駆け寄った時には、もう既に二人の息はなかった。

触れた肌は、まだ温かかったのに。


『これは、誰のせい?』


血飛沫を全身に浴び、床に滴る血溜まりに僕は座り込んだ。目の前が真っ黒に染まった僕に、また不思議な声は聞いた。


いつもそうだ。


僕が絶望した時にこの声は僕を深淵の縁から甦らせるように、僕の心が壊れないように、僕の手をつかんで引っ張りあげる。


――奴等だよ。奴等が僕達の世界に来たから、僕は全てを失った。

『ねぇ、奴等が憎いかい?』

――憎い。許せない。返して、僕の家族を。

『力が欲しいかい?奴等に復讐できるよ?この地球から追い出すことだって可能だ』

――追い出す?追い出すだけじゃ、足りない。

『足りない?』


――奴等も同じ目に遭えばいい。


そう思った瞬間、胸の奥に暗い炎が宿った気がした。


『良いね。その復讐の炎、とっても良い味出してる。やっぱり君にしておいて良かったよ。私は七つの大罪、強欲のマモン。――君に憑いた悪魔だよ』


その日、僕は天涯孤独となった代わりに、悪魔から力を貰った。




『やっぱり君に憑いてきて良かったよ。まさか、首都東京第一区画から第七区画まで、全部陥落させるとは思わなかった』


きゃっきゃっと、子供のように無邪気に笑ったマモンは、あれからずっと僕の中にいる。直接姿を見たことはないけど。

異世界≪ジャスティス≫に抵抗するレジスタンスを紹介してくれたのも、同じ七つの大罪の悪魔憑きを見つけてくれたのも、マモンだ。


――マモンが僕に力を貸してくれたからね。


その言葉に僕の中に存在しているマモンが笑みを深めたのが、伝わってきた。


マモンが僕に力を貸すのは、異世界≪ジャスティス≫で信仰されている宗教がこの地球上の宗教を駆逐してしまったからなんだと。

悪魔信仰、それが無くなると悪魔は弱体化してしまうらしい。

神と同じように、悪魔も信仰心で力を強めていると聞いた。


僕は異世界≪ジャスティス≫を滅ぼしたくて、マモンも異世界≪ジャスティス≫が邪魔。


利害が一致した上で成り立った今の関係だけど、僕はマモンが居てくれて良かったって思ってる。


『確かに私の力も貸したけど、君のその強い復讐心が君の力に直結しているんだよ』

――なら、まだまだ、復讐心が足りないって事だね。

『良いね。君のその、強欲さ』


僕に囁き掛けるマモンの声は、恋する乙女のようにうっとりとしていた。



「ほら、これがお前達の罪だよ」


右手で襟首を掴み、憎き仇の一人を引き摺って目の前の光景を見せ付ける。

屈辱に顔を歪めて膝をつく奴は、異世界≪ジャスティス≫の王太子で、地球の管理を任されていたらしい。首都東京第一区画に堂々と、我が物顔で居座っていた。


偉そうにふんぞり返っていた王太子は、もう何処にもいない。

輝いていた金髪は固まった血や泥で薄汚れ、真っ白な肌には幾つもの痣が、着ている服はボロボロだった。後ろで縛られている手には、自然現象を操る忌々しい魔力と呼ばれる力を封じる手枷を付けている。

それでも僕をキッと睨み付ける強い眼光だけは、王太子の椅子から引きずり下ろして、捕虜にしても変わらなかった。


ああ、苛つくな。この目。


まるで、僕が悪者みたいじゃないか。


『じゃあ、この生意気な目を潰してやればいいよ。私、こいつの絶望に染まった目を見たいな』


何かに突き動かされるように、王太子と視線を合わせて優しく微笑んでやる。毅然としていた王太子の瞳に、僅かな怯えが混じった。


そういえば、僕の深紅の瞳って異世界では畏怖の対象なんだっけ?


マモンに憑かれた時から、僕の瞳は黒から深紅に変わった。これは、悪魔憑きの証なんだって。


「悔しい?僕達が許せない?」


穏やかな声音で問うと、噛み付かんばかりの勢いで王太子は怒鳴り散らす。


「当たり前だ!俺達は無能のお前達を守ってやっているんだぞ!!恩を仇で返されたような気分だ!」

「誰がそんな事を頼んだの?」


うぐっと返す言葉を失った王太子は、きょろきょろと目を泳がせていたが、やがて勝ち誇ったように笑った。


「西暦3000年になると同時にこの地球が消えてなくなるという危機を、わざわざ教えに来てやったのに!恩人に酷い仕打ちだな!!」

「それが地球を侵略する為の、大義名分なんでしょ?」


僕とそんなに年の変わらない王太子は、怒りに顔を赤く染めてぶるぶると震える。


「僕の話をしてあげよう。僕の生まれ育ったこの首都東京第十三区画は、平和で長閑な住宅街だった。お前達が来るまではね。お前達が来てから此処は、お金なんて概念も、倫理も、人間らしさも全てなくなった。父さんは職を失ってから、食べ物を漁りに行くようになった。日本で使われていたお金で物が買えなくなったから。日に日に父さんは骨と皮ばかりになって、外に行く度に痣や骨折は当たり前だった。父さんが帰って来なくなった時、僕と母さんと美優は第十三区画から脱出しようとしたんだ。でもお前等異世界人の門番に、母さんと美優は犯されて殺されたんだよ。

