砂漠の嵐
「ネンジュヌッカの赤い華」 予告編
その髪は、二つの太陽の残光よりも赤く、その剣は、
滅びを切り裂く記憶の刃。異星の空に咲いた「赤い華」
―異星文明の失われた伝承を園内 雄三が描く、
新たなSF宇宙叙事詩、始動
ネンジュヌッカの赤い華 序文
園内 雄三
この物語は、ネンジュヌッカ地方に伝わる民話を収集し、
新三千年紀にふさわしい伝説を創造するため、三千人の
速記士と、三千人のオッサン神官を動員して作られた。
この大事業は、わがシャベラン帝国に速記符号
オゴンチョノゲを伝えたブエンワインハンカーの
功績なくしてはなし得なかった。
ここに、その功績を称え、シャベラン帝国国王
オクッガエミッチャビー四世は、電筆将軍の名を
贈られた。
わがマッコテヌッカド星の創造神ナカユセンカの下に、
武神オッサンと愛と豊穣の女神オゴジョテラスが
手を携え、さらなる四千年紀に向けての発展の礎は築かれた。
ここに大事業が完結したことを宣し、長くオッサン伝えに
記録するものである。
2999ドン、7コ、15ビッ
三千年紀記念委員会
委員長 アタヤナイスッケ
「ネンジュヌッカの赤い華」物語の世界
エリダヌス座イプシロン星系に第1惑星
マッコテヌッカド星があり、第2惑星
ココモヌッカド星がある。
第1シリーズはマッコテヌッカド星の
ネンジュヌッカ地方の物語である。
シャベラン帝国の歴史書オッサン伝えを
元にしたシャベラン帝国興亡史。
第2シリーズはココモヌッカド星の物語で、
第3シリーズは星間戦争の物語である。
―異星文明の失われた伝承を園内雄三が
描く、新たなSF宇宙叙事詩 始動
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空に2つの太陽が輝くマッコテヌッカド星のネンジュヌッカの砂漠地帯を見下ろす小高い丘に、複数の人影があった。
砂煙を上げて、シャベラン帝国の勇者ハンナナイスッケが行く。帝都へ、メニッセンコテオ教授の家族を迎える旅である。教授は、ウンマヒライゴで発掘作業をしていたのだが、別の場所で重要な発見があり、急いで迎えに行く必要があった。
ホネバッケの木があちこちに転がっている。
トゲトゲのハンナナイスッケの木が、ところどころで邪魔をする。奇しくも勇者ハンナナイスッケと同じ名前の木は雄木で、雌木をハンモナイスッケという。この砂漠地帯に普通に見られる植物であるが、この植物に関わる話は後日することにしよう。
アッチケ村の住民が、一人で歩いていた。大きな木の陰から、獲物を狙っている怪獣がいる。旅人を襲うことで恐れられている獣である。
グワッ グワッ
発火石エンジンがうなりを上げる。
発火石の発見と利用の物語は、この国の成り立ちに関わる重要なものであり、もう少し後に語ることになる。
最初の一歩です。感想をいただけたらうれしいです。
次回は、砂漠の嵐Ⅱ です。お楽しみに。




