01・二人の冒険者
最近書き始めた、新しい作品や♪ とりあえず終わりまで書いて、人気があったら続きを書こうと考えてますんや♪
この世界には人間の他に、獣人や鳥人といった、ファンタジーに於ける亜人という種族が存在している。
彼らは人間族と共存しているが、この世界には魔物も居た。
しかしそれでも冒険を求める者も居る。
そしてホラ、とある遺跡で今日も誰かが…。
※ ※
「ハアハア…」
位遺跡の通路を走る影が一つ…赤色のジャケットに茶色の長ズボンを履いたその人物は、人の頭部をしていなかった。黒色の羽に包まれ、背中には鳥類の翼が生えている鷲の姿をしていた。飛行用の為かゴーグルも着けている。
ガサガサガサ
そしてその後ろからは、多数の蠍が追いかけてきていた。ただその蠍の大きさは、大型犬以上の大きさの魔物であった。
「あぁくそっ! 弾も込める暇もねぇよ!」
そう叫ぶ鷲鳥人の肩から下がるベルトには、長柄の銃(レミントンM870)が下げられていたが、鷲鳥人の言葉通りなら弾切れの様だ。
「おまけに天井が低すぎて、飛ぶことも出来ないし!」
鷲鳥人には翼があるが、天井が低すぎて飛ぶことが出来ない。つまり徒歩で逃げるしかなく、かぎ爪のある足で走っていた。
そうしている内に、蠍との距離が迫ってくる。その時…
「ラスター~~~!」
「!?」
鷲鳥人の前方から、まだ幼さが残る声が聞こえてきた。すると前方から影が走ってきた。
「リアム!」
鷲鳥人-ラスター-が名を呼んだその姿は、長めのケープを首輪の様な物で留めて、下にはノースリーブの服を着込み、半ズボンを履いた服装をした、白い体毛に包まれた白狐の獣人であった。額にはラスターと同じゴーグルが着けられており、右手には腕輪が填められている。
しかしその姿は、まだ幼さが残る少年であった。
「リアム! 弾を込めるから、時間稼げ!」
「うん!」
すれ違いざまにラスターはリアムに伝え、リアムはズボンのベルトに装着された、革製のホルスターに手を伸ばす。そして抜かれた手に握られていたのは、一丁の拳銃(ベレッタ92F)だった。
ラスターは首元に着けられたカバンから、ショットガンに使われる12ケージの散弾を取り出し、素早く装填していく。
リアムは拳銃を両手で構えて、蠍へと向けて発砲した。
「グギャ!?」
「ギャア!?」
被弾した蠍は悲鳴を上げて倒れ込み、そのまま煙状になって。それでも蠍は次々とやって来る。
「!!! ラスター!」
悲鳴に似た声をリアムが上げると同時に、ラスターはショットガンの装填を完了した。
「よし良いぞ! 退がれリアム!」
ラスターの言葉にリアムは素直に従い、後ろへと飛び退いた。エリルが飛び退いたのと同時に、ラスターはショットガンを、残っていた蠍に撃ち込んでいく。撃たれた蠍は先程と同じ様に倒れ込み、煙となって消滅していく。
「ギャウ!」
「ギャギャギャ!!!」
すると残っていた蠍達は、仲間がやられた事によって、二人に対して危機感を感じたのか、声を上げて来た方へと逃げ去っていった。
「いまだ! 行くぞリアム!」
「うん!」
ラスターはリアムと共に、蠍達とは逆方向へと走っていった。
※ ※
「ハアハア…」
「ハア…ハア…」
太陽の光が差し込む遺跡の外で、ラスターとリアムは息を切らしていた。
「全く…碌にお宝も無い上に、モンスターに追われるとはな…」
そう言って首元のカバンから取り出したのは、装飾の施されたグラスやネックレスだが、何れも一部分欠けていた。
「リアムの方はどうだ?」
ラスターが尋ねると、リアムは首元にある、ラスターと同じカバンから、幾つかの物を取り出した。
「ボクはこれだけ」
「! マジか!?」
ラスターが驚いた声を上げた。リアムが取り出したのは、立派な装飾の施された指輪や宝石であり、一目で高価な物だと理解出来た。
「でかしたぞリアム!」
ラスターがリアムから手に取って眺める。
「それ、ラスターにあげる。ラスターの好きにして!」
リアムは笑顔でラスターに告げる。その表情にラスターに対して、機嫌を取る様な様子も無く、純粋にラスターを慕う様子が見られる。
「…ありがとなリアム。心配するな、お前にも分け前をやるからな」
そう言いながらラスターは、リアムの頭を撫でてやる。
するとリアムは嬉しそうに尻尾を振った。しかしその尻尾は、本来なら一本の筈だが、何故かリアムの尻尾は三本の三叉であった。
リアムとラスター、白狐獣人と黒鷲鳥人である二人は、冒険者をしながら旅をしていた。
白狐獣人のリアムと、黒鷲鳥人のラスター。この二人が主人公や♪
元々は、僕が昔見た漫画を最近見て、それにインスパイアされた作品なんですわぁ。
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