出航! スリーチュアン号:ダイヤル0321
こちらは星を渡る運送会社ゼロ・スリーチュアン。 星雲全域、星から星へあなたのお荷物運びます。
大きなお荷物、小さなお荷物、あなたの想いも運びましょう。ご用命は星間ダイヤル0321まで。
今回は新種の花をお運びします。
このお話は、しいな ここみ様主催の『宇宙人企画』参加作品です。
『ダイヤル0321』は過去にも短編を出していますが、旧作を知らなくてもお楽しみいただけます。
時系列的には旧作より以前の出来事です。
ここは宇宙船スリチューアン号の操縦室です。
僕は目の前の制御装置に計器を注視しつつ、隣の操舵席にいるクロウ先輩の動向も横目でチェックしています。
クロウ先輩は細い指先でコントロールパネルをタッチしながら、船のエンジンを起動して、各種のシステムを点検しています。
その横顔には専門知識に裏打ちされた自信と冷静さも垣間見えます。
僕の名はヨーイチ・ナナス。
宇宙船舶学校を卒業し、二か月前に運送会社ゼロ・スリーチュアンに入社したばかりの新人です。
入社してすぐに操縦シミュレーション装置で宇宙船の操縦のテストを受けました。
先輩が言うには、僕は予想以上に成績がよかったみたいです。
何度かシミュレーション装置で訓練した後、入社三日目には貨物用宇宙船・スリチューアン号の操舵室に入らされて、なぜか副操縦席に座らされました。
素人がこんなところにいて大丈夫なのか心配でしたが、船長も先輩たちもおおらかなようで、全然気にしてないみたいです。
今日も副操舵席で、先輩の操縦を勉強します。っていうか、『帰りのときはヨーイチに舵をまかせる』って言ってたけど、冗談ですよね。
「対消滅タキオンエンジン、出力良好。補助推進機構、オールグリーン」
操舵席にいる男性・クロウ先輩が計器を確認して言いました。
僕も計器を見つつ、習ってきた通り状況を報告します。
「船内全区画および外装チェック。センサー異常ありません」
宇宙船の操舵室からは、宇宙ステーションの外観が見えました。
星々の光がキラキラと輝いて、宇宙ステーションのゲートを照らしています。
その光は操舵室内にも届いていて、神秘的な雰囲気になっていました。
巨漢の船員、ベンさんが通信装置で管制塔と交信をしています。
「管制塔、こちら貨物船スリチューアン号。出航準備が整いました」
「スリチューアン、こちら管制塔。了解しました。出航許可を与えます。第二十番ゲートから発進してください。よい旅を」
管制塔の声が応えると、クロウ先輩は船のエンジンを活性化させ、出発の準備を整えます。
「ダカール船長。出航準備完了です。」
「了解した。出発を開始せよ。目的地まで安全な航行を」
クロウ先輩は船長の命令に従い、船の操縦スティックをゆっくりと引きました。
船のエンジンが轟音を立て、ステーションから離れ始めます。
先輩は確実にコントロールスティックを操作し、船を宇宙の彼方へと導いていきます。
「スリチューアン号、出航!」
スリーチュアン号の船体がゆっくりと前進を始めた。だんだん加速し、そして宇宙空間に飛び出ます。
スピードをさらに上げ、後方の宇宙ステーションはだんだん小さくなっていきました。
予定していた航路に乗ったところで、僕は一息つきました。
手がじっと汗ばんでいます。自分が操縦していたわけでもないのに、予想より緊張していたようです。
「どうだい? 簡単だろう。ヨーイチ」
クロウ先輩がこちらを見て軽く笑いました。
「いえ、すごく大変そうでした。僕にはまだまだできそうにないです。クロウ先輩の操縦はかっこいいです」
僕が言うと、先輩はフッっと前髪をかき上げました。
後ろで束ねた長い緑髪が特徴で、耳の先が少しとがっています。
「ま、ヨーイチもやってみればすぐに慣れるよ。シミュレーションではボクがこの船の操縦を始めたころより、ずっとヨーイチの方がうまいんだ。自信をもちなさい」
