表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

こんな転生、ありますか!? ①

  今年こそと思っていたのに、やはりというべきか25歳の誕生日も私はぼっち。

  仕事帰り、コンビニで割引シールが貼られたショートケーキを買い家路につく。


 私の場合『彼氏はいたけど、最近別れて今はいないんです〜』といったものではない。

  彼氏いない歴=年齢といった寂しい実情。


 どうして恋人がいないのか分析した友達からは「性格はいいんだけどね、他は全てにおいて平々凡々で特長がないのよ。胸以外......」と言われる。


「胸以外特長がないって、どういうことよ」


 友達の言葉を思い出し、1人で過ごす寂しさよりも 、むかつきがまさる。

 街灯の電気が切れかけチカチカする夜道を歩きながら、独り言が口をついて出た。


「私だってなりたくて微乳(びにゅう)なったわけじゃないんだから!」

 通行人がいないことを幸いに、止まらなくなった心の声を口に出していると、路地裏らから密かに私が餌をやって可愛がってる白い子猫が出てきた。


「住んでるアパートがペット不可だから、飼ってあげられなくてごめんね。今日私誕生日なんだ。一緒に祝ってくれる?」

 カバンの中から猫缶を取り出して、子猫の前に置いた時、雲に覆われて真っ暗だった空が、目が眩むほど強い光を放ち周り一面白くする。


「え?」


 まだ猫缶を食べていない白猫と共に空を見上げる。 

 目が眩みすぎて視界が真っ白になったと 思ったら、辺り一面真っ白な光が包み込み、私と白猫共々光の中に吸い込まれて行った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