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1.攻略対象その①幼なじみ西園寺晃太

さて今回は注目キャラクターのメイドさんと幼なじみさんのお話です。

私は現在進行形でなーぜーか、西園寺君の家にいます。どういうことでしょうね、理解したくない。


そろそろ高校二年生になるんですからやはりこの少年も「性」についての予備知識もあるはずですよね?


病院で高校二年生って言ってしまったけど、どうやら実はそろそろ高校二年生、そう、まだ二年生にはなってない。いまはまだ高校一年生。3月31日だから、明日というか後2時間もしたら高校二年生なので、自分のなかでは大目に見ようと思っている。


「恭歌?まだ痛む?」


おっと西園寺君のこと綺麗に忘れてしまっていた、ごめんよ。でも腰にいってる君の手はなんだ。私がそう思っているのも伝わらないのか腰にある手で私を引き寄せようとするな。


「その腰の手がどけば私の精神苦痛は減ります。だから早くどけて。」


勿論そう言いながらその手を摘むのも忘れない。痛かったのか急いで手をどける西園寺君に私はため息をついた。


「で、なぜ私は君の家でこの若干露出度の高い寝間着をきて、君のベッドに居るのかちゃんと説明してくれるかな?そして速やかに私は六条さんにたくさんある客室のどれかに連れて行って君が入れないようにして貰いたいのだけれど。」


私がまくし立てるように言うと西園寺君はだって、といった。


「恭歌と一緒に寝たかったんだもん。別に下心無いし良いでしょ?」


嘘をつくな嘘を、目がギラギラしててどう見ても捕食者の眼してるっての。恐ろしい。


「もんとか言わないでよ、気持ち悪い。君が気にしなくても私がするので早く六条さん呼んでください。」


私が言うと西園寺君は舌打ちをした。言っとくけど聞こえてるからな?


西園寺晃太、このゲームで元気系のキャラを担当するヤンデレ。忘れられないこの子はヤンデレです。このことのストーリーは比較的に明るい方だったはず。でもノーマルエンドとバットエンドになると危険度は三番目。主にグロい、何がグロいかって、好きな人を殺して自分も死ぬみたいな簡単なものではない。まさかのゆっくりじっくり痛めつけながらその子に自分を刻み込むのがこの子のスタイル。


「お前は俺だけのものだから」


がこの子の決め台詞。ぜひとも遠慮したい。


西園寺君はお金持ちで美系で、運動については一流。みんなの大好きスポーツ系王子、ちなみに私はそういう子より勉強できるタイプの眼鏡が好きだ。鬼畜眼鏡最高、このはなしは置いといて。


ちなみに私がさっきからよんでいる六条さんはここの古株の使用人さんいつもお世話になってます。主に家庭的なもの、料理から洗濯、裁縫にお菓子作りなどなど私の女子力を上げるお手伝いをしてくれる優しいお姉さんです。


ちなみに35歳。そしてご結婚なされています。可愛いお子さんもいて私はとてもびっくりした。。古株と言っても16年ほどこの西園寺邸で働いているまだまだ若い方です。


「恭歌さん、お部屋の用意ができました。ご案内いたします。」


「六条さん!」


「六条…」


六条さんの声に振り返ると西園寺君は六条さんに少し怒り気味に呼んだ。

あれ、この子こんなキャラだったっけ?


「坊ちゃん、恭歌さんは本日は私の部屋(いえ)で寝ていただきますので、残念ながらお引き取り下さい。」


六条さんの格好良さに惚れ惚れした、正直六条さんに惚れる女の人なのが残念で仕方ないです。既婚者ということはおいといて。


「じゃ、西園寺君。お休みなさい!」


私は多分今日一番の笑顔だと思う。私は上機嫌に彼の部屋を出た。六条さんが持ってきてくれていた上着を掛けてくれた。この人格好良すぎる。




ーーーーーーーーーーーーー


何でだなんで、恭歌は俺のことをあんな、西園寺君って他人行儀に呼んで!


なんで俺から離れようとするんだ…!?事故にあってから、余計に離れようとする。

許さない、絶対に許さない

お前は俺だけのモノだから


「逃がす訳ないじゃないか」


たとえ恭歌が離れようとしてきても俺が逃がす訳ないじゃないか。


逃がしてたまるかよ。


ごめんなさい、最初にいっておきますが…………ヒロインのメインのお相手は西園寺君じゃないですよ!


西園寺君の心境の変化


にはご注目下さい。

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