「はぁ……。そんなものですかねぇ」
僕たちが乗っているスリーチュアン号は貨物運搬用の高速船です。
手足を引っ込めたカメにも似た外観で、鈍足なイメージを持たれることもあるそうです。
その船速は業界でもトップレベルで、顧客からの信頼も厚いんです。
この船は定期的な運送はあまりやってなくて、長距離運送のチャーターで使われることが多いです。
今回の荷物も、特殊な案件です。
これから向かう星では、星間国家でも最大規模の花の品評会が開かれます。
そこに展示される花を運ぶのが今回の仕事です。
積み荷は品種改良されたコスモスの花で、見る角度によって花びらが七色に分かれて見えるんです。
品評会での優勝候補の一つだそうです。
入庫の段階で特殊なカプセルで保管されていて、僕たちは中を見ることはできません。
写真で見せてもらいましたが、とてもきれいな花でした。
やがて、スリーチュアン号が特殊空間に入りました。
これは宇宙空間の2点を別空間を通ることで近道をするもので、ワープ航法といいます。
しばらくは自動操縦になるので、計器を確認した後は休憩時間です。
「さて、ボクはお茶を用意するか」
クロウ先輩が立ち上がった。
「僕も手伝いますよ」
「いや、ヨーイチは少し休んでなさい。こっちがボクの本業だからね。早く正操縦士を変わってほしいよ」
聞くところによると、先輩は料理役と客室係のつもりで入社したのになぜか操縦を任されていたみたいです。
でも、いきなり僕には代わりはできないと思います。
僕たちのやりとりを見ていた船長が言いました。
「ま、少しずつ慣れていけばいいぜ。ヨーイチ。だれでも最初は素人だったんだ」
巨漢のベンさんも続けました。
「今回の航路はそんなに難しくはないだろう。帰りはヨーイチの操縦でも大丈夫だと思うぜ」
「ええー? でも今回の仕事もかなり重要ですよね。この船で荷主さんの会社の将来がかかっているとか……」
荷主さんの会社は、今回出品する花の品種改良に社運をかけて取りくんでいるとか。
上位に入賞できなければ、市場のシェアを他の企業にとられるそうです。
荷主さんは途中でのトラブルなどを考慮して、コスモスの花を複数の運送業者に運ばせていたそうです。
しかし、元々契約していた業者はいろいろな要因で、会場に花が届かなかったそうです。
締め切りが迫る中で、スリーチュアン号に緊急の輸送依頼が入ったんです。
僕は不安に思っていたことを船長に聞いてみた。
「これまで花を運んでいた同業の船があったんですよね。花を届けられなかったのは、誰か邪魔をする人がいたんじゃないでしょうか」
船長はニヤッと笑った。
「その可能性もあるぜ。荷主もそれを心配して、うちに依頼してきたんだ。例えば、品評会に花をだすライバル企業とか、品評会そのものを妨害したいやつらとかな」
「ええっ? 大丈夫なんですか? 武装船団に襲われたら危ないですよね」
「心配すんな。このスリーチュアン号の逃げ足をなめんなよ。その気になれば宇宙戦闘艇でも振り切れるからよ」
「はぁ……。そういう事態にならないように祈るしかないです」
そこに奥の船室からクロウ先輩が戻ってきました。
手のお盆にはティーポットと茶器。それにお菓子の乗ったお皿があります。
「さあみなさん、休憩にしましょう」
* * * * *
その後は、しばらく何事もなく平和な宇宙航行を続けました。
途中でワープ航法をもう一度使って、休憩中にクロウ先輩の手作りお菓子をいただきました。
お茶もお菓子もおいしかったです。先輩は運送業をやめても、喫茶店やレストランでやっていけそうですね。
で、先輩は本気で操縦士をやめて裏方に専念したいそうです。
僕に期待されてもねぇ……
二回目のワープホールの中を航行し、通常空間に戻りました。
