劫火のフラム -flame limit-《あ行》
《あ行》
◆《金級魔導士》
・ランク71以上の魔導士の総称。『伝説に名を残す英雄』程度の力量。
お屋敷にメイドさんとか雇って暮らせるレベルです。王様からも何かとご指名いただいたりします。すごいね。
・【アウル】は【金:aurum(ラテン語)】から取りました。アウルムなのかオウラムなのか正しい読み方は分かりません。
絶対に余所では聞かない響きにしたかったんです。
◆《銀級魔導士》
・ランク41~70までの魔導士の総称。『地方で名を馳せる著名人』程度の力量。
このクラスまで上がっていると、生活は苦労しないと思います。ガッポリだぜ!
・【アルゼ】は【銀:argentum(ラテン語)】より拝借。厳密にはアルゲントゥムとか読むんだと思います。
アルゼのがかっこいいと思います!
◆ウェンディ=スコットニィ
ただのモブの予定が、いつの間にか名前まで出てきてしまいました。
完全に想定外です。
美人受付嬢。優秀だがどんなに鈍い人でも3日で変態だと気づくほどの逸材。
心性のドMであり、痛みや罵倒などで興奮する性質がある。
あまりにもアレな言動を、本人は隠しきれているつもりなのだが、実際にはみんなにバレていたりする。
フラムとは旅の最初の時点で出会っており、それからの付き合い。
フラムと出会った街は別の街。異動先を聞いていたため、フラムは彼女を頼りエルハイムへ赴いた。という側面もあったりする。
19歳。赤毛。髪は艶やかで長め。体格は細め。出るべきとこはほとんど出てないが、本人は気にしていない。
一見モテそうな顔立ちだが、やはり性格がアレすぎるため、まったくその気配がない。現在、優しく虐めてくれる彼氏を募集中。
◆詠唱
・魔導具を扱う際には、高い集中力が必要とされている。
その高い集中を維持するためにしばしば唱えられる文言が詠唱である。
様々なファンタジー作品で用いられている詠唱と大きく違うところは、詠唱が必ずしも必要というわけではないというところ。
極端な話、集中さえ出来てしまえば、詠唱そのものは必要ない。
だが、人の集中力というものは存外に途切れやすく、詠唱を破棄して術式を発動させるのは難しく、特に戦闘用の魔導具の扱いは非常に困難。
シアンは足を止めることで集中を高めており、フラムは特異体質のため、さほど集中せずとも魔導具を発動することができる。
二人が特殊すぎるのであって、通常の魔導士にとってはかなり身近に存在するものである。
◆詠唱破棄
・本来存在する詠唱を省いて術式を発動させる技法。
集中力を維持しづらいため、かなり格下の術式しか通常は扱えない。
◆《天灰》
・オーバードライヴ
無尽蔵に高まり続けた《気》が、肉体の許容量を超えて暴発を起こす現象のこと。
《先天性命炉渇焼症》の赤ん坊でも人ひとり巻き添えに出来るくらいの破壊力がある。
《気》の許容量は成長とともに増大するものなので、むしろ赤ん坊のほうが威力が低い。
歴史上残る最大の《天灰》は、国を一つまるごと平らにしたと言われている。