11.転生者の少女は企む。(前編)
ちょっと長くなったので前後編にします!
私はヒロイン!外見も仕草もすべてすばらしいあのゲームのヒロインなの!
私はこの学校に来てからまだ二日しか立ってないけどもう生徒会の役員と元気系の西園寺君にはあって私のことをちょっと気にかけてくれて要るみたい!
私が初めて学校に来たとき教室で一番はじめに探したのは晃太くん!彼はなかなかのイケメンである女の子に興味を示しててそのプレッシャーに耐えきれずに心に闇を作っちゃう子!またまたその病んでるときの顔も格好いいの!
その西園寺君が見てるのはどうやらさっきからそこそこイケメンの男子と喋っているモブ、私はその女の子に微笑みを渡した。もしあのこが友達になったら男子1人くらい紹介してあげようかなぁなんて考えながら。
「西園寺君よろしくね!」
私のとびっきりの笑顔を見せれば西園寺君は魅了されたようによろしく結香。と読んでくれた。もー格好いいんだからぁ!
そう言えば誰かが教室から出たとき西園寺君が気にしてたけどま、今はこっちに夢中みたいだからいいや。
それに私にはもっと重要なことがあるもの!
「あ、優菜ちゃん!私優菜ちゃんの友達になりたいなぁ?」
そうこのライバルキャラの子と仲良くなってこの子が死んでくれないと生徒会長はゲットできないし!確かこの2人が婚約中のはずだから。
「ふふふ、良いですよ?あ、でもちゃん呼びは辞めていただき たいですわ。」
ライバルキャラのくせに生意気、私はでもそれを見せないように笑いながら言った。
「うん!!なら優菜ってよぶね?」
これで好感度やサポート手伝ってもーらお!
「どうぞご勝手に」
そう言いながらライバルキャラのこは急ぐように教室を出ていった。なによあのこ連れないなぁ!
それからずぅと適当に授業を受けて、それから適当に男の子たちとお喋りしてたらあっという間に集会になってて私はびっくりしちゃった。ま、生徒会イベントは放課後なんだけど!
私は一番のイケメンである晃太くんとずーっと一緒にいた。
「…はぁ、保健室で授業ってどういうことですの?」
「貧血で倒れる恭歌が駄目なのよ。」
廊下から聞こえてきた会話に私は耳を澄ませた
ふふライバルキャラのこと誰かが帰ってきたみたい!誰だろ。ま、女だから興味ないけど。
「あ、優菜おかえりー!どこ行ってたのぉ~?」
私がそう言うと優菜ちゃんはにっこりと笑って返してくれたうん、私ほどの美人じゃないなぁ♪
「ふふふ、当ててみて下さいな?」
だから生意気なのよ、私の言ってることに言うこと聞いてよ!
「私が教えてって言ってるんだから教えて?」
私が困ったように首を傾げながら言えば私の後ろに誰かがたった。たぶん予想できる!きっと晃太くんよ!
「結香が教えてって言ってるんだからさっさと教えろよ。」
ほらやっぱり!私が振り向くと晃太くんは愛しさを含んだ目で見てくれた。私はもちろん微笑み返す!
なのに優奈の後ろにいる女を見た瞬間に鬼のような顔をしてその女の前にたった。
バチンッ
いきなり聞こえた音にびっくりしたらまさかのまさか晃太くんが女を叩いたみたいで私は吃驚した。
「お前うざいんだよ。餓鬼の頃からちまちまとおれのとこ来や がって、どうせ権力目当て何じゃねぇのか?お前はここにいる べき存在じゃない、さっさと消えろ。」
女に向かってそう言う晃太くんは忌々しそうだった。私はこの小さなイベントで晃太くんの好感度を少しあげようと思った!だってこんなイベント知らないんだもん、たぶんスペシャルイベントって奴だよね!
女が何か顔を下げながら言おうとしたから私はその声に被せるように叫んでみた。
「駄目だよ晃太君!」
私が悲しそうに晃太くんの腕に抱きつくと晃太くんは吃驚したあとにでも、と言った。
「なんで、何でこんなことするの…!?」
わたしはこの反応を見てから内心にっこりと笑ったよしよし!好感度あがってるみたい!
なのにそんな事も解らない優奈が怒りを抑えきれないように言った。
「あんた、私の可愛い可愛い可愛いし「黙ってな!」」
もう優奈に文句を言おうと思ったらその女が怒った。なにこの女怖いんですけど!?女の風上にもおけない!
そのあと一息ついてから目を上げてにっこりと西園寺君に笑った。
「私は西園寺『さん』に迷惑をかけましたか?あなたよりも私 の親友の方が位も高いのに何であなたに媚び売らないといけな いのかしら?」
心底解らないように言う女に私は出しゃばらないでよと思いながらまだその空気に飲まれて声が出せなかった。
「あと、私には可愛い身内がいるの。」
だからあんたには興味もないのよ。と目線で語る女に私は心当たりがあった。そうだこの女私に隠しキャラの一ノ瀬正耶くんを紹介してくれる気違い女じゃない!
なら、仲良くなって置かなくちゃ!話しかけようとすると女は言った。
「あんたには関係ないでしょう…?出しゃばらないで下さい。 第三者が入るとややこしくなるんだから。」
わかったように言って!あんたさっきから邪魔なの!その長い髪括るとか何とかしなさいよ!私と被るじゃない!
「でもでも、晃太君が、迷惑してるって言うから。それにそん な事してても誰も喜ばないんだよ…?」
このことの初めての会話を思い出しながら言えば目の前の子はあきれたようにため息をついた。
「はぁ、今から私は行くとこがあるんで。その電波脳何とかし てから話しかけて下さい。」
私が唖然としていると女は教室から出ていこうとしていた。
「…恭歌、」
晃太くんが切なそうに声をかけると女は苛々してるみたいに振り返った。
え、なんで、晃太くんがその子のこと気にするの?
「私の名前を呼ばないで下さる?西園寺『さん』」
女が教室を出ていくと晃太くんはしばらく放心状態みたいだった。
「晃太くん、大丈夫?」
「結香…お前は俺から離れないよな?」
私は心から笑いながら言った。
「当たり前でしょ?」
だって晃太くんは私の楽園を作るための重要な素材だもん!
さてつぎは10の時のヒロインサイドと行きませう!