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第28話 メイド六花爆誕


 俺のスマホに有栖川から戻って来る様に連絡が来た為、有栖川と六花が居る部屋に入った瞬間、凄い光景が広がっていた。 


 それは凄い光景だった。俺の幼稚園の頃からの幼馴染みの姫夏六花が、全裸で椅子に拘束され赤面しながら驚いた表情で俺を見ていた。


 そして、有栖川はというと……


「ニャフフ。六花が暴れたりしない様に中に埋め込んであげとくわね。少しでも変な動きをしたら振動を高めちゃうんだから」


「あんくぅ///……こ…れ……は……何を入れてるの?……結女ぇ……」


 有栖川の頭で前が塞がれ、姫夏の身体が隠れて何をしているのか分からないが……姫夏が片言になっているという事は、硬い飴玉みたいなものでも、有栖川に口に入れられたのか?


「は、はー君。六花ちゃん達って、いつもこんな事をしているんですか? ハ、ハレンチ過ぎませんか?」


ピッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!


 俺の隣に立っている。赤面した凛が全裸の姫夏を凝視している。ていうかスマホで姫夏を撮影し始めた。何かの思い出写真にでもするんだろうか?


「ハレンチねぇ? まぁ、とりあえず。凛は一心不乱に姫夏の身体を撮っててくれ。そうすれば、いずれ姫夏のハレンチじゃなくなるからな」


「了解です。六花ちゃんのハレンチ姿をずっと撮っています。はー君!」


 凄い張り切って言うのな。凛は昔から生真面目だから仕方ないか。


「フーフーフー……凛に撮影を止めさせなさい。秋崎君」

「カチャカチャカチャっと! 今、椅子の拘束を解いてあげるわよ。六花~♪」


 有栖川。機嫌めちゃくちゃ良いな。まぁ、普段。有栖川が何かをやらかすと罰ゲームとか言って、有栖川は六花や春風はるか達に羞恥プレイをさせられてんだから、ここぞという時にやり返すよな。


「くぅぅ……中で動いてる……ハヤテ……が見てる……うぅぅ……」


 立った。六花が立った。拘束されていた椅子から立ち上がった。与路玲歩よろれいほーっと。俺の脳内でハイジが叫んだ。そして、俺は冷静だった。


 だって俺は姫夏、愛花梨あかりの幼馴染み身体は見慣れているからだ。それと、凛もか。


 幼少の頃から裸の付き合いで風呂とかにも一緒に入っていたし。姫夏とは1ヶ月前に背中の洗いっこをしたばかりだ。


 なんなら姫夏、愛花梨あかり、凛の蒙古斑もうこはんの位置も正確に把握している。


「フーフーフー……ハヤテ。見ないで……」


 姫夏は俺の顔を見ながら、左手で太もも辺りを。右手で大きなおっぱいを隠しながら立っている。床には姫夏の汗だろうか? 何かしたたり落ちている。俺に裸を見られて恥ずかしいんだろうか?


