凪と美宇、恋愛の行方 中編
大好きでしょうがないいとこ・凪と
なぜかデートすることになった美宇は・・・?
胸の鼓動が、体の隅から隅までいきわたる。
青く澄み切った空の下、落ち着かないうちははあっとため息をついた。
いよいよ今日、凪と二人きりのデートや。
まあデートって思っとるんはうちだけなんやろうけど。
それにしても……
『私、美宇ちゃんにお勧めのかわいい服があるんです。美宇ちゃんに絶対に会うと思います。よかったら、着て行ってください♪』
この前の電話で天衣に言われ、翌日に宅配便として届いた服―
開けてみてなんとまあびっくり! もろピンク色のフリルをあしらったワンピースじゃあ~りませんか!
それの文句に電話をまたかけたが……
『あ、すみませ~ん。間違っちゃいました♪ 時間もないですし、それで行くしかありませんね!!!』
天衣のバカ野郎~~~~~~~~!!
あてにしたうちが悪かった!
なんでや! うち、天衣になにかしたか!?
はっ、まさか尾上か! あんのやろう、調子に乗りやがって!!!
「お待たせ、美宇姉」
聞きなれた声にぱっと後ろを振り返る。
そこには一段とおしゃれな服を着た、凪がいた。
爽やかな笑みを浮かべ、うちのほうに近づいてくる。
「わぁ、ワンピースだあ。美宇姉のそんな格好、初めて見たよ。きれいだね」
ぎゃああああああああああああ!
きれいっていわれた! 初めて言われた!
やばい! 死にそう!
と言うか、うちより凪の方が断然かっこいいやろうが!
「じゃあ行こうか」
「え? お、おう! どこいくんや!?」
「そうだなあ……ちょうど食べ物がなかったから、買いに行こうか」
「せ、せやな! じゃあスーパーでも行くか!」
そういって、うちは凪とともに歩き出した。
その後は普段通りのような、いつものような会話ばかりだった。
凪の学校のことや、神社に来た変わった客のことや。
些細な会話でも、こっちはこっちで死にそうだ。
話しているときの凪の顔ときたら! もうかっこよくてかっこよくて!
でもって笑顔がかわいくて!
ああ、たまらん! うち、ここで死んでもええ!
「ふう……このくらいかな~買うものは。美宇姉、ちょっと公園寄らない?」
「え? 別にええけど、どうかしたん?」
「言ったでしょ? 話したいことがあるって」
そ、そうだったあああああああああああ!
神様はどこまでうちをいじめれば気が済むん!?
もはや告白するなら今やって言ってるようなもんやん!
凪に思いを伝えるなんて、できるかあああああああああ!
誰か、HELP、ME!
(つづく!!)
策士だった美宇ちゃんが、天衣ちゃんに・・・
そう思うとこの二人、ほんといいコンビですよね。
恋愛になるとダメダメなんですよね、美宇ちゃんって。
悪いことをしてても、天衣ちゃんはかわいいので
何でも許しちゃいそうです。
次回、凪の話とは!?