お前には分からないだろうね。この絶望が。

僕の人生の最大の不幸は、お前達がこの地球に来たことだよ」


やっと植民地とされたこの地球を、奴等の手から取り戻したのだ。

でも、まだこれからだ。


「お前達が侵略してきた時、何人死んだ?何人の人生を狂わせた?地球の滅亡を待つ方が、長生きして幸せに生きられた人は何人いただろうね?」


お前達が居なければ、僕は家族を失う事も、人を殺す事も、何度も瀕死の重傷を負う事もなかった。

僕を拾ってくれた、レジスタンスの先代トップだって死ぬことはなかった。


「家畜より酷い扱いをしていた僕達に虐げられる気分はどう?」


王太子はもう何も言わず、唇を噛み締めて俯いた。

その反応に満足した僕は、振り返って僕と同じ深紅の瞳をした仲間に声を掛ける。


「こいつ、好きにして良いよ」

「よっしゃ!」


ガッツポーズをした仲間は、嬉々として王太子の元へと向かう。

七つの大罪、傲慢を司る悪魔に憑かれた男は、こういった元支配者だった者を痛め付けるのが最高に楽しいらしい。特に異世界人の主張する正義を打ち砕いてやる事が、一番の快感なんだと。


『殺さないの?』

――殺してほしかったの?

『うーん、別にいいや。だってあの王太子、いかにも傲慢な感じだもん。やっぱりもっと欲のあるじゃないと』

――何の違いがあるの?

『君には分からないさ』

――なんだよ、それ。


不満げに言っても、マモンはただ笑うだけだった。


「お兄様!」


甲高い悲鳴を上げて、豊かな金髪の少女が殴られている王太子に駆け寄ろうとする。僕はそれを阻んで、少女の顎を掴んだ。

僕がレジスタンスに入った時には、既に捕虜になっていた異世界の王女。


「お前をあの男の目の前で犯せば、二人して絶望するかな?」


顎で王太子を指すと、少女の瞳が凍った。カタカタと少女の身体が震えだしたのが、顎を掴んでいる手から伝わってくる。


「ああ、そしたらバレちゃうね。お前がとっくの昔に僕に犯されてるって事を、ね」


耳元で囁いてやると、腰が抜けたようにその場にへたり込む少女を僕は見下ろした。

感情の無くなった人形のように整った顔、宝石のように青い瞳から涙が溢れ、雪のような頬に一筋流れる。


奴等の絶望が欲しい。


僕達が味わった絶望を、奴等にも味あわせてやりたい。


『君は、強欲だね』

――マモン程じゃないさ。

『違いない』


とても愉快そうに、はしゃぐマモンと話していると、僕までなんだか楽しくなってくる。


「西暦3000年に地球が滅びるのなら、お前の世界を侵略して、移り住んだ方が早いかもね」


少女はもう、何も反応しなかった。

つまらないな、と顎から手を離し、指で涙を拭ってやると瞼がピクリと動く。


『侵略って言葉の響きって良いよねえ。正に強欲って感じで』

――そうなんだ?

『うん、自分の物にするって感じでしょ?』

――うーん。

『まあ、君には感情自体殆ど残ってないからね』

――どういうこと?


『さあ?どういうことだろうね』と、マモンは言葉をはぐらかした。

こうなったマモンは、答えなんか教えてくれないので、追及なんて無駄な事はしない。


少女の長い髪を掴み、上を向かせて僕と視線を無理矢理合わせる。


「お前はお前達の国が滅びるまで、心を壊すなよ?」


小さな子供に諭すように、優しく。ゆっくり絶望に突き落とすように。


『君も、だいぶ堕ちてきたね』

――何が?

『此方の話だよ。ふふ、もっともっと、此方に堕ちておいで。じゃないと、美味しくないから』


マモンの声がやけに僕を誘っているかのように、艶やかに色付いていた。




1年後、1つの異世界で国が滅びて、新しい国が出来た。そこで信仰する宗教は、七つの大罪を司る悪魔に定めた。

どんなに悪魔達が悪い事をしてようが、僕達にとって彼等は救世主だった。


例え、死後に魂を食べられる契約をしてようが……ね。

復讐系主人公は初めての投稿なので、感想とか頂けたら嬉しいなあ……と。壁‖ω・`)


蛇足的な2を投稿する予定。レジスタンス書きたい。


復讐する主人公は、どうしても外道になる。

好きなアーティストの曲を聞きながら、長編向きに書いていたプロットを短編に直してみた。


閲覧ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  七つの大罪、強欲のマモンに気に入られた主人公に興味を惹かれました。悪魔憑きとなった主人公の力は強大で、その復讐劇の徹底ぶりには一種の爽快感すら感じます。  また、姿の見えないマモンが魅力…
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