ワープアウトの前後はとくに気を使います。出口付近に他の船や宇宙ゴミなどがあると接触する可能性もあるからです。無事に通過し、すぐにその場を離れます。
僕はモニターに星図を出して近くの星や船舶の情報をチェックします。
レーダーの情報を見ていて、進行方向のずっと先に複数の船らしき反応があるのに気が付きました。
「あれ?」
「ん、どうしたヨーイチ。何か気になることでも?」
「クロウ先輩、レーダーに映るこの船影、動きがおかしくないですか?」
僕が星間レーダーの表示結果を星図に重ねました。
この船のレーダーは通常の運送業者のものより高精度のものを使っています。
宇宙の星々の間にはエーテル気流が流れています。通常の宇宙船はその流れに従って航路をとります。
流れと違う進み方をする場合もなくはないですが、この宙域でそれをやる意味がわかりません。
「む……。潮の流れに逆らう船が三隻。しかも識別信号を出していないな。うちの長距離レーダーでなければ補足できなかったかもね。スリーチュアン号の進路に微妙に触れる位置取りか……。船長?」
ダカール船長は、モニターをチラとみてニヤッと笑う。
「きな臭いな。ベン。怪しい船の動きのログをとっておけ、それと星間警察への連絡の準備だ」
「へい、船長」
「クロウ。うちの識別信号を切って身を隠せ。進路を右にとって、高速移動だ。最大船速で突っ切るぞ」
「了解です」
「ヨーイチは初めて見るよな。スリーチュアン号の特殊装備を使うぜ」
「は、はい……」
この船には、通常の宇宙船にはないアナザーテクノロジーという装備が入っているそうです。
このスリーチュアン号自体も、ダカール船長が未開惑星の遺跡で見つけたものです。
その技術が悪いことに使われていないか、スリーチュアン号には定期的に宇宙軍の査察が入るらしいのです。
「スリーチュアン号、ステルスモードに移行します」
クロウ先輩の操作で、スリーチュアン号の各部から特殊ガスが噴霧されました。
宇宙空間に溶け込むようにその姿が希薄になり、レーダーにも映らなくなるそうです。
超高速での移動中にスリーチュアン号はステルスを解除して、識別信号の発信を再開しました。
レーダーに映る怪しい船との間には小惑星帯があります。
それらの船もスリーチュアン号の動きを認識したのか、あやしげな挙動を取りはじめました。
ただし間に小惑星帯があるので、こちらの進路にはすぐには来れなさそうです。
その時、ベンさんが言いました。
「船長。たった今、救難信号を受信しました。例の怪しい船の方角からです」
「わざとらしいな。こちらが救援に向かったら攻撃してくるか、それとも航行の邪魔をして荷物の着荷を遅らせようってか」
ダカール船長があきれたように言った。
でも、僕は宇宙航行法を思い出しながら意見を出してみた。
「確かに怪しいですけど、救難信号を受けたのに放置するのはマズくないですか? 信号を無視した船として、この会社や荷主の評判を下げる情報を拡散してくるとか」
「おう、ヨーイチ。いいところに気づいたな。もちろん放置なんかしてやらねぇよ。なぁ、ベン」
「了解です。星間警察に通報します」
ベンさんは警察に救難信号の情報を伝えました。
この船との間には小惑星帯があって救助には向かえないことと、怪しい動きで海賊の疑いがあることもしっかり伝えました。
レーダーの記録も警察に提出したそうです。
「他の運送屋も似たような手口で邪魔をされたのかもな。では品評会の惑星に向かうぞ。他にも妨害があるかもしれん。油断するなよ」
「了解」
クロウ先輩がスティックを操作して最大船速のまま航行を続けます。
「先輩、それに皆さんもすごいですね。めったにないようなアクシデントがあっても、落ち着いて行動がとれるなんて……」
「ん? 何か勘違いしてるみてえだな。ヨーイチ」
「船長、勘違いって、何がですか?」
