【第二十限】 破壊されし最後の砦と天の陰謀とチャーハン
ぽぽぽぽ~ん!!
生きてました。
余震におびえたり、あいさつの魔法「壊~死~♪」に洗脳されてポケモンで「あいさつパ」なるものを作ったりしてますが生きてました。
居るのかわからない待っててくれた方、ありがとウサギ(はぁと)
・・・・・・結局あの後マスターがあいつらをトレイでぶっ叩くまで、くすぐる、指を逆に曲げようとする等の半端な暴行は止むことがなかった。
嘘にしてはリアリティがありすぎたか? ・・・・いや、十分ファンタジーだったはずなんだが。
そして何故あの矢内までもが信じた? ・・・・ノリか?
そんなことを考えつつ帰路を行く。今日は帰ったらゆっくり休もう。・・・・そして今日の出来事全てが夢オチだったことを祈ろう・・・・。
「あー、やっと着いた・・・・ここまで長かったなー・・・・」
生きて帰ってこれたことに少々感動しつつ鍵を差しこみ、ドアに手をかける。
ガギッ
「・・・・あれ?」
もう一度開けようと試みる。
ガギッ ガギッ
・・・・開かない。WHY?
・・・・・・・・もしかして最初から開いてた? んなわけないよな。行きにちゃんとロックはしたし・・・・ってことは何者かが開け・・・・・・・・・!?
「まさか・・・・空き巣フラグ!?」
おそるおそる再び鍵をひねり、ドアを開ける。
(開いた・・・・当たり前か、閉まってたんだもんな)
自分の家なのにこそこそと探索する。すると廊下の奥から光が漏れていた。
「電気がついてる・・・・やっぱり居るのか・・・・!?」
明かりが灯っているのはリビングのみ。居るとしたらそこか・・・・
足音を立てて気づかれないように抜き足差し足で自分の部屋に戻り、武器を・・・・
「あ、これでいいか・・・・脅しにはなるだろ」
そうだよ。俺にはいかつい相棒がいるじゃないか!
部屋に戻る必要はなかった。いつでも転装できるんだもんな・・・・
改めてリビングの扉に向き合い、その瞬間を見計らう。
チャンスは1回。ドアを開け放った瞬間にフルでダッシュ、そのまま相手の攻撃手段を奪って脅し、さっさと出て行ってもらう。警察に連絡するのはその後でも十分だろう。
大きく深呼吸を一つし、意を決する。
(行くぞ!!)
ガチャッ
「あ、おかえり蒼ちゃーん!」
「・・・・・・おかえり」
「おう! ただいま!」
なんでこいつらウチにいんのおおおお!? なんか返事しちゃったし!?
「・・・・・・・・お風呂にする? ご飯にする? それとも・・・・」
そしてありがちなことを言いやがって・・・・嬉しいじゃねぇか。乗ってやろうか!?
「・・・・ご飯になる?」
「・・・・は?」
『ラァアアアリアットオオオオオ』
「・・・・・・」
「おっ! ガブたんおっひさー♪」
『オウイエ! 久しいなァ!!』
ガブたんと呼ばれたソレは、琴音の背後で空間の裂け目から顔を覗かせていた。
顔(らしき部位)だけでゆうに琴音の身長を超えている。見た感じは龍・・・・なのか?
ともかくあまりにでかい。天井突き破られなかっただけまだマシか。
「少なくとも最後はお断りだ。というわけでそこのデカブツGO-OUT」
『また会おう』
「二度と来んでよろし」
でかいのは時空の狭間に消えた。
「で? 何でお前らはウチにいるわけ?」
問題はそこだ。事と次第によっちゃぁ威嚇用相棒も起用せざるを得ない。
「え? 聞いてないの?」
「ほわっと?」
「・・・・今日からお世話になるわ」
「ぱーどぅん?」
「えっとね? 私たち今日から蒼ちゃんとこでルームシェア生活なんだけど・・・・」
ハイ聞いてないー。一切聞いてないー。
「あ・・・・聞いてないって顔だね・・・・いや、いきなりで困るんだったら無理しなくっていいんだよ?」
まあできればお引取り願いたい。いくら美少女と同居とはいえ安定した一人暮らしを破壊されるのは気が引ける。
「ええ・・・・無理して負担をかけるわけにもいかないわ・・・・」
「そそ! 無理なら無理でね、また橋の下で惨めに生活していけばいいわけだし」
「橋の下?」
「・・・・家がないからルームシェア・・・・意味はわかるかしら?」
この方々ほぅむれす・・・・!? こんな現状叩きつけられてどう断れと・・・・?
こいつら絶対計算してやがる!! 断れない調整してる! この天使共白くない! マジ黒天使!!
「・・・・・・わかったよ! ただし俺の生活を邪魔しないこと! 家事をローテでこなすこと! いいな!!」
「やたっ♪ これからよろしくね! 蒼ちゃん!」
「・・・・お世話になるわ・・・・・・永遠に」
・・・・・・・・俺・・・・・・・・甘い・・・・・・・・・・・・・・
まぁその後はひとまず何事もなく。まぁ二人は何かの作業したりぐーたらしたり。まぁそんなこんなで夜である。
「・・・・蒼ちゃんお腹すいたー」
そういえば今日はあいにく材料がなくて二人の飯が用意できないな。
「ん~・・・・あ、昨日の余りのチャーハン発見。これでチンして食うのでいいか? 嫌なら何か買ってくるけど」
「あ~いいのいいの! 買いに行くなんて手間はかけさせないよ! ちゃーはんっていうの? なんかよくわかんないけど頂くよ! ねぇ琴ちゃん!」
「・・・・・・私は『タベラレルモノ』だったら何でも構わない」
人外の食料定義っていうのはイマイチよくわからんがチャーハンくらい食えるだろう。
てかチャーハン知らないのな。美味いのにな・・・・
冷めたチャーハンをレンジにぶち込み3分半。
『ねぇねぇ琴ちゃん! ちゃーはんってどんな味がするのかな!? 人間界の食べ物って今まであんまり食べられなかったから楽しみだね!』
『・・・・語呂からするとチェーンソーイナゴの超佃煮(ギガバイトフカヒレ風味)(季節に反逆するインパクト野菜添え)(当社比)(株)みたいな感じじゃないかしら・・・・・・』
『うげっ、あれ苦手なんだよねー・・・・』
『ダー・・・・蒼瑠が作ってくれた料理にケチをつけたらダメ。お地蔵様がボッシュートよ』
知識のある無知同士の会話は聞いていて面白い。言っていることは意味不明だが。というか「チャーハン」の5文字からどうしてそこまで思い浮かぶんだ? 他にも突っ込みどころ満載じゃないか!
結局チャーハンの名が二人の心から二度と離れなくなるほどうまかったらしい。
~SIDE 反乱軍~
超超地下室・・・・
「よォ”F”。調子はどうよ」
『■▲■潰■◎※※D@! ●r殺』
「相変わらずおめーはなーに言ってんだかわっかんねーけど楽しそうに喋るわな」
『×#♭Zω?!? pq滅db!!』
「そんなおめーに朗報だ。今年の連中・・・・どこもかしこも楽しませてくれそーだぜ? もしかしたらおめーの出番もあるかもな、”F”」
『▼▲L死=!? 斬f』
「まぁ、期待しとくんだな! ・・・・特に星陽とかは」
『●○リオ$дΨ3♪』
「お! 今ちょっと私の名前呼ばなかったか!?」
『☆πG覇@%p』
「気のせい・・・・か?」
『A~壊D*★♪∮』
今更ですがリオンは「女」です。
男口調の「女」という設定です。