【第五限】 説明を受けよう!・・・・後編
相変わらずの長さww
さて、今回(も)蒼瑠君大変なことになりますよ~w
ではではどうぞノシ
「・・・・要するに、この学校は人外がわんさか集まる中二病患者夢の国・・・・と」
「ん~と・・・・最後の方はちょっとわかんないけどそんなとこかな? ちなみに今年度の人間は君一人だよ♪」
「さらっと最後ヤバイこと言いませんでした・・・・?」
そうか。俺はこんな二次元チックなところに・・・・
俺に普通の高校生活を送る権利はないの・・・?
ん? まてよ・・・・ここでマイナスに考えると「普通の生活ができない」ってなるけど・・・・
プラスに考えれば「普通じゃない生活ができる」ってことじゃないか!
これは・・・・
「はぁ・・・・すばらしい学校だここは」
「「!?」」
あれ? どうしたんだろう二人とも・・・・まるで鳩が豆鉄砲で射殺されたような顔して・・・・
「あの・・・・どうかしましたか?」
「どうしたも何も・・・・さっきまであんなに喚いてたのに・・・・人間はここまで適応能力の高い種族だったのですか・・・・!?」
「・・・・インド象もショック死だね」
それを言うなら「インド人もビックリ」だと思う。
この程度でインド象が死ぬのなら地球はきっとキムチを落っことしたくらいで真っ二つに割れてしまうだろう。
そもそもどうして昔の人はよりによってインド人をチョイスしたんだろう・・・・
「ま・・・・まぁいいのです。そういえば中谷君、君の持っている地図の線が引いてあるところ・・・・」
「そういえばそんなものもありましたね」
「そこが結界のラインだったのですが・・・・気づかなかったのですか?」
「うちの制服を着た女の子に吹き飛ばされて気がついたらもうここにいました」
「「・・・・・・」」
なんだろう。二人の笑顔が引きつっている。
「そ・・・・・・そうですか・・・・生きててなによりなのです(うちの学校で人間界にいる女の子・・・・あぁ、天坂さんですかね)」
「中谷君・・・・随分タフだね」
二人とも呆れ顔である。
「ゼル・・・・やはりこの子を選んで正解なのですよ・・・・」
「うん・・・・・・やってくれるよこの子は」
「やる・・・・って何をでしょう?」
この学校は世界征服でも企んでいるのだろうか?
「ふむ・・・・中谷君」
先生が真剣な表情で俺を見た。
「君には『コマンダー』という仕事をやってもらいたいのです」
『コマンダー』・・・・? 聞いたことないな・・・・
「なんでしょうそれ?」
「簡単に言うと、『化け物をぶっ倒す仕事』だよ~♪」
・・・・・・・・・・化け物を倒す? 俺が?
「ははっ、学園長、さすがにいくら俺でもそんな嘘には「だいたいそんな感じなのです」嘘だッ!!!!!!」
無理! 無理無理無理無理無理無理無理無理!!!
「ぷげら! ぷげら! おっぺけぺー!!!」
「ちょっ、落ち着くのです!?」
「に、日本語でいいからね!? この世界だと自動翻訳効くから!」
「ゼル、翻訳しても解読不能なのです!!」
「シシシシステムが故障してるんだよ! きっとそう! うん!」
「ふぉあああああああああ!」
あっははははははは! 何がすばらしいだ! 満喫する前に死んじまうZE!!
「・・・・ディナちゃん・・・・一回黙らせよう」
「ですね」
ズドムッ!!!
「ごはっ・・・・」
壮絶な痛みと吐き気・・・・内臓がはみで・・・・
「・・・・落ち着いたのですか?」
「あ・・・・先生・・・・」
「先ほど君は突然口からトマトジュースを発射してぶっ倒れたのですよ」
「俺そこまで変人じゃないですよ・・・・」
確かに辺り一面が赤いが、きっと先生が色落ちでもしたんだろう。
ああ、頭がくらくらする・・・・気持ち悪い・・・・
「落ち着いたみたいだから説明続けるよ?」
落ち着いてはいないが学園長が話を再び切り出す。
「さっきは君がいかれちゃったから言い損ねたけど、厳密に言うと倒すのは君じゃないんだよ」
さっきと話が違うじゃないか!?
「直接化け物を倒すのは君のクラスメイトたちなの!」
「え? じゃ・・・・じゃあ俺は?」
「そこを今から説明しようとしているのですよ」
先生が軽く戒める。
「君には戦況を見極めてみんなに指示をだしてもらうのです」
「まさかの超重役!?」
あれだよな!? ドラ○エの『めいれいさせろ』だよな!?
でもきっと・・・・
「・・・・ちなみにその『化け物』ってどんなもんでしょう・・・・・・?」
ただの高校生に任せるくらいだ。
化け物っつっても大したこと
「ん~? あんまり野放しにしとくと地球滅びるかも・・・・」
あった! 大したこと大有りだよ!?
「ち・・・・地球が滅ぶってどういうことっ!?」
「まぁまぁ、落ち着くのです」
落ち着けるか!!
「突然ですが中谷君、地震はどうやって発生するか知っていますですか?」
「・・・・へ?」
本当に突然である。
「えっと・・・・なんかプレート同士がこう・・・・ズガーッて・・・・」
「「説明能力無ッ!!」」
二人に同時に言われた。少しショック・・・・
「・・・・まぁ強ち間違いではないでしょう・・・・科学的には」
「で、もしそれが化け物たちの仕業だったとしたら・・・・?」
「それは・・・・」
今までの常識やそれを学ぶために費やした時間が無駄になる。
「嫌です」
爽快なほどストレートな答えになってしまった。
「ふむ・・・・でもそれが現実なのですよ」
「はぁ」
「私たちはそいつらを『災獣』って呼んでるの」
「つまりその『災獣』をほったらかしにしておきすぎると災害が起きまくって地球が滅ぶと」
「そういうことなのです」
そのとき。
ズズウゥゥゥゥゥウウゥゥゥゥゥウゥン!!!!
突如大きな地響きがした。
「なななっ!? 何だ何だ!?」
「・・・・・・思ったより早かったね」
「ええ・・・・覚醒はまだのようですが」
「?????」
「百聞は一見に如かず! 窓の外をみてごらん」
言われたとおり窓を覗いた俺はその場で愕然とした・・・・・・
地球防衛任されましたwww
徐々に蒼瑠に耐性が・・・・
今日勢いでペンタブを買いました!
気が向いたら挿絵乗っけま~す^^
ではではノシ