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スクール・プリンセス  作者: レモン
3/5

第三章 最初の彼氏

ピーチ:やった!プリンセス役になれた!

ジェニファー:(不満そうに)まあ、プリンス役は誰かしら。

ピーチ:えー!?ロナルド!?あのがり勉の…

ジェニファー:ハッハッ。人をがり勉って呼んじゃダメよ、アップルさん。

(ピーチは顔をしかめて去る)


(劇の本番の日)

ピーチ:私はあなたと出会えて本当に嬉しいわ、王子様!

ロナルド:僕も嬉しい。僕と結婚してくれる?

ピーチ:もちろん…1か月後ぐらいに。

ロナルド:1か月も待てないよ。今すぐ結婚しよう。

ピーチ:分かったわ。そしたらウェディングドレス取ってくるわね。

(ピーチは舞台裏に行くと、ジェニファーが彼女のウェディングドレスに何か細工をしていた。)

ピーチ:ちょっとそれ私のよ!

ジェニファー:知ってるよ。ただ見てるだけ。そうだ、こっちのドレスにしてみたら?(より豪華なドレスを見せる)

ピーチ:うーん…

ジェニファー:きっととても似合うわ。

(ピーチは疑い深い目でジェニファーを見る)

ジェニファー:こっちはどうせ穴が開いてるし(指さす)

ピーチ:(怒ってジェニファーから豪華なウェディングドレスを奪う)あなたが穴開けたんでしょ?信じられない―

マックス:準備はできたかい、ピーチ?

ピーチ:すぐ行くわ!(ジェニファーに向かい)絶対ただじゃ済まないからね―

ジェニファー:行ってきた方がいいわよ、プリンセス。

(ピーチは豪華なドレスを着て、ステージに立つ)

牧師役のマックス:新郎、この人があなたの愛する人ですか?

ロナルド:はい、そうです。

マックス:それでは、新婦、この人があなたの愛する人ですか?

ピーチ:(深呼吸しながら)えっと、実は―

(ピーチのドレスの下半身の部分が突然落ちる)

ピーチ:キャー!嫌だ、嫌だ!(ステージから走って降りる)

ジェニファー:(ステージに立つ)結婚式は延期されます。皆さん、さようなら!これで劇は終わりになります。


(体育祭で)

(ピーチは走る。ジェニファーは彼女の2メートル先を走っている)

(ピーチはジェニファーを追い越し、ゴールする)

(司会)紅組の勝利です!

(紅組の人達は歓声を上げる)

ジェニファー:あなたがこんなに速いとは知らなかったわ、ピーチ。

ピーチ:(驚いて)あ、ありがとう。


ピーチ:やった!医学部に入れた。

ロリス:おめでとう。とても嬉しいわ。

ピーチ:ジェニファーはどこ?彼女も医学部を目指していたわね。彼女入れなくて、可哀そうね―(誰かが強くぶつかってくる)

ピーチ:えっ、誰-(ピーチはジェニファーが彼女のことを睨んでいるのを見て凍り付く)

ジェニファー:このカスめ!絶対復讐してやる。

ピーチ:ジェニファー、ごめんね―

(ジェニファーは走り去り、人混みに消える)


ピーチ:(ナレーション)ジェニファーは私に優しくしてくれたことがない。だから縁が切れるのは全く構わない。ただ、私は彼女のことを忘れることができない。


ジェニファー:誰が殺し屋?

(一同はピーチを指さす)

(みんな泣きながら、ピーチに「目を覚まして」と言う)

女の子:頭大丈夫?

男の子:彼女はネガティブ過ぎる。

別の女の子:もうそんなに頭良く見えない。

ジェニファー:時間切れ!


(ピーチは真っ白な十字架にかけられている)

(ロリスも含めた全員が彼女に石を投げつける)


ピーチ:(ナレーション)どこへ行っても、みんな私の話をしていた。私はとても怖かった。私はジェニファーに操られている感じがした。私の家族のことを殺したと思った。


BGM:In My Life (Bette Midler)


ロリス:大丈夫だよ、ピーチ。全てはうまくいくから。

ピーチ:(悲しそうに首を振りながら)いいえ。何も良くならないわ。

ロリス:とにかくまた遊ぼう?今週末はどう?

