表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/26

第2話 転生

「お兄様、早く目を覚ましてください、、」

「レオン様が倒れてからもう1週間になりますか、、。」

「セバスチャン、医者は相変わらず何も異常はないと?」

「はい。」


頭が痛い、、。

転生成功した?何でこの身体はベッドに、、?僕が知るはずないか。

痛っ!?違う人の記憶が、、。

階段から突き落とされたんだ!

犯人は確か、、この屋敷でメイドとして働いてるアンだ。


「僕を階段から突き落としたのはメイドのアンだ!」

「お兄様!目を覚ましたんですね!!良かった、、。」

「ちょっと待ってください、それよりお兄様を突き落としたのはアンだったんですか!?」

「うん、確かに覚えている。」

「ジャック!早急にアンを捕まえろ!!」

「はい!!」


こうして、僕を裏切った??というかこの身体のレオンを裏切り、暗殺しようとした人が無事捕まった。

この件を機に屋敷を調べてみると、次々と犯人の仲間が見つかった。

皆、悪徳領主だった両親に対してずっと不満のあった人達みたい、、。


身体はまだ残っているけど、今僕がこの身体に転生しているって事は、、レオンは亡くなったって事、、。

この身体、レオンの記憶がある。

レオンはランカスター伯爵家の長男で、とても優しく3個下の弟のノアにもとても好かれていた。

悪徳領主の両親が1週間前に亡くなり、父親から伯爵家を引き継ぐ為バタバタ過ごしていたところに漬け込み暗殺されたみたい、、。


転生しても、レオンとしての記憶があるから貴族としての基本のマナーとか生活には困らなそうだ。

これからは僕がレオンとして生きていくことになる。

亡くなってしまったレオンの為にも頑張らなければいけない。

両親のせいでこの領地には沢山の問題がある。

まずは問題を1つずつ解決していかないと、、。何からやるかは領地を偵察してから決めよう。


「ノア、屋敷の皆を呼んでくれる?」

「はい、お兄様。」


「皆さん、お父様が亡くなった今は僕が伯爵家の当主です。」

「ですが、この領地にはまだまだ解決すべき問題が沢山あります。僕はこの領地をもっと発展させていきたいと思っています。」

「皆さんがこれからこの領地のため、協力してくれると嬉しいです!」


「レオン様、私が皆の代表としてお答えしても?」

「うん、セバスチャン。」

「屋敷にいる人達は皆レオン様に助けられたことのある人達ばっかりです。」

「こちらのメイベルは、妹が熱を出した時にレオン様が薬代を出してくれたおかげで助かりました。」


「あの時は本当にありがとうございました!」


「こちらのオリバーは前当主に怒られ、クビになりそうになった時にレオン様に助けられました。」


「レオン様、ありがとうございます。」


「他にも沢山の人がレオン様に助けられました。

協力しない人はこの屋敷にいません。」



こうして皆が協力してくれることが決まった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