0、文具たちの短いドラマ
「「ready fight!」」
一人の少女と、その弟が、同時に叫ぶ。
その一言から、とっても短い文具たちのドラマが始まる。
少女が操るのは鉛筆と細長い消しゴムを合わせた文具。
弟が操るのは、赤いシャーペンに定規を合わせた文具。
弟が操る文具が、シャー芯を飛ばした。シャー芯に気を取られた少女の文具に少しの隙ができる。その隙に、弟の文具が少女の文具の懐に飛び込んでくる。
ガキン!!
少女の文具の鉛筆が、フィールドにわずかな瞬間に黒く塗りつぶした丸を書いた。
それはスゥーッと起き上がり、盾になった。
そこから消しゴムの力で、グッと盾を押し出した少女の文具は、
弟の文具を弾き、家の壁に打ちつけられた。
ーーー
文具バトル。
今、世界で大流行している遊び。
きっかけは、とある大手テレビゲーム会社のCMだった。
「君の相棒が戦う!?文具バトル、○月△日発売!」
そのCMでは、鉛筆が書いたものが数秒の間現実になったり、消しゴムが技を消したりしていた。
最初はフェイクだと炎上した。
でもその中で、大手テレビゲーム会社だけがこう言った。
「これは真実です。嘘をつくわけがありません。今、嘘をついたら今までの業績が水の泡になります」
記者会見で、大手テレビゲーム社長が堂々と言い張った。
その自信に負けたのか、買収したのか、事態は沈静化した。
○月△日。大手テレビゲーム会社のアナログゲーム、「文具バトル」は、本当に発売された。
最初は、誰も手に取ろうとはしなかった。
好奇心で買ったインフルエンサーは全員、口を揃えてこう言った。
「あのCMは嘘じゃなかった」
炎上事件の影響か、文具バトルの知名度は悪い意味でそこそこになっていた。
そこから一転、「本当にそうなのか」と一般人も手を伸ばすようになった。
そこから文具バトルの人口は、増え続けた。
増えて、増えて、増えて増えて……
ついには世界までもをジャックしてしまったのが、文具バトルである。
短いようで長い、長いようで短い、文具たちのドラマは、まだ始まったばかりだ。
こんにちは!千のきつねです!
身勝手で申し訳ありません、、、色々考え抜いた末にリメイクすることと致しました。
さて、今回のリメイクは、前回とは違い、とっても内容が変わります。
キャラクターや、出来事などは大きく変わりませんが、、、
「文具バトル!」改め「巷では文具が相棒〜いざ、出陣!〜」をよろしくお願いします!