ピーチ:うん、いいわよ。

(ピーチとロリスは美術館に行ったり、ピクニックに行ったりする。ロリスは笑顔でたくさん話す。ピーチも話しながら笑顔になる。)

(BGM終わる)


ピーチ:(ナレーション)私はロリスと遊べて少し楽しかったが、やっぱり何も元には戻らないと感じた。


ピーチ:(ナレーション)大学で新しい彼氏ができた。彼の名前はカール。


(ピーチとカールはピーチの部屋にいる)

ピーチ:愛してるわ。

カール:僕も。

ピーチ:私と同じぐらい?

カール:どういう意味?

ピーチ:あ、いや、何でもない。私の歌を聞いてくれる?


ある時、太陽のように輝く女の子がいた

彼女は意地悪な人に会って、人生が真っ暗になる

彼女は翼で高く飛べると思った

ところが彼女の翼は友達により折られてしまった


*私があなたを愛せたら、うまくいくかもしれない

でもあなたは私を騙し、裏切った

あなたからの脅しから逃げるために

これからは私の好きなように生きるわ

あなたがいなくても私の人生は続くから*


女の子は男の子に出会い、全ては良くなった

二人は愛し合い、全ては順調に見えた

しかし、彼女の過去の記憶は消えなかった

彼女の人生を変えた


**繰り返す


男の子は彼女に勇気を持って言った

「僕はずっと君のことを守ってあげるよ」

女の子は「ありがとう」と言った


人生を振り返るといいことも悪いこともあった

あなたがいなければ、私は幸せだったのに

でも、あなたがいなければカッコいいあの男の子に出会えなかった

私の人生を救ってくれた男の子に


**繰り返す


だから、あなたなしで、何も元には戻らないわ(ピーチは窓の外を見る)


ピーチ:知ってる?私、これからポジティブに生きようと思ってるの。

ロリス:それは素晴らしいわ。

ピーチ:(笑顔で)全部あなたと私の彼氏のおかげよ。これから感謝の気持ちを伝えるね。


私は一時人生が終わったと思った

意地悪され騙され嫌われ見捨てられた時に

私をいじめる人たちからお金を奪われ、ショックを受けてから

私は恐れから逃げようとし、隠れて転んで、底のない穴に落ちていった

なんとみじめな、なんと大変な

どうして起きたか?私には分からない

でも起きてしまった

しばらくの間誰も私に話しかけてくれなかった。私は一人ぼっちだった

でもある友達が私を遊びに誘ってくれた

それで色々変わり始めた

私は学校にはあまり行けなかった

一年留年した

でも、私は親友が私に優しくしてくれて嬉しかった

彼女は私の最高の友達である

彼女は私の怒りを溶かし、愛に変えてくれた

だから私たちは一番よ(4回繰り返す)


私は精一杯の勇気で男の子に告白した

彼は私の理想の彼氏になってくれた。物事はうまくいったみたい。

学校は大変だけど、私は友達や彼氏と一緒に楽しめている

彼は彼氏以上の存在だ。彼は太陽より輝き、星より輝く。彼の声は素敵で、触り方は優しい

夢が叶ったようである

時々うまくいかない時もある。でも私たちは全てを解決できる。私は彼のことを誰よりも愛している

私たちはパンとバターのように溶け合う

私は完璧恋に落ちている

時々彼は私を理解してくれない。まあ誰も私のこと理解できないから、仕方ないと思う

私はただ彼の愛がほしい。そして私のそばにいてほしい。彼は優しい人だ。彼ほどいい人などいない。

二人でゲームを展開していこう。世界を明るくしていこう

だから私たちは一番よ(4回繰り返す)


私は三人の人たちに最も感謝している。それは私の父、母、姉である

いつも正しい決断をしてくれたわけではない

でも私が生まれた時からずっとそばにいてくれている

家族は素晴らしい!親戚も素晴らしい!

いつも優しくしてくれてありがとう

私があなたたちを信じるように、私のことを信じてくれてありがとう


私の友達や彼氏、家族でいることは簡単なことではないと思う

それでもずっと一緒にいてくれてありがとう

確かに過去には多くのダメージを受けた。でも、だからといってこれからポジティブに生きられないわけではない

私は歌い続けられる!書き続けられる!