「この程度はいつものことで、日常茶飯事だっての。アクシデントのうちには入らないぜ。うちがスポット運送だけでやっていけてるのは、危険手当込みだからだよ。入社のときに説明しただろう」
「え? それって本当のことだったんですか? てっきり冗談だと思ってました」
どうやらこの船ではスリル満点の仕事場になりそうです。
* * * * *
スリーチュアン号が無事に目的の惑星につきました。スリーチュアン号は大気圏外と地上を行き来する能力があります。
地上の宇宙港に降りて、荷主の現地スタッフに荷物を引き渡しました。
品評会場は宇宙港に隣接しており、他の船からも花と思われる容器が運び出されています。
今日はこの星で宿泊し、明日は戻りの航路になります。
僕たちは船の整備を終えた後、交代で休憩をとることになりました。
僕は自由時間をもらえたので、単身で品評会会場の近くにある公園にきています。
仕事用のジャケットは脱いで、ラフな格好になっています。
予想より波乱万丈な移動だったので、精神的にちょっと疲れました。
まぁ、自分が選んだ仕事だし、こういうのに憧れて就職したんです。後悔はしていないです。
夕暮れ時の空は、オレンジと紫が交じり合った美しいグラデーションを描いています。
僕は小さな公園を静かに散歩しました。周囲の木々は揺れ、葉が風にささやく音が心地よく響きます。
でも、その平和な雰囲気とは対照的に、近くの大きな品評会場の方からは喧騒が絶え間なく聞こえてきます。大勢の人が集まっているんですね。音楽や歓声、アナウンスの声が混ざり合い、公園の静けさをかすかに乱しています。
公園にはほとんど人影はありません。ベンチに座って本を読んでいる年配の男性と、遠くの遊具で遊ぶ親子連れを見かけただけでした。
一瞬、ベンチに座って休憩しようかと考えましたが、そのまま歩き続けることにします。
その時、不意に強い突風が吹き抜けました。同時に「あっ」という高い声が聞こえました。
僕はとっさに手で自分の髪を押さえ、周囲を見回すと、ひとりの小さな子が帽子を押さえようと手を伸ばしているのが目に入りました。
風にあおられた帽子は、ふわりと空中に舞い上がりました。
僕は反射的に帽子を追いかけて走り出し、そしてジャンプして素早く手を伸ばしました。
が、その帽子はすり抜けて、あがっていきます。そして、木の高いところに引っ掛かりました。
これだと僕の背でも届かないです。
背の低い子……中学生ぐらいかな? 短い緑の髪で、耳の長い子が走ってきました。
一瞬、男の子のように見えました。でもスカートを履いているので、たぶん女の子のようです。
「あ~あ、お気に入りだったんだけどな……」
女の子が残念そうに言いました。
木の幹が細いので、木登りして取りに行くのも難しそうです。
僕は足元の小石をひろって、ハンカチで包み込みました。
「ねえきみ。こいつをあの帽子にぶつけてもいいかな。もしかすると帽子を汚してしまうかもしれないけど……」
「え? うん、いいよ。おにーさん、ボール投げが得意なの?」
「ははは……実は苦手だよ。たぶん当たらないと思うから、あまり期待はしないでね」
「そう? じゃあ、おにーさん。左手を出してみて」
「? こう?」
女の子は両手で僕の左手をつつみます。
「おにーさんの投げた石が、あの帽子に当たることを想像して。しっかりイメージできたら投げてみて」
いわれた通り、頭の中でハンカチに包んだ石を投げることを想像しました。
ただ、狙うのは帽子じゃなくて、枝なんだけどね。
左手に暖かいものが入ってきたような気がします。なんだか絶対に命中できそうです。
「えいっ」
僕が投げた石は、帽子がかかっている枝に当たりました。
枝が揺れて、帽子がひらひらと落ちてきます。
僕はひょいとジャンプして帽子を取って、女の子に渡しました。
「はい。今日は風が強いから、帽子をしっかりおさえてないといけないね」
「うん、ありがとう。おにーさん」
