表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私は妄想彼女!  作者: ゆうゆう遥か
1/5

妄想日和の筈が

私は妄想大好きなんで主人公と似ています。

女の子なら誰でも憧れる、王子様‥‥。


私もそんな夢見る女の子でした。


でも現実は厳しいです。


待てど暮らせど、王子様なんて現れないのですから。


クラスでいじめられても、会社でいじめられても。


たとえ家出しても。


手を差し伸べて助けてくれる男性なんて、いません。


待ちくたびれた私は、自分の世界にこもるようになったのです。


私の名前は白井正子しらいせいこ28歳 独身 彼氏募集中。


色白な程良いふっくらした体型の純日本女。つまりはちょいデブ。


会社で仕事を終え、帰宅したのは21時。


疲れてへとへとです。


ストッキングを脱ぎ放り投げ、布団にダイブ。


うわ、私くさー


なんて思いながらも疲れて風呂に入るのは後回しです。


晩御飯は売れ残りの市販弁当で、ちゃちゃっと済ませ、


今宵も正子のお楽しみタイムが始まりまーす。


ベッドの上で布団にくるまり、も・う・そ・う・タイム。


ここからは正子の妄想をお送りします↓



眠りに落ちようとした時、隣から声が‥‥

おい、なに俺様を無視してんだよ?

ぐいっと腕が伸び身体を引き寄せられる。

息がかかりそうな程近くに端整な顔が。

今夜は、寝かせねぇぜ(イケボ)

赤面しながら戸惑う私。

ねぇ‥

すると反対側からも声が。

反対耳にふーっと息が吹きかけられる。

驚いて振り返ると、幼げな美青年が。

僕のこともかまってよ‥

もう少しで唇が触れそうな距離に心臓はバクバクで



うふふふふ(現実)


嗚呼、幸せだなぁこの時間。


一人ベッドでにやける女がどれ程不気味かは本人には


分かりません。


布団の中は温かくて私だけの空間。


世の中の怖いものを今だけは忘れていたい‥‥


でも、会社での今日あった失敗を思い出してしまいます。


あはは‥‥‥へこむなぁ


鼻の奥がつーんとなって、目尻に涙がみるみるうちに溜まります。


今だけの楽しい妄想タイムを再開しようと、無理やり目を閉じた


その時。























ここまで読んで下さりありがとうございました。

次回の作品でもお会い出来ると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