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【第十三限】 余熱はそうは冷めないらしいです

おはようございました☆


宿題なんて課題なんて無かった。

そんな今日この頃ですww


ではではどうぞ^^

「・・・・そろそろ俺らも戻るか?」


「ああ・・・・そうだね、俺もだいぶ落ち着いたし」


あれから十分といったところか。

俺らはまだグラウンドにいた。


「あ、でも一回保健室寄ってみんなの様子見てからのほうがいいんじゃ・・・・」


「いや、その点は問題なかろう。ほら、行くぞ」


「え、ちょ、待ってよ! 問題無いってどういうことさ!?」


まさかこの期に及んで見捨てるとか言い出すのだろうか。


「さっき俺が見た限り致命傷を負った奴はまずいない。さらに他の種族は基本お前のような人間や俺みたいな元人間より自己修復能力が高いからな。もう目覚めてる奴もいるはずだ」


なるほど。それは初耳だった・・・・


「じゃあ保健室に行ってももう誰もいないかも知れないってことか」


「まぁそういうことに・・・・ん? 待てよ? 今保健室に生徒・・が誰もいないということはあそこには看護教諭がただ一人・・・・・・・・フヒヒヒ」


「なるほど、お前が考えてることは大体わかった。よし・・・・」


「行くのか!? 保健しt」


「戻るに決まってんだろエロ武者!!」


こいつを放し飼いにしておくと碌なことにならないことが明確になってきた。






そんなこんなで教室前。


「・・・・なんか教室入るの怖いわ・・・・」


「だろうな。責められても文句は言えんぞ」


どんな罵声が飛んでくるのか・・・・

おそるおそるドアを開けた先には、信じられない光景が広がっていた。



「くたばりなさい! 炎牙狼・砕骨!!」


「おっとぉ! あったらねぇよ!! 行くぜ~・・・・カオスダイブ!!」


ええええええええええ!?


「はわわわ・・・・二人とも喧嘩はよくないですよ~・・・・コッペパンあげるから落ち着いてください~~」


なんと、ゼノとアリサでガチバトルが勃発していた。

自己修復能力が高いっていうか、もはや化け物だろ・・・・


「おおおおおおおおい、なななにやってんだよお前ら」


迫力が凄すぎてなんかいっぱい噛んだ。


「あ、おかえり蒼ちゃん! なんか二人とも暴れ足りないらしくってさ~」


「いやいや、そういう問題じゃなくてだな・・・・教室が壊れるだろ!?」


回復力がどうとかなんて無かった。


「確かに、既にお前の席だけきれいに壊されているな」


「え!? ウソ!? ちょ、お前らストップ! ストーッp」


「「うるさいッ!!!」」


そう言い放ったアリサは火球を、ゼノは黒い塊をそれぞれ放った。


「おあああ危ねっ!!?」


「大体ねェ、アンタがあんなヘマしなきゃアタシたちだってこんなことしてないわよ!!」


グサッ


「そうだ! 俺なんて蹴りしかぶち込んでないんだぞ! 寝起きでダルかったからだけどな!!」


スカッ


「ううむ・・・・言い返せない・・・・スマンアリサ・・・・」


「わ・・・・わかればいいのよわかれば(そこまで素直に謝られたら責めづらいじゃない・・・・)」


「俺はよ」


「え? ダルイ」


「ちょ、俺のアイデンティティー溢れる唯一のセリフがァ!! 撤回しろ撤回!」


「う~ん・・・・ダルイ」


「お前・・・・!」


こいつもしかすると一見自由奔放で扱いにくいように思えるが、逆に超扱いやすいパターンの奴かもしれない・・・・が。


「ゼノ君をここまでコケにできるなんて・・・・中谷君は勇者さんです・・・・(目を逸らす)」


「確かに・・・・勇者ね・・・・(目を逸らす)」


「え・・・・リリア、アリサ・・・・それってどういう意味かなぁ。そしてどうして不自然に目を逸らすのかなぁ」


どうやら取り扱いそのものが危険なパターンだったようだ・・・・


「フヘヘ・・・・こういう意味DA☆」


不敵な・・・・というか気持ち悪い笑みを浮かべたゼノは、再び俺に向かって黒い塊を放った。

ちなみに先ほどのものと比べると3倍ほどのデカさ・・・・って


「うおぁあ!! これヤバイ! ヤバイっ・・・・・・て!!」


思いっきりダイブしたらなんとか回避できた・・・・

だが流れ弾がドアの方へ・・・・!?


