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のっぺらぼう‐秘匿事件特別捜査係‐  作者: こちょテル
異物遭遇編

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8/15

Filing1-6 醒めたい夢

ー状況見分調書ー


日時 7/26 20:00-24:15


本件は警察庁内、秘匿事件特別捜査係取調室において、聴取した内容である。



被疑者 月野カナ(自称 日暮レイ)


被験者、東野秀雄によった代替の可能性あり

 本職は、 あらかじめ被疑者に対し、 自己の意思に反して供述する必要がない旨を告げて取り調べたところ、 任意次のとおり供述した。

 友人が襲ってきたと思ったら気絶しました。意識が戻ったらこの体になっていました。自分でもよく分からない。あなた方は本当に警察なんですか?詳しく説明をお願いします。もう、いいですよ。あとはあの細目のロシア帽被った人に聞いてくださいよ。眠いんです。 



 以上のとおり録取して読み聞かせた上、 閲覧させたところ誤りのないことを申し立て、 各葉の欄外に指印した上 末尾に署名指印した。


警察庁 秘匿事件特別捜査係伊藤班 班長


警部 如月アオイ

 夢だったんだ…ずっと、認めて欲しかったんだよ。『頑張ったねレイ、よくやったレイ、さすがレイ!、私の息子なだけはあるわ…。』何か1つ、1つだけ欲しかったんだ。それだけが欲しかったんだ。一言。



 遠い意識のなかからレイの意識は覚醒していく。


「っ、頭痛てぇ…。」


 あの時いきなり、カナが襲ってきて…。…なんか、変な感覚がする。布が擦れるとき少し痛いな。…って!?。


 自身の体をみてレイは硬直する。


「嬢ちゃん、大丈夫か?」


 ロシア帽を被った細目の男性がレイに寄ってくる。


「警察の上野ヒデトです。簡単な処置と聞き取りをするので、動かないでください。」


 片膝をつきながらヒデトはレイに視線をおとす。ヒデトは手を動かし、打撲痕や切り傷の処置をしながら、状況把握を始める。


「顔がない怪物をみましたか?」


「見てないです。」


「誰かに襲われましたか?」


「友達に襲われました。」


「具体的に説明できますか?」


 レイは口を閉ざし、俯く。


「よし、とりあえずここから避難するぞ。力入れるなよ、肩に担ぐからな。」


 ヒデトはレイを肩に担ぎ、タケを脇に抱えて3階の窓から飛び降りる。


 悲鳴を上げながらレイはヒデトにしがみつく。


 膝のクッションを使い落下衝撃を抑えヒデトは着陸する。


「今、下ろすからな。待ってろよ。」


 優しい声色でヒデトはレイを宥める。


 今、3階から飛び降りてなんで無事なんだよこの人!!凄いな。あと、俺今どうなってるんだ?胸…おぉ。あそこも確認…なくなっとる。


 レイの顔が、サァーっと青ざめていく。



「「ノゾミ先輩、最後の救助者の救助完了しました。気にせず任務を遂行してください。」」



 ヒデトがインカムで報告した瞬間、校舎の壁面が凄まじい轟音と共に爆発した。


 粉塵の中から少女が吹き飛ばされ受け身をとり視線を校舎へ向ける。


 校内からは見覚えのある出で立ちの男がこちらへ歩んでくる。


 オノマトペが束になりレイを襲う。夕陽はすでに姿を隠していた。

ご高覧ありがとうございます。女になったレイは今後どうなるのか…。

次回更新も是非ご覧ください( ̄□ ̄;)!!

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