そして、本当に楽しい。聞いたり、読んだり、学んだり、喜んだりできることが

悲しい時も一人じゃない

さみしくてもあきらめない

人生が複雑になっても、自分が失敗しても、他の人が失敗しても、友情が難しくなっても、自信を失っても、苦しんでも、悲しんでも、きっといつの日かそれらを乗り越え、陽がまた昇り全ては大丈夫になることを知っている

いつも安心感や愛、優しさを与えてくれてありがとう。私もみんなが大好き!

そしてこれをみんなと共有したい

変わらない人もいる。それでもいい。私もあんまり変わらないし

たとえ私をぶったり塞ぎ込もうとしたりしても、私の愛に燃える魂まで奪うことはできない

愛は広がっていくろうそくのようだ

ここにいるみんなが恵まれますように

涙をふいてごらん。涙はあなたを強くする

そして笑顔は世界を明るくする

世界をもっといいところにしよう。私たちにはできる。私たちは乗り切り、変え、受け止め、悪いことを幸せで安心できる良いことに変えられる。灯火は光り続け、どんな風が吹いても消えることはない。その灯火は何よりも強い。私たちはみんなこの灯火に貢献することができる。

私たちにはきっとできる。どうしてか分かる?

それは

私たちが一番よ(8回繰り返す)

私たちが一番よ、フーフーフフー

私たちが一番よ、そうきっとできる、きっとやり直せる

私たちが一番よ、新しいスタートを切るの

私たちが一番よ、新しい日が始まる

私たちが一番よ、ラディディダダー

私たちが一番よ、新しい日が始まったから光で満たそう

私たちが一番よ、一日を光で満たそう

私たちが一番よ、いつまでも一番、本当に一番

私たちが一番よ、もう一度やり直して新しいスタートを切ろう

私たちが一番よ、ラディディダダー、ラディディダダッダー

私たちはこれからもずっと輝き続ける


ロリス:素敵な歌ね!とても気に入ったわ!

ピーチ:(笑顔で)私はあなたのことが大好きよ。

ロリス:私はもっと好き。

ピーチ:そんなのあり得ない。

ロリス:あり得るわ。私はあなたのことが誰よりも好きよ。


ピーチ:(ナレーション)私は数ヶ月でカールと別れた。初めての恋だったから、とても悲しかった…心に穴が開いてしまったような…


(ピーチは自分の部屋で泣いている)

ピーチ:なぜ、私と別れてしまったの、カール?とても寂しいわ…


恋は誰もが陥るもの

初めて会った時から一目惚れ

影で一人でいるのは寂しい

でもあなたは行ってしまった…

一生懸命強がろうとする

起きたらあなたがいない

でも私は一生あなたを必要とする


とても愛してる

そしてあなたを必要とする

でもあなたは戻ってこない

とても愛してる

私のことも愛して…


愛は特別にのめり込んでしまうもの

いつまでも続くわけではないという不安

風と共に消えた夢

あなたは行ってしまった…

場所、どこか場所が必要

時間、今がその時ではない

だってあなたを、あなたを必要としているから


とても愛してる

そしてあなたを必要とする

でもあなたは戻ってこない


悲しい時に現実と向き合うのはつらい

愛はとても痛々しくて残酷だ

色んな感情を隠す

人生は変化に富んでいる

人生はミステリーに富んでいる

そして…私は起きて…あなたはいない

あなたしかいない

私は一生あなたのことが好き

あなたのことを思い続ける

だってあなたは私の心の中にいて、あなたがいなくなってからもずっと心臓は動いているから


ずっと一緒

とても悲しくて泣きたい

いつも怠慢でごめんね

もし時間を戻せたら

魔法を使えたら

あなたともう一度付き合いたいわ

でも…あなたはもう私のものではない


涙は私を慰めてくれる

生きて、人生をコントロールするのよ

でも…あなたはもう行ってしまった

そして悲し過ぎる

でも、忘れないで。私がずっとあなたを愛し続けることを


(ピーチは窓から外を見ると、星空が広がり、そこにカールの顔が映る)

ピーチ:(囁くような小さな声で)さようなら、カール。

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