第三話 ワタシ達『ディザイア・シスターズ』‼︎ 〜 プロローグ 〜
第三話 スタート!
「みんなー、盛り上がってるかーい⁉︎」
「イエーーーっ!」
熱気と興奮で満ちたライブ会場では、赤や青、黄色など色とりどりな光が薄暗い部屋を美しく彩っていた。
明るく照らされているステージには、見るからに若くまだ幼さが残る十代の少女が一人立っており、マイクスタンドを前にエレキギターを構えている。
「おまえら、次いくぜーーーっ! ちゃんとアタシについてこいよーっ!」
ステージの少女が勢いよく叫ぶと、場内がまた「イエーーーっ!」と歓喜の渦を巻き起こした。
ギュォーンと歪みを効かせ、リズミカルにエレキギターをステージの少女がかきならすと、そのまま激しく歌い始めた。
するとどうか、会場は狂気さながら狂ったように色彩豊かな光りが激しく揺れ、再び熱気と興奮の光の波が起きた。
ある者は言葉にならない叫びを上げ、またある者は無言で首を激しく上下させる。ステージの少女の熱に会場全体が酔っていた。
曲の途中、ここぞとばかりに会場は「HEY! HEY!」と叫びながら飛び跳ねるため、それは局所的な地震と思わせるほどだった。
そんな集団的狂乱も時が経てば終演を迎え、ステージの少女も最後の曲を歌い終える。
「みんなー! 今日もサイコーに気持ち良かったぜ! またあおうぜーっ!」
そう言い、ステージの少女は颯爽とステージを去っていった。その狂乱の熱的存在が姿を消すと、会場から割れるほどの叫び声が至る所であがった。
「アンコール! アンコール!」
会場の男達が咆哮をあげる。
「帰っちゃ、いやぁぁぁぉぁぁ!」
会場の女達が絶叫する。
するとステージの袖から狂乱の熱がさらなる熱風を吹かすが如く舞い戻った。そしてエレキギターとその歌で、再び熱気と興奮の旋風を巻き起こし、局所的な地震を引き起こすのだった。
※修正
ステージの女の設定や表現を『十代の少女』に引き下げました。
それに伴い、各所変更を加えましたがご了承ください。




