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Secret Night

作者: 伊豆野音美

空に散らばる 無数の星屑

優しく ぼくらを見下ろす

「星の数ほど人がいる その中で出逢えた キセキでしょ?」

微笑む君に 時の波へ消えた人の

面影が重なった


あの頃ぼくは 今よりもっと 幼かった

大人の事情って枠が見えるたび

嫌気がさして

いつか越えてやる そう心に決めた

儚い夢だなんて 信じたくなかった


何でぼくらみたいになれないのかな

自分に素直に 他者(ひと)に素直に

絶対できないと 誰が決めたのさ?

・・・ぼくには、わからない


思いを定めた あなたの口元

きつく血が滲むほど 噛み締めていた

「どんなに傷つき 落とされても

  また舞い上がる 白鳥(シグナス)なのさ」

桃源郷を目指し

幾万 幾億の 星の下を

翔んでいく


何であの時 ぼくは止めなかったのかな

素直にいてほしいと 行かないでくれと

「星屑の中 逢えたのは キセキなのさ」

ふわり笑って・・・消えていった


空に散らばる 無数の星屑

優しく ぼくらを見下ろす

「星の数ほど人がいる その中で出逢えた キセキでしょ?」

たとえ怖くても もう逃げるのを止めるから

今度こそ・・・「行かないでくれ」・・・


Secret Night・・・




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