元アイドルの男〈4〉
「こちらが、才能を買う場所になっております!」
うわっ。何だここ。神秘的だけど、現代的。
ん?だけど、店主っぽい人がいねえな。
「おい!ここではだれと取引をするんだ?」
「誰とも取引をしませんよ。」
「は?!じゃあ、どうやって才能を買えっていうんだよ!」
「端末を見てください。」
あ?端末?なんか変わってるのか?……って、何だこの画面!
『求める才能を選択し、購入しなさい。
VIPルームの才能を買うのならば、係りの者にコードを入力させなさい。』
「おい!なんか、係りの者にコードを入力させろって出たんだけど。入力してくれよ。そうしねえと、VIPルームに入れねえんだろ?!」
「わかりましたよー。そんなにかっかしないでください。」
「ほら!さっさと入力しろ!」
「うわっととと。むー、承知いたしました!えーと……『欲無き者は罰せられず、欲多いもの罰せられたり』できました!」
シュウウウウウ・・・・・・ピュンッ!
「うおっ?!」
なんだ?!ここ!
読んで頂きありがとうございました!
少し短くなってしまいました……すいません!
次回クライマックスです。お見逃しなく!(どこのテレビ番組だよ……)