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呪文  作者: 田辺 涼
9/14

わたしの話

こうやって思い返してみると、こうなる直前の私は幸せだった。


初めての恋。


チョコレートは直接渡せなかったけど、それでも誰かにプレゼントをしたなんて初めてだった。


なのになんでこんなことになったのだろう。


はぁ、と


ついたため息は私自身と同様無の存在で、


座っていたベンチから私が落ちた場所を見る。


これからどうすればいいのだろう。


死んでしまった身であるにも関わらず、こうして意識を持っているのには、

幽霊と言われる、逝き遅れた身になっているのには、

きっと意味があるのだろう。


そうだ


最後に目があったあの人に


唯一愛したあの人に


わたしを好きになってもらわなきゃいけないんだ。


呪文の効果を信ずれば


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