第二章 恋に落ちる
(学校の後、ピーチとロリスはボートに乗っている)
ロリス:どの部活に入るの?
ピーチ:演劇よ。明日申し込むの。
ロリス:同じよ!
ピーチ:(飛び上がり、叫びながら)本当に!?ロリスと同じ部活に入れてとっても嬉しいわ。
(ロリスも飛び上がり、二人は抱き合う。ボートはバランスを崩し転倒する。ピーチとロリスは叫ぶ)
ピーチとロリス:キャー!
(しばらくしたら、ピーチとロリスは笑いながらびしょ濡れになっている。ロリスは木の切り株に座り、ピーチは木の枝に腰掛ける)
ピーチ:私たちって本当にアホだね!
ロリス:本当だよ。
ピーチ:私たち姉妹だったらな。
ロリス:(肩を上げながら)真似ることはできるよ。
ピーチ:大好きだよ、ロリー。
ロリス:私はもっと好き。
ピーチ:そんなのあり得ない。
ロリス:いや、あり得る。
(ピーチは笑いながら木から飛び降りて、走りだす)
ロリス:どこ行くの?
ピーチ:私、ロリスのために歌を歌うのよ。(木の切り株の上に立つ)
一緒に過ごした時間は
かけがえのない宝物
あなたは私のことを誰よりも知っている
一緒にいるのは楽しい
私たちはとても気が合う
二人で一つよ
あなたがいなければ全ては空っぽ
あなたがいれば全ては倍面白い
たくさん笑った
全ての悲しみを取り除いた
私たちは助け合い、教え合い
分け合い、貸し合い、借り合う
よく不機嫌で短気になる
時々意地悪した後に後悔することもある
でもそれ以外の時は優しく思い合う
どんな過ちや罪も許してしまう
(ラップ)
ほら、素敵な姉さんたち
楽しもうではないか!
腕を回して
足で跳ねて
みんなパーティの準備はできたかい?
恥ずかしがらないで
魂を押さえないで
空を見上げて
何でもやればできる
泣かないで
きっと飛べるから
高く、高く
さあ、お姉さんたち
見せつけようではないか
男たちをステージから追い出して
黒い魔女、スーパーモデル、女優、看護師さん
みんな姉妹、とても大切な姉妹
お姉さんたちは一つにまとまっているから強い
お姉さんたちはどうすればいいか分かっている
今夜は
きっと楽しめるよ
お姉さんたちはみんなダイナマイトよ
私はいつも見ている
オーイエ―!(木の切り株から飛び降りる)
一緒にたくさんのことをした
問題にも一緒に遭遇した
成功と失敗の繰り返し
時に非常に競争心が強い
でも、あなたは私の良心を育ててくれた
あなたがいれば
光はいつでも明るい
ロリス:素敵な歌ね、ピーチ。どうもありがとう。
ピーチ:これからは姉妹で嬉しい。
ロリス:(笑顔で)私も。
(二人は手をつないでスキップする)
(学校でロリスとピーチは掲示板を見ている)
ピーチ:えっ!?
ジェニファー:アップルさん、こんにちは(嘲笑う)。私たち同じ部に入っちゃったみたいね。
マックス:ピーチ!すごい!同じ部活だ!
ピーチ:(弱々しく笑いながら)私も同じ部活で嬉しいわ、マックス…そしてジェニファー。
ピーチ:(ロリスにひそひそと話す)こんなことが起きるなんて。
ロリス:大丈夫よ。私がいるから。
ジェニファー:あら、ピーチは知らないの?ロリスの彼氏ベンも演劇部に入ったのよ。
ピーチ:(ロリスを信じられない目で見る)彼氏がいるの?
ロリス:(下を向きながら)えっと…
ピーチ:なんで言ってくれなかったの?
ロリス:ごめんね、言おうと―
ピーチ:いや、もういい!(走り去る)
(ロリスは林の中でピーチに追いつく)
ロリス:言ってなくてごめんね、ピーチ。彼が昨日電話くれたの。昨日の夜。それで興味があったから、付き合うことにしたんだけど…
ピーチ:(ため息をつきながら)あら、ロリー、いいのよ。あなたは何も悪いことをしていない。
ピーチ:(顔を上げて)私は恋に落ちやすいけど、お付き合いはしにくいのかも。マックスからはかなり距離を感じる。彼もきっと私のこと好きだと思うんだけど、お互いどうやってアプローチすればいいのか分からない。
(ピーチは家にいる)
ピーチ:どうしたら彼氏ができるかな…?私たち磁石のようだったら良かったのに。特別な力により互いに惹かれ合うような…
*私は遠くからあなたを見つめる
あなたよりいい人は
きっと見つからない
あなたは今幸せですか?
そうだとしたらサインを見せて
私のことも好きと言って*
あなた以外誰もいない(2回繰り返す)
私はクローゼットの中を探す
何かいい服がないか
私は首を振りクローゼットを閉じる
そういう気分じゃない
私は人々がバカだと思う時がある
一生懸命良く見せようとして
誰かキューピッドになってくれないかな
私にアドバイスしてほしい
**繰り返す
私はあなたと会えて嬉しい
話しかけてくれる時
夢のようだわ
私は山に向かって歌う
風に向かって歌う
あなたの愛がほしい
今すぐに
私は星に願う
未だ知られない運命が
叶うことを
私は悲しみたくない
私のことを見て
私があなたを見るのと同じように
あなた以外誰もいない(2回繰り返す)
愛して!
あなた以外誰もいない
誰も!
**繰り返す
あなた以外誰もいない(4回繰り返す)
ピーチ:愛してるわ、マックス。あなたも私のこと好き?あなたに告白したいわ。勇気があれば…ロリスはラッキーだな。ジェニファーは最低だ。まあ一人で生きていけるか…今は…