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【第六限】 『災獣』と反乱軍

遅くなりました^^;


学校のグループ学習の宿題が(ry



長くなるのでやめましょうw


ではではどうぞ^^





「・・・・何もいない・・・・だと」



百聞は一見に如かずというくらいだから、外にはその『災獣』とかいうのがどっかり構えているもんだとばかり思っていた。


しかし窓の外にはただただ殺風景な草原が広がっている。

なんだ・・・・? さっきのはただの地震か・・・・? でもそれだと話が違う。あるいは・・・・・・


「え? あ、そっち方角違うね」


空気もへったくれもねぇぜ畜生!

俺の考えた時間返せ!!


すると学園長が謎のエサの影響でさまざまな色に移り変わる水槽の上あたりにある窓を指し・・・・


「ほら、こっちの窓から・・・・!?」


・・・・フリーズした。

よほど酷い臭いでもするのだろうか。


「ディナちゃん!!! これは・・・・これはまずいよ!!!!」


確かにその水槽はまずいと思う。


「・・・・・・!? まさか!!??」


先生も窓のところに駆け寄る。

そんなに臭いが嗅ぎたいのだろうか。


「「・・・・反乱軍レジスタンス・・・・・・!!!」」


「?」


レジスタンス・・・・?

新しいポケ○ンか? あ、でも6文字か。


反乱軍レジスタンス・・・・いわゆる敵対勢力なのです」


そーなのかー


「他種族に恨みがある者、ただ滅亡を望む者。そういった連中なの」


「そしてその破壊活動の手段が『災獣』の利用なのです」


「狂ってますね」


「まぁそういうただトチ狂った輩もいるのですが、中には非常に賢い奴もいるのです。そういった輩たちが反乱軍レジスタンス独自の科学技術を発展させ、最近では『災獣』のコントロールや、生産も試みているとか・・・・」


「だいぶヤバイ連中なんですね」


「うん。で、今現れた『災獣』に、反乱軍レジスタンスのマークが入っていたの・・・・どういうことかわかる?」


「えーと・・・・つまりそいつは純粋な『災獣』ではなく、反乱軍レジスタンスが何かしら関与している、と」


「正解だと思うのです。そして、反乱軍レジスタンスに手をかけられた『災獣』は、通常種よりも桁違いに強くなるのです・・・・・・中谷君」


「・・・・?」


「なんにせよ君には奴と戦ってもらうのです・・・・ある程度の覚悟はしておいてほしいのです」


死亡フラグだ! わーいわーい!!


「あ、死にはしないのですよ」


一瞬でフラグ折れた。


「この世界での死=元の世界への強制送還及び結界の封鎖だから死にはしないんだよ」


「は? それってどういう・・・・」


その時、学園長室のドアが開き、今度は普通の大人の人(?)が入ってきた。


「おお、ここに居ましたか。ディナ先生も。」


入ってきたのは若く背の高い男の人。恐らく教師だろう。


「この度の『災獣』について職員会議を行いたいので、お二方とも職員室までお願いします。あと今度一緒にお茶でもしませんか?」


「「職員会議だけ・・は出席させていただきます」」


「そう・・・・ですか。ではお願いしますね(ちっ)」


もしかするとこの学校に常識を持った人は居てくれないのかもしれないと思った。というか多分いない。

むしろ常識ってなんなんだろう。


「まぁそういうことだよ、中谷君」


「私たちは会議があるので、先に教室に行っててほしいのです」


「了解で~す」


そういえばなんで遅刻ギリギリに出たのに「早い」と言われたのかまだ訊いてない・・・・

けど今は忙しそうだからやめておこう。






「ここが俺の教室か・・・・・・普通だな」


ここのところ自分の言動がおかしくなってきているのが手にとるようにわかる。

普通じゃない教室はもはや教室ではない。


「ふむ・・・・相当早かったみたいだな・・・・俺以外誰も・・・・・・?」


いた。一人だけ、背中からデフォルメしたような黒い翼を四枚ほど生やしている女の子がいた。

窓際で何か本を読んでいるみたいだ。

見た感じは俺と同い年くらいだろうか。薄いライトブルーの髪は、肩までかかるほどあるのにお団子がくっついているというなんとも器用なまとめ方をされていた。


目の前に羽生やした女の子がいるってのに、どうして俺はこうも普通に見ていられるんだろう。

徐々におかしなものに慣れてきている気がしてならない・・・・


ずっとこのまま放置っていうのもアレだ。クラスメイトとは仲良くなった方がいいし、軽く話そう。



「あの~・・・・」


「・・・・・・・・」


「も・・・・もしも~し?」


「・・・・・・・・・・・・」


「聞こえてますか~・・・・」


あまりにシカトが激しいので、よくある『目の前で手を振る』をやってみた。


すると、


「・・・・・・!!?」


その場でひっくり返るんじゃないかっていうくらい驚かれた。



「あ・・・・ゴメン、邪魔しちゃった?」


「・・・・あなた・・・・」



初めてしゃべった。

なかなかに無機質な話し方である。



「・・・・・・・・私が見えるの・・・・・・・・・・・・・・!?」



「・・・・・・ハァ?」




しばらく硬直の時間が続いた・・・・・・

はい、ありがちな「敵対勢力」と「謎の発言をする謎の少女」の登場ですw


謎「・・・・・・謎謎うるさい」


あ、きちゃいましたか。


謎「・・・・」


そういえば何を読んでいたんでしょう?


謎「デリカシー・・・・・・ないのね」


・・・・変な物を読んでいないことを祈りましょう。



ではでは^^ノシ

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