「ねぇ、もしかしてだけど。きみはベルフォレ星の人? 会社の先輩にきみのように緑の髪の人がいるんだ」
クロウ先輩は地球人とベルフォレ星人のハーフって言ってました。
ベルフォレ星の人は不思議な力を持ってて、先輩は食材の鑑定能力を持っているそうです。
この子も何か能力を持っているかもしれません。
「うん。私はベルフォレ星の生まれだよ。でも、会社の人とかには、おにーさんがここで私と会ったことは言わないでいてほしいの。黙っててもらえるかな?」
女の子は帽子をかぶりなおしてそういいました。
超能力を持っている人には何か事情があるみたいですね。
「うん。わかったよ。誰にも言わないと約束するよ」
「そう。ありがとう。じゃあ、またね~」
女の子は手を振って、走り去っていきました。
またねって言われたけど、明日には僕はこの星を出るんだよね。
でも、僕の仕事は宇宙のあちこちを飛び回ることになる。
もしかするとどこかの星で、またあの子に会うこともあるかもね。
僕は女の子を見送ると、再び散歩を続けることにしました。公園の静けさの中で、小さな出来事が心に温かいものが残ります。遠くから聞こえるイベントの喧騒は相変わらずですけど、心は穏やかで満たされた気がします。
僕は軽く一息ついて、夕焼けに染まる空を見上げながら、ゆっくりと公園の小道を歩き続けた。
* * * * *
しばらく散策して船に戻ると、クロウ先輩とベンさんが忙しそうにしていました。
あれ? 船の整備も帰りの分の準備も、もう終わっていたはずですけどね。
クロウ先輩によると、星間警察から連絡があったそうです。
この星に来る途中で見かけた怪しい船は、本当に海賊の疑いで星間警察と宇宙軍に拿捕されたそうでした。
明日の朝、宇宙軍の人が状況説明に来ることになったそうです。
いつもスリーチュアン号を査察している担当の軍人さんが、非番でたまたまこの星にきていたそうです。
花の品評会を見に来ていたみたいですね。
そうそう。僕たちが運んだ七色のコスモスが、見事に優勝したと荷主から感謝の連絡がきたみたいです。
僕たちの仕事はこんな感じで役に立っているんですね。
* * * * *
次の日、僕とクロウ先輩、ベンさんがスリーチュアン号の操舵室にいるときでした。
船長が軍服をきた小柄な女性を連れて操舵室に入ってきました。
あれ? この女性の緑色の髪はどこかで見たような?
背の低いその女性は僕の前でピッと敬礼をしました。
「リグリア第八宇宙軍のネイア・ビュープラステッド軍曹です。よろしくね、おにーさん」
『宇宙人企画』の他の方の作品や、『ダイヤル0321』の別作品はこの下の方でリンクしています。
今回のお話は過去に投稿した『ダイヤル0321』より前の出来事です。
以下は名前の元ネタ……
ヨーイチ・ナナス航海士:上のイラストで右から2番目
平家物語の弓の名人、那須与一より。
『宇宙砂漠の幽霊船』で超長距離射撃からイメージした名前。
ネイア・ビュープラステッド軍曹:上のイラストでは一番右
ギリシャ神話でアルテミスの戦車を牽く鹿ケリュネイアより。
ビュープラステッドは玉虫のこと。平家物語で、屋島で扇を掲げた女性玉虫より。
ダカール船長:上のイラストでは真ん中
『海底二万里』と続編『神秘の島』のネモ船長の本名ダカールより。
クロウ・ホーガン:上のイラストでは一番左
平家物語の判官・源九郎義経
ベン・ムサーボ:上のイラストでは左から二番目
平家物語の武蔵坊弁慶
スリーチュアン号:
ナンバープレートが0321ですが、元ネタではありません。
『海底二万里』『神秘の島』のノーチラス号(Nautilus)の逆読みです。
下は腹田 貝さまから頂いたブルーレイパッケージ風のイラストです。
なお、ダイヤル0321の他の作品へはこの下の方でリンクを張っています。
※下の方の『ダイヤル0321』をクリックしましょう。