「・・・・嫌な予感がするゼヨ」


誰かがその場の誰もが思ったであろう一言を口にした。

しかし、その全員の嫌な予感が一瞬で的中することになろうとは誰も思ってはいなかった・・・・




ガラッ


「ちょいとしつれーい! 中谷く『ボガアアアアアアン!!!!!』ぼぁっ!?」


「が・・・・学園長おおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」


突如ドアを開けた学園長の顔面に黒塊が炸裂した。


『が・・・・学園長おおおおおおおおおおおお!!!!????』


そしてみんなには『誰かに当たった』ということより『いきなり学園長キタ』という印象の方が強かったようだ。

なんか久方ぶりに出てきたと思ったら超出オチな学園長・・・・

それに今俺呼ばれてた・・・・まぁそこはあとででいいか。


『・・・・・・・・・・・・』


爆発による黒煙が晴れるまでしばし静寂が訪れた。





「・・・・けほっけほっ! あービックリした! それで中谷君・・・・」


『リアクション薄ッ!!!!!!!』


この薄さは俺のみならず流石にみんなも突っ込まずにはいられなかったらしい。


「へ? え? あーと・・・・何を求められてたのかは知らないけど・・・・なんかごめんね!」


「あ、いや・・・・」


「騒いでたこっちが元凶でもあるわけだし・・・・」


どうも学園長のペースには、ついていけない何かがある。今確信した。

このおかしな集団の空気を一気に狂わせるだけの何か。これも学園長たる所以か・・・・?


とまぁ、そこまで物思いに耽っている余裕も無い。

頻りに呼ばれていたが、何事だろうか?


「えーと・・・・学園長? 何の御用で・・・・?」


「ん? おおう、なぁかたにきゅんじゃぁぬわぁいですかぁ! ディナちゅわんかるるぁきぃたよぉうぉ! おちゅかるぇすぁむわぁ!」


「あ、はい。どうも」


「・・・・ちぇー、反応薄いとつまんなーい」


学園長は少し口を尖らせて不満タラタラのご様子。


「あのー・・・・それ思いっきり自分の首絞めてるのわかってます?」


「何のことかね」


・・・・なのかどうかすらわからないから怖いんだこの人は。


「・・・・で、何事でしょう・・・・」


「え? あー! そうだったそうだった! えっとね、ちょっと一ノ瀬さんのことで話があるから、一緒に来てほしいんだ! あんまり時間はとらないから! ・・・・多分」


そういえば先ほどからずっと一ノ瀬さんと琴音の姿が見当たらない。

どこへ行ったのだろうか・・・・


「多分ってのが異様に引っかかりますがわかりました」


こうして俺は何処へ行くとも告げられずにとりあえず後をついていくことにした。







『さて・・・・あのツッコマンダーもいなくなったことだし!』


『もう一暴れいっときますか!!』


『ヒャアアアッホオオオオウ!!!!!!!!!』






「・・・・学園長」


「ん? どした?」


「あのヴァカ共を一瞬で黙らせる方法とか・・・・無いんですかね?」


「・・・・あの教室空間ごとどっかに捨てちゃおっか・・・・」


「・・・・やっぱ止めましょう」


管理職の憂鬱は続く。

今気づいたこと


『まだ朝のHRが始まっていない』


・・・・どうしましょ・・・・


そして、正月周辺で帰省するので一旦カツ丼を停止することになると思います。

まぁ、いつも通りゆっくり待っていってね!!!

ということでお願いしますw


ではではノシ

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