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【第二十一限】 Bad morning!

誰 が 覚 え て い た か ?

実に一年以上ぶりの投稿。奇跡的にやることなかったので久々に執筆しますた


食事が終わり、3人で家事のローテーションを決める。

1人で全てこなすのは俺はともかく2人には難しいので3人で分担し、毎日それぞれ違う仕事をこなすようにした。

琴音は幽霊みたいなものではなく道端の石ころと似た『そこにいるけど極端に認識し辛い』存在らしいので家事をこなす分には問題ないらしい。


「大体こんなもんか。じゃあ明日からこの回りでいくぞー」


「はーい」


「・・・・仰せのままに」


「あとは2人の部屋だな。父さんと母さんの部屋でいいか。案内するよ」


2階の奥、突き当りの大部屋。父さんと母さんが寝ていた部屋だ。

だいぶ使われていないがいつ帰ってきてもいいように掃除はしてある。


共働きで両方海外派遣になった結果がこれだよ! ただその分自由は多いし生活費も多めに仕送られてくるので悪くはないが。節約すれば3人生活も苦ではないだろう。


「うおー! ベッドだー! そいやぁ!」


部屋に入るなりベッドにダイブして子供のようにはしゃぐリン。


「・・・・・・・・」


対して困った顔でこちらをチラチラ見る琴音。


「・・・・・・いいの?」


「ああ、今日からここがお前らの部屋だ。路頭に迷うよかよっぽどいいだろ? 床に寝ろとはさすがに言えないしな」


「・・・・」


琴音は少しだけ顔を綻ばせて小走りでベッドにダイブした。


「ってもうこんな時間か。俺ももう寝るよ。俺の部屋ここ出てすぐ左だから、何かあったら言ってくれ」


「うん! おやすみ蒼ちゃん! ありがとね!」


「・・・・おやすみ」


「ああ、おやすみ」


おやすみ、か。いつ以来だろうな・・・・





ベッドに寝転がり物思いにふける。

今日は色々なことがありすぎた。いい意味でも、もちろん悪い意味でも。

なんなら今日の出来事全て夢オチだって構わない。『疲れた』っていうのはこういうことを言うのだろう・・・・・・・・











『ピピピピ ピピピピ』


規則的な電子音で目が覚める。どうやらすぐ眠ってしまっていたらしい。


「ん・・・・」


手に何かが触れている感覚。柔らかい。つまりこれはもしや・・・・・・


『うーっす』


「うっ・・・・」


早朝から家中に俺の悲鳴が響き渡った。





「ガブたんだったか!? 何で俺の部屋にいる!?」


握っていたのはガブたんの手だった。最悪の目覚めである。遺憾の意。


『いやぁ、俺の部屋どこかなーと思って』


「異次元にすっこんでろ! さすがにお前みたいなデカブツが住める部屋はねぇ!!」


『小さかったら住まわせてくれたのか、このお人好しめ』


「バカ」


『照れてんの?』


「うっせぇ!」


何者なんだよこいつは一体!


『あぁ、申し遅れたな。俺はガブリエル、呼び方はガブでもガブたんでもガブちゃんでもガブぴょんでも構わない』


「じゃあガブでいいや」


『暴食を司る『災獣』だ』


・・・・・・え?


咄嗟に臨戦態勢をとる。


『おっと、安心しろ。暴れやしないさ。もっとも今の本分はマスターの、天坂 琴音の使い魔だからな』


「違う! お前・・・・・・」


『?』


「暴食を司るだなんて絶対食費かさむだろっ!!」


『食料は自分で確保してるぞ』


「ガブ、ようこそ我が家へ!」


『ヒャッハー、歓迎感謝だぜェ!』


がっちり握手。なんだこのノリ。

とそこへドアをぶち開けて2人が入ってきた。


「蒼ちゃんどしたの!? 大丈夫!?」


「・・・・ガブ、何やってるの」


『マスター、リン、おはようだ! 今丁度蒼瑠に家族認定してもらったところさ』


「おはよう2人とも。まぁそういうことだ」


「「?」」


「起こしちゃったら悪かったな。さあ、朝ごはんにしよう」


家族。家族。いい響きだな。『災獣』が家族ってのもなんか不思議な感じだが・・・・

今日は奮発しようかな。

でもいつもより短め^p^

次回も未定です(´^ω^`)

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