眼鏡な王子様
眼鏡好きな私にぴったりのキャラにしました。
目覚めると私は自室に戻ってきていました。
私は昨晩あんな恐怖体験をしたに関わらず、
幸せな気持ちでした。
何故ならイケメン達に夢で出会えたから♡
安いでしょ、私って。
肝心なお告げの事はあんまり覚えてない正子でした。
数時間後、今日も今日とて疲れて帰宅。
いつものようにベッドにダイブ。
今日も仕事で失敗しちゃったな‥‥
でも妄想タイムで精神的回復よっ、と
布団に潜り込みました。
突如、違和感。
その違和感の正体は私にぴったりと引っ付いてる
男でした。
「みーつけた、僕の」
動けない身体を、ぐいっと抱き寄せられ
耳元で「お姫様」
と甘く囁かれました。
にこりと微笑む男と裏腹に、
私の脳内には不法侵入の四文字しか浮かびませんでした。
「貴方は誰なんですか。てか離して‥‥下さいッ」
昨晩とは逆の立場で尋ねる私。
チェッと言いながらも私を解放してくれました。
彼の話は以下の通りです。
名前は上条魔裟斗、大学生、眼鏡の
似合う青年。
彼は私と同じく夢の中でお告げを聞き、直後の破裂音と共に
私の部屋に飛ばされたらしいです。
「ねぇ説明は良いからさ‥‥彼女らしいことしてくれない?」
私は貴方の彼女になった覚えはありません。
我に帰るとベッドに男女二人。
コリャ、私初めて奪われちゃうの⁉︎
迫る眼鏡男に私の逃げ場はなく、
覚悟を決めると‥‥
次回は最終回の予感です。必見?