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6.ヒロイン登場と拒絶と恭歌の親友

今回のNEWキャラはまたあとでキャラクターまとめに入ります。けっこう重要なキャラですよ!(笑)

さてヒロインの来る5月だよ。

ん、これまで私はなにをしていたか?簡単にまとめてみよう。


・生徒会会計の仕事を真面目にしていた。


以上!

うん、つっこみどころがないも無い、どういうことだろうか…?


そして今朝、私はクラスでゆっくりと隣の席の男子と喋っている。


「ねぇ、耶蘇川(やそがわ)。」


「なに一ノ瀬さん。下の名前で良いよ。」


「おk、成冲(なおき)私もしたの名前で良いよ。」


やったね一年の時から交渉していた名前呼び(呼び捨て)がOKされた日だった。彼、耶蘇川成冲は私ととても趣味のあう少年で一年生の時はもう1人の親友とも一緒に結構な頻度で遊びに行っていた子。やったね!これからずっと耶蘇川にべったりしてやる。私はそう思いながら今日も1日過ごすのであった。『完』


と言うわけにも行かずこいつとずっと喋ってました。そのぶん教室の後ろの端の方からの幼なじみさんの視線が凄いんですけども。


「恭歌、西園寺君「突っ込まない方が賢明かと」…ハイ」


私は椅子だけ隣の成冲の横に持っていって喋ってます。え?カレカノ?ナイナイこいつ、二次元しか愛せないらしい。私からしたらここも二次元です。そうは言え無いけど同意はしてしまいかけた。


「おまえら席つけー!今日から転校生が来る。よろしくしてやってくれ。」


担任はまさかの体育教師のごつい方です。ええ、一部のお姉様方には人気がありそうな感じの方です。そして後ろにいるのがヒロイン


「一之瀬結香ですっ、趣味は料理です!よろしくお願いします~♪」


あ、


「天使だね。」


「耶蘇川…さすが同士よ」


「勿論。あ、今度お忍びでアニメ○ト行かない?」


「いくいく、」


この2人の会話、すべて十秒以内である。さすが以心伝心の友だ。


ヒロインの一之瀬結香はピンクブラウンの髪を腰まで伸ばして、目はとても大きい、胸も形良く大きい。

まさしくヒロインって感じがするね!


「席は西園寺の隣な、」


「西園寺君よろしくねぇ?」


先生の言葉をし元から知っていたように聞こえるのは気のせいかな、しかも無表情だった西園寺さん(・・)のところに迷わず進んでいったし。

あれ、こんなことあるはず無いのに。何でだろう私を一瞬見た一之瀬さんが怖く見えたのは。


ゾクッ


吐き気がした。誰か、あの女の声が私に聞こえないように、してくれないか?西園寺さんはもう駄目、別に別の気をゆだねれるやつは…!


「恭歌、大丈夫…!?顔色悪っ」


「ごめん、成冲、保健室連れて行って、吐きそっ」


せり上がってくる何かを飲み込みながら言えば成冲は察してくれたのか静かに先生に行った。


「センセ!恭歌が気分悪そう何で保健室連れて行ってきます!!」


成冲、ここで呼び捨てはアカン(宮川大○風)クラスのみんなの視線がヒロインに向いてるからってお姫様抱っこもアカン(宮川大○風二回目)

そんなことを思っていても、体は吐き気を我慢できなかった。成冲の胸に顔を近づけて何度も何度も深呼吸をした。


「もうすぐつくから、安心してよ。」


そう笑いかけてくれる成冲に私はコクリと頷いた。

今思ったんだけど…成冲も結構イケメンじゃない?確か逆ハールートでヒロインに振られてヤンデレて……いや、それは隣のクラスのイケメン(笑)のはず。


「ごめん、成冲。どうも女が苦手で…。」


私がそう言うと成冲は苦笑いをしながら仕方ないなぁと言うように私を抱えなおした。


「うんうん、知ってる知ってる。大丈夫、俺もあいつに喧嘩売りたかっただけだし。」


あいつ?私がきょとんとしていると成冲は保健室ついたよと言って息を吸った。


「おい、保険医。ベッド一つ寄越せ、黒百合の騎士がしんどそうなんだよ。」


さっきまでの穏やかな雰囲気はどうしたよ成冲。私は内心そんな事をツッコミながら黒百合の騎士について考えていた。

私の知る限りこれがこの保健室の奥にある仮眠室を使うときの合い言葉らしいけど文脈が若干おかしい。


「は、黒百合の騎士?………恭歌!?どうしたの耶蘇川君ちょっと待って今開けるから!!」


おー久しぶりに羽月さんの慌て顔見たかも。


「大丈夫すぐにあいつも来るからね?」


私は手を何とか動かせて成冲の首の巻いた。そしてできるだけ人の体温を感じるようにして落ち着かせようとして、気が飛んだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「耶蘇川君珍しいね、君が連れてくるなんて。」


俺は恭歌を寝床へ移動させながら保険医の言葉に耳を傾けた。


「恭歌が完全に西園寺を拒絶しました。理由は前々から恭歌が漏らしていた五月の転校生でしょうね。」


俺がそう言うと保険医の二ノ宮先生は来ちゃったのか、ともらした。


「もう、乃崎さんも動いてるんじゃない?」


「たぶん、ですが。動いてると思いますよ。恭歌に為に。」


俺はそう言いながら苦しそうにしている恭歌に自分の上着を掛けた。すると恭歌はその上着を大切そうに抱きしめて穏やかに眠り始めた。


「大丈夫、俺たちがどんなことからも守ってやるから。」


俺はそう呟きながら恭歌をなでた。これは恋愛感情なんて生易しいもんじゃない。依存体質な俺は恭歌を愛しているんだから。恭歌のためならなんだってするさ。


でも………


嫁(二次元)もおろそかにできないから少しだけ嫁に会わせてね!!


さてさてさて可愛い可愛いヒロインの登場です。次回は恭歌の状態とヒロインの思考をご紹介いたします。


*感謝*

いつもこの作品を読んでいただきありがとうございます。お気に入り登録が増えててビビりました(;´∀`)

ありがとうございます!!

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