社交界デビュー前夜
「食事中にすまんが二人に話しておきたいことがある。」
夕食いつものように家族が集まり食事していると真面目な表情で話しかけてきました。
「何でしょうか?」
「来週10日は国の建国祭なのは知っているな?そこで社交界で紹介しておこうと思う。構わないか?」
「お父様、私は大丈夫ですがユリアはまだ3歳です、問題では?」
「ルティと同じでユリアも聡明だから大丈夫だろう?それに離れ離れになると大変だぞ。」
話を聞いてるとお姉様と社交界に出ることになりそうです。社交界に出るのは怖いですがお姉様と離れそうになりそうでついムスッと頬を膨らませてイヤイヤとしてしまいお父様とお姉様、お母様にまで笑われてしまします。
「そうですね、私が勉強で始めたときは大騒ぎでしたね。」
「ああ、ちょうど二年前だな。勉強のために部屋を離れたときの大泣きと来たら。」
「あのときのメイド達は大慌てよ。しかも私達夫婦が来ても泣き止まないんだもの焦ったわね。」
家族に言われて恥ずかしくなっていると後ろで待機しているメイドと目が合い笑顔で見られました。どうやらここには仲間はいないようです。
「お姉さま大好き。一緒がいいです。」
恥ずかしいのを我慢して話を戻そうと笑顔でお願いしてみる。
「おっと、話が逸れたな。では二人を皆の前で紹介するが何かあれば私達に言うんだぞ。」
「「はい。」」