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いつもと違う放課後

放課後。

僕はいつも待っている。待たされている。

彼女の委員会を待っているとかならまだしも、なんでわざわざ幼馴染の告白されるとこを

待たなきゃいけないんだよ。

和真かずまは昔からモテる。だからむかつくくらい告白されている。もう、殴ってもいいよね?アイアンクロー決めてもいいよね?とりあえず、素振りしとくか。


れんなにしてんだよ」

「和真にアイアンクローを決めるための素振りだ」

「お前の頭で何があった」


和真は呆れた顔をしながら僕をみる。なんだその顔は!くそっ、どんな顔してもイケメンはイケメンか。...そろそろマジでかなしくなってきた。


「頭の中、整理したか」

「うん、帰ろうか」




和真はいきなりとまった。何かあったのか?和真が見てるほうを見てみると誰かがいる。巫女の服を着たコスプレ(?)してる人が僕の家の前をうろうろしていた。

怪しい。いや、ポジティブに考えてみよう。僕に告白とか、だったらなんで巫女服着ているんだ。そんな趣味があると思われてたのか?なにそれ、あってるけど間違っている。そんな趣味はないが、巫女コスにはときめく。仕方ないと思う。うん。

そんなことを思ってたら和真が巫女コスの人のほうに歩いて行った。


「ちょっと!和真待ってよ」


その声にきずいて、巫女コスの人はこっちを向いた。あの人、佐倉さくらさんだ。

同じクラスの佐倉桃さくらももさん。コスプレする趣味なんかあったあんだ。へー。


「ここ、貴方の家かしら?」

「えっと、あ、うん」


いきなり話しかけてきて少し戸惑う。


「佐倉さんどうしたの?巫女コスなんかして」

「...ブフッw」

「なにいってるのよ!私は正式な巫女よ」


何笑ってんだよ和真。僕すごく失礼なこと言っちゃったよ!

しかも、コスプレで告白されるのかと思ってたよ。今の僕すごく恥ずかしい奴だ。

ホントに謝ろう。二重の意味で謝ろう。


「佐倉さん、ごめんっ」

「許してあげる代わりに、今夜貴方の家に上がってもいいかしら?」

「...はい?」

「ありがと、じゃあ今夜ね」


yesのほうのはいと聞き間違えられた。

「なんで夜?」そんなことも言えずに佐倉さんは帰って行く。

こんなとき、どうするべきですかね...。


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