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04・添い寝

 一応言っておきますが、BLやないで!

 宿を見つけたラスターは一部屋を借りてた。そして部屋でベッドに座って、明日のことをリアムに説明した。

「という訳でガソリンが無い為、お前のバイクは動かすことが出来ないから、明日ギルドから依頼を受けて、隣の町へと向かおうと思う、ガソリンを手に入れる為には必要だからな」

 それを聞いて、リアムは頷いた。

「移動は前みたいに、俺の背中に乗れば良い。お前一人なら簡単に飛べるからな」

 ラスターが言うと、リアムは嬉しそうな表情を浮かべる。どうやらリアムは、ラスターに乗って飛ぶのが好きらしい。

「明日は早いから、もう寝るぞ。お前はこっちのベッドだからな」

 そう言うとラスターは、自分のベッドの方へと移動しようとした。しかし…


 ギュ…


「!」

 リアムがラスターの翼を掴んで止めた。

「…お前またか?」

「うん…」

「同じ部屋だから大丈夫だろ? 俺は何処にも行かねぇよ」

「……」

 そう告げるラスターだが、リアムは不安そうな表情で首を横に振った。

「…分かったよ」

 呆れるような声で、ラスターは言った。


※        ※


「スゥー…ピィー…」

 暗い部屋の中に、寝息が響いている。リアムの寝息であった。ベッドの中にはリアムが居るが、その横には翼でリアムを覆う様にして横になっている、ラスターの姿があった。

「寝たか…」

 リアムが眠ったのを確認し、ラスターは体を起こそうとするが、リアムの手はラスターの翼を掴んでおり、ラスターは起き上がるのを断念し、そのまま寝る事にした。

「…おかあさん…」

「!」

 僅かにリアムから聞こえた声に反応し、ラスターがリアムを見るが、リアムは眠ったままであった。

「リアム…」

 先程のギルドの食堂の男性には、リアムについて話していない事があった。

 リアムはラスターと出会う前、母親と旅をしていた。その母親を旅の途中で病気で亡くし、その後ラスターと会うまで一人で旅をしていた。

 リアムの持っているベレッタと右手の腕輪、そして来ているノースリーブの服は、母親の形見でもあった。

 母親を亡くした事による精神的な不安なのか、リアムは眠る際にはラスターが傍に居ないと眠れない様だ。どうやら寝ている間に、ラスターが自分を置いて何処かへと去ってしまうのではないかと不安の様であった。

「リアム…心配するな…」

 ラスターは寝ているリアムの頭を撫でてやる。頭のてっぺんの狐耳がピコピコ動く。

「俺は何処にも行かないさ。お前の傍に居てやる」

 眠っているリアムに、ラスターは優しい声で告げてあげたのであった。


 リアムも寂しいんやな…ラスターの翼、暖かそうやな。

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