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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

絶対に開くな

作者: Bonjin

 あと10。


 コレを考え出したやつはとんでもないサイコパス野郎ね。


 私は今、椅子にくくりつけられている。時限爆弾もセットで。


 その時限爆弾だけど、もうスイッチが入ってしまってる。このまま進めばドーンってなって私は肉塊。


 奴の言うことには、小説の世界には、一つの課題が残っている。それはすなわち、【読者は殺人犯になれるのか】。


 奴が言うには、それは可能だってさ。読者は必ず登場人物を殺す。どうしてだと思う? あと5。


 今、アンタが開いたから、私はアンタの頭の中に生まれたわけ。アンタがコレを読み進めると、私は時限爆弾で死ぬことになる。


 アンタがここで作品を閉じれば、その瞬間、この世界は死ぬ。私の話はなかったことになる。生まれを否定された。つまり、私の死。あと3。


 だからどちらに転んでも、アンタが開いたから私は死ぬの。奴はアンタを殺人鬼にする。読み進めることで、アンタを殺人鬼にする。


 私は、奴の理屈のための生贄。あと【1行】。


 ああもう! アンタ何でコレ開いたのよ!!

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