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深海魚の孤独

作者: 塚田秋灯

未来があるって言ったって、じゃあその未来までの孤独の青春は、どうやって生きていけばいい。

孤独な深海


足もとの、アスファルトの黒色で

深海魚たちが泳ぎます

()の空の、たった一つの暗闇にで

一つ街灯うかびます

一つ街灯の光には羽虫たちが群がります

ダイヤモンドダストの虫たちが

街灯の下で群がります

自分がそこに入ったら

輝く事も出来なけりゃ

飛んで舞う事も出来なけりゃ

ただ孤独の影がおよぐだけ

虫のほうがずっと偉い

人間なんて虫以下だ

そう思うのは自分だけだ


足跡


短い時間で夢をみる

とても簡単な話です

短い時間で夢をかなえる

なんとも難しい話です

幼き頃の憧れは

枯れて散って終わりです


死ぬか小童


冷たい風が肌に触れ

冷たい刃が肌に触れ

冷たい思いが肌に触れ

冷たい時が肌に触れ

死なないでなんて言ったって

死んじゃいけないって言ったって

未来があるって言ったって

未来は何年先でしょう

未来はきっと来ないでしょう

大人達は知りません

知ったかぶりをしておいて

子供の孤独を知りません




孤独を慰め、他者を愛せ

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