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黒と金の王女姉妹  作者: 八咫烏
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プロローグ

「お姉様、そろそろお時間ですよ。」

「あら、もうそんな時間かしら?」


「ええ、こんな時まで仕事をするのはお姉様ぐらいですね。」

「あら、そんな私に付き合って仕事をしている貴女はどうなのかしら?」


「お姉様意地悪です。お姉様いるところ私ありですよ。」

「ふふ、ごめんなさい。ちょっとした意地悪よ。貴女が妹で良かったわ。」


「ほんとですか?嬉しいです。お姉様」

「さあ行きましょう、私達の結婚式へ」


執務室ではなく結婚式場の控室で仕事を行う二人は幸せを掴みに行く。

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