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のっぺらぼう‐秘匿事件特別捜査係‐  作者: こちょテル
異物遭遇編

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10/13

Filing1-8 渦中の中へ

 ある男は言った。



 盲信と信仰は類と成すが、一重では類と成さない…と。


 写るものが正だとしても偽も孕んでいると。


 個で個を認識し、個を保つことこそ、盲信と信仰を隔てている壁である。


 これを十二分に心得て職務に準じるべし。




…と。

「ノゾミ先輩!!」


 救護ポーチを掛けヒデトがこちらに駆けてくる。上がる息を落ち着かせながら錠剤を口に含みゴクリと飲み込む。


 身体の震えが治まり、視界が晴れてくる。


「ノゾミ先輩、あいつは何ですか?もしかして…。」


 一呼吸置き、ノゾミは少女を横目にヒデトに耳打ちする。


「おそらく、アイツが入れ替わった先の人格者だよ…。自認が男性なとこも今のアイツの外見と合致する。」


 そう、彼女(あいつ)の中の人格は元はあの怪物の中の人のはず…。こちらにつくかは断定できない。


 ふと違和感が私の脳裏に残る…。


 なぜ、彼女(あいつ)は意識を保ち、我々の行動中も活動が出来ているんだ。


 人格の入れ替えの際は過重な処理が出来ずに即落ちするはず…なのに、動けるってことは…。



「「伊藤班、如月警部。火急、応援要請。」」


「「了」」


「「万一の際には、特例員戦闘加入を求めます。合図を待て。」」



 ノゾミの目のいろが変わり、重い身体を持ち上げ、参戦準備をする。


 登録外の家系だとすれば彼女(あいつ)危険対象(さつしょぶんたいしょう)なり得る。


 対象が2体と判別される前にアイツをどうにかしないと…、まずは今の標的を捕える。


「先輩…彼女(あいつ)はどうするつもりですか…。」


「今の標的は怪物(アイツ)だけ、他は考えなくていい。」


 標的一点を見つめ、(あたし)はヒデトに援護を指示する。


 これまでなかったが一つ一つやればいい…。まずは怪物(アイツ)から


 ノゾミはボディアーマーを脱ぎ捨て戦線復帰を試みる。ガムを取り出し口へ運ぶ。それは七色の光を発し、異様な雰囲気を漂わす。


 (あたし)はまだ、ここで死ぬ訳にはいかない…。絶対に生きてこの事案を解決する。彼女(あいつ)がどんな存在かはわからない。でも、少なからず今は…共に戦う身なのだろう。そう信じたい。


 拳を握りしめ、(あたし)は駆けて()く。

ご高覧ありがとうございましたm(_ _;m)三(m;_ _)m


次回はノゾミとレイの共闘をお伝えします。

( ̄□ ̄;)!!


是非ご覧ください。


面白い、次も見てみたいと思っていただけるように精進していきます。ブックマークや高評価をいただけると励みになるのでよろしくお願いします。

(・ω・`人)


次回もお楽しみに!!

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