元アイドルの男〈7〉
「性格は、完全に運ゲームなんです。」
「は?!つまり、いい性格に生まれるのも、悪い性格に生まれるのも、自分次第ってやつか?」
「完璧にこういう性格というのを指定することはできません。それは、正確というのは、周りの環境に合わせて、変化していくものだからです。」
「そっか、じゃあ、表現力のレベルを少し上げておこう。どんな性格でも、いい性格のように表現……演技すれば大丈夫だよな。」
「そうですね。」
「あ、そういえば、才能のレベルアップって、どれくらい掛かるんだ?やっぱり、高いのか?」
「いいえ、人によっては高いと感じる人もいるようですが、俊さんにとってはそんなに高くないと思います。」
「ふーん、大体どれくらい?」
「全部一緒ですよ。全部、レベル1なら1000ポイント、レベルアップするごとに、500ポイントずつ上がっていきます。最大レベルは、レベル10なんです。」
「ふーん、ってことは、5500ポイントが最高なのか?」
「いいえ。」
「え?だって、さっき、最大レベルはレベル10って言ってたろ。」
「このVIPエリアには、最大レベルを飛び越えて、存在する恨まれるほどの能力が、10000ポイントで手に入るんです。」
「ふーん、じゃあ、表現力の才能はその10000ポイントのやつにしよう。」
「買いすぎると、喧嘩の種なんで、余り買うことはお勧めしないです。」
「それもそうだな。10000ポイントのやつはこれだけにしとくよ。」
「そうですね。」
「あとは、大体レベル8くらいで揃えて、よし!あとはサイコロやマス目を買うだけだ。」
「もうすぐバイバイですね。」
「まだはえーよ。俺はまだここらをフラフラする予定だぜ?」
「それなら!私がまた責任もって、ご案内させていただきます!」
「ああ、よろしく。」
「もうそろそろ、夕食の時間です。また選んできましょう♪」
「ああ、保存してから行くから、俺は待ってる。お前の方から先に行って個来い。どうせ、決めるのに時間かかるだろ?」
「いいんですか?それでは、お言葉に甘えさえていただきます。行ってきます!」
「おお。」
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