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Laugh Chaos  作者: signal.U
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第三話 ワタシ達『ディザイア・シスターズ』‼︎ 〜 宴はどこだ 〜

今日の日差しもぽかぽかと暖かく、もちろん窓からそよぐ風も気持ちが良い。バチの振動待ちだが、今度から事務所の売り込みを始めようかと少し頭をひねっているところである。


うーん、『悪魔で困ったらマキ探偵事務所へ』だと頭のおかしいヤツだと思われそうだし、かといって『変わったご依頼はマキ探偵事務所へ』だとザックリし過ぎて悪魔絡みとは全然伝わらんだろうし……。


どうしたものか。うーん、うーーん、うーーーん……眠い。もう頭が限界なようだ。


売り込みはまた今度考えることにして、今は寝よう。とりあえずジィさんがウィスパーボイスでがんばってくれてるし、無理に考えなくても当分はなんとかなるだろう。


そういうことで、いつものポジションでいつものように黒いコートを頭からかぶり、いつものように眠りにつくのだった。


※※※


「グゴー、グゴー。……ん、んあ」


マヌケな一言と一緒に、マキは昼寝から起きた。


ふわぁーよく寝たぜ。自然な目覚めはやっぱいいね。ジィさんの囁きで起きるなんてどう考えても最悪だろ。ありゃ? こりゃぁ……ちょっと寝すぎたか?


外はすっかり日も暮れ夕方になっていた。気持ちの良かった風も今では少し肌寒い。


やっちまったな。これじゃもう一日終わりじゃねぇか。ま、やることもないしいいか。とりあえずコーヒーでも飲むかな。


コーヒーメーカーで注ぎ、椅子に腰掛けゆっくりと堪能した。目覚めの一杯はたまらんと言わんばかりに、マキの表情は天に召されるが如くだった。


っ! いきなり机の上で何かが激しく暴れ出した。『ディオニューソスのバチ』が共振しているのか、机の上でガタガタと騒がしく大暴れしている。


マキは振動の音にびっくりして、危うくコーヒーをこぼすところであった。


急いでバチをジィさん自慢の『探索ホイホイくん』に乗せると、画面に地図が表示され、特定された発信源がピコンピコンと点滅しだした。発信源を拡大操作してみると、建物の名前が表示され『ニッポンブドウカン』とある。


本日の宴はRockの聖地ときたか! よしっ、いっちょ乗り込んで小遣い稼ぎ……もといジィさんの輝かしい研究のためにピッグを譲ってもらえるよう、交渉しに行くとするか‼︎


※※※


車を走らせ日も落ちた頃、マキの小遣いをかけた壮絶な攻防を繰り広げるであろう『ニッポンブドウカン』に着いた。


相手はきっと普通の人間だろう、どうにか物理による戦いではなく言葉による戦いで決着をつけたい。暴動事件や殺傷事件として警察にご厄介になるのは御免だ。


しかし、話し合いでキレイさっぱり譲ってもらえるのだろうか。最悪、刀をチラつかせて脅すしかないであろうか。やはり物騒路線が濃厚なのかもしれない。


それにしてもブドウカンはだいぶ沸いているようで、外にまで歓声が聞こえてくる。そしてたまに地面が少し揺れる。


中はいったいどうなってんだ⁉︎ これも『ディオニューソスのピッグ』が織り成すメロディーの影響なのだろうか。だとすれば、文献通りの凄まじい影響力があるのだろう。


さてと、いざ乗り込みますかね。持ち主とは話し合いで済めば良いんだが……。

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