「いや。別に姫夏とはしょっちゅう裸の見せ合いなんて、してるだろう……前より胸成長したな。揉んでいいか?」


 俺は興奮気味の姫夏をリラックスさせる為に、小粋こいきなジョークをかましてやった。


「い、良いわけないでしょう。結女と凛が居るのに……フーフー……そういうのは私と2人きりの時にしなさい」


 やった。2人きりの時は姫夏の成長した胸を堪能できるらしい。最高だな。


パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!×2


「…………ハ、ハレンチ過ぎます」

「ぶっ飛びボディーね。撮影しがいがあるわ」


 有栖川と凛は姫夏の撮影で忙しいみたいだな。


「……まぁ、なんだ。有栖川の許可無しに監視カメラでエロ動画を取った罰だ。少しの間、羞恥心でもだえれば。有栖川も許してくれるって」

「も、もう。ハヤテに見られて、もだえ切ってるの……結女。私の制服を返しなさい」


「駄目よ。今度はガーターベルトパンツを履いてもらうもの」


 有栖川は近くにあったクローゼットから、エロい下着を取り出して、姫夏に手渡した。


「これを着てポーズを取るのよ。六花、絶対に素敵な記念写真になるわ」


 この有栖川。ノリノリである。


 そして、有栖川にエロ下着を着るように言われた姫夏は、最初にブラジャーを付け始めた。


 その結果。さっきまで姫夏が隠していたおっぱいと太ももが俺の肉眼で確認される事になった。


 ……姫夏のおっぱい。やっぱり、1ヶ月前よりもでかく成長してるな。真ん中のあれは……隠れてる。


「……つっ!……ハヤテ。見ちゃ駄目」


 おっと! 姫夏がブラジャーを付ける所を凝視してたら、睨まれてしまった。目線を下に変えないとな。


「……あれ? 姫夏の太もも辺りにある紐みたいなやつは何だ?………何かに繋がってんのか? いや姫夏のあれが濃くて近付かないと見えないな……」


 俺は姫夏の太ももに引っ掛かる紐が何なのか確める為に、姫夏に急接近した。


「ち、近い! ハヤテ。近いから…離れて……フーフーフー……このパンツ……何で真ん中がひらいて……るの?」


「なんだよ。息を荒げて、いつも風呂場だと俺の身体を触りまくってるくせにさ」


「は? そんな話。初めて聞いたわよ。六花」

「六花ちゃん。今度は私も交ぜて下さい」


 アホ2人が何か叫んでるが。今は姫夏に付いている紐の方が気になるからスルーする。


「フーフー……それを2人が居る時に言わないで……パンツ履くから……少し離れてよ……ハヤテ……」


 俺と2人きりの時にしか言わない。ハヤテと連呼するとは、どんだけ余裕ないんだ。今の六花は………よく見たら姫夏の太ももにれている紐。お尻の方へと伸びているんだな。


「………フーフー……恥ずかしい……んくぅうぅ///」


 姫夏はパンツを履き始めた。そして、お尻までパンツが上がりきり、最後に姫夏がパンツの両脇を上げた瞬間。姫夏は可愛い声で叫んだ。


「良いわよ。六花……凄く可愛いわ。次はガーターベルトの装着ね。六花の反応が可愛いから、振動上げてあげるわね」


 そんな姿の姫夏を有栖川はビデオカメラとスマホの二刀流撮影で称賛した。


「ええ、負けた方は何でも言うこと聞かないと駄目だものね……付けるからぁぁ!!」


 またいきなり叫んだな。姫夏の奴、大丈夫なのか?


 姫夏はガーターベルト用のニーハイソックスを履き始めた。


「これ……脚が擦れて……凄く痒い」


 赤面して恥じらってるのか? 普段はクールビューティーなだけに、ギャップがあって凄く可愛いく見えるな。


 次にベルトを腰辺りに付け、ニーハイソックスへとベルトに付いているバンドを装着し、姫夏のガーターベルトパンツの装着は完了した。


パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!


 有栖川の部屋に響くカメラの連写とまぶしいフラッシュ。エロ下着姿の姫夏六花がぽを撮って撮影されていく。


「素敵ね。今度はこのメイド服を着なさい。六花! あえてのロングスカートのメイド服よ!」


「そ、そんな恥ずかしいの着れないよ。結女、そろそろ私の盗撮の件を許して……」


「……あら? 間違って玩具の出力を上げてしまったわ」


カチャッ!っと変な機械音が、一瞬だけ部屋の中に響いた。そして、次の瞬間……


「な?……きゃあああ///」

おっと! 危ない。大丈夫か? 倒れそうだったぞ」

「……ら、らいじょう……らいじょうだからそのまま私の身体を支えてて、ハヤテ」

「あ、ああ」


 姫夏が太もも辺りをおさえて、俺の身体へと倒れ込んで来た。


 その後は体勢を立て直し。有栖川に渡されたメイド服に着替え、色々なきわどいポーズをさせられながら撮影会は続いた。


《撮影会開始から 3時間後》


「良かったわ~! 六花! 最高のエロ動画がいっぱい撮れたわ。ありがとう」

「それは良かったですわ。有栖川お嬢様……今度は絶対に私がやり返しますので、覚悟しておいて下さいませ」


 裸エプロン姿でメイドプレイを強要された姫夏へと有栖川は抱き付いていた。


「フフン。次も私が勝って、六花の身体を好き放題してあげるわよ」


 今日の有栖川。本当に機嫌が良いな。姫夏とずっと居られて嬉しんだろうな。


「はー君。はい。あ~ん!です」

「いや。自分で食うし良いからな。凛」

「……それは残念ですね」


 凛がピザーリーから配達してもらったピザを俺に食わそうと、持っているが。俺はテーブルにあったピザを取って食べた。


「……今度も私が勝つわ」

「違います。私がやり返しますわ。有栖川お嬢様」


 ………姫夏の奴。あれだけ有栖川に羞恥プレイをされたのに、怒りもしないんだな。


 アイツ等。お互いを親友同士って言い合ってるし。本当に仲が良いんだよな。きっと何でも相談して、何をやられても許し合う仲なんだろう。


「………俺の親友。なんか変な方向に変わりつつあるからな。羨ましいわ」

「………あのハレンチのお2人の関係がですか? はー君」

「ん? あぁ、そんな感じかな~」


 俺は有栖川と姫夏を見ながらそう語った。



《星蘭高校 教室》


「え? また1人で帰っちゃうの? 太一君」


「うん。だからごめん。先輩の家に呼ばれててさ。なんなら愛花梨あかりも一緒に着いて来る? 色々な人達が居て絶対に楽しいよ」


「……えっと。色々な人達が集まって何をするのかな?」


「ん? だから色々だって! そうだ。来れば分かるから。愛花梨あかりも一緒にさぁ!」


「……椎名しいなに触れるな。洗脳野郎」


「は? 南雲ちゃん。何で君がこんな所……にぃぃ?!! ギャアアア!!……がふっ」


ドサッ!


「太一君! しっかりして~! なーちゃん 何でこんな所に……それに太一にスタンガンを当てるなんて……」


「私も居るよ。愛花梨あかりさ~ん」


「よもぎちゃんまで? どうして?」


「アカリ……コイツは浮気男。だから成敗した。帰るよ……ほら」

「そうそう。帰ろ帰ろ~! あの先輩が来る前にね。逃げろ~!」

「ちょ、ちょっと! 待って。2人とも~! 私、状況が分かってないんだよ~!」



「………行っちゃったと。南雲千夏なぐもちなつ緑橋みどりばし よもぎ。流石に頭がキレるよね~! ああ、太一コイツを使って、椎名しいな愛花梨あかりを誘い出そうとしたんだけど。上手くいかないよね~! 本当に使えない奴」


「……ごがぁ?!」


「さ~て、秋崎後輩を私に振り向かせるにはどうすれば良いか。また考えなくちゃね……あの子のオ●ン●ン味わいたいし」

